ドローンで空撮をするとき、多くの人が悩むのが「カメラの向き」です。
せっかくきれいな景色の中を飛ばしても、あとから映像を見返したときに「もう少し右を撮っておけばよかった」「自分も一緒に映したかった」とアングル調整で後悔することが多いと思います。
そんな空撮の悩みを大きく変えてくれたのが、ANTIGRAVITY A1です。

ANTIGRAVITY A1は、8K 360度撮影に対応した新しいタイプのドローン。
飛ばしている最中にカメラの向きを細かく決めなくても、周囲をまるごと記録して、あとから好きな構図を切り出せるのが最大の魅力です。
さらに、Visionゴーグルを装着して、Gripコントローラーで操作することで、まるで自分が空を飛んでいるような没入感も楽しめます。
一般的なドローンというより、「空を飛ぶ8K 360度カメラ」と呼びたくなるような1台です。
超高性能故にお値段も高額なので、購入前に気になるポイントは少なくありません。
この記事では、ANTIGRAVITY A1の使用感、魅力などをご紹介します。
なお、ANTIGRAVITY A1はメーカー様より実機のご提供をいただいておりますが、率直な感想をレビューします。
ANTIGRAVITY A1実機レビュー|結論、どんな人におすすめ?

ANTIGRAVITY A1をひと言で表すなら、「空撮の考え方を変えてくれる新しいタイプのドローン」です。
一般的なドローンは、飛ばしながらカメラの向きや構図を考えて撮影しますよね。
ですが、ANTIGRAVITY A1は360度カメラを内蔵しているため、飛ばしているときに細かく構図を決めなくても、あとから映像を好きなアングルで切り取ることができるのが能力を持っています。
そのため、ドローン操作に慣れていない人でも「撮り逃した」「カメラの向きが少しズレていた」という失敗を減らせると感じました。
特に、旅行、Vlog、YouTube、ショート動画、アウトドア撮影などで、少し変わった映像を撮りたい人にはかなり相性が良いモデルです。
また、直感操作を大切にしていることから、通常のラジコンコントローラー(プロポーショナルコントローラー)のような複雑な操作がなく、上昇、下降が可能で、さらに任天堂のSwitchのジョイコンのようなスティック型のグリップモーションコントローラーを左右に倒すだけで進行方向を帰ることができるんです。
8K 360度撮影、Visionゴーグル、グリップコントローラーなど、画期的なシステムを持っているため、価格も操作感も一般的な入門ドローンとは少し違います。
「とにかく安くドローンを始めたい」という人よりも、「これまでにない映像を撮りたい」「360度カメラで自由な編集、空撮も楽しみたい」という人に向いている製品です。
結論:空撮の常識を覆す「空を飛ぶ8K 360度カメラ」

ANTIGRAVITY A1の魅力は2つあります。
それが、「空を飛ぶ8K 360度カメラ」という点と、「グリップモーションコントローラーによる直感操作」で手軽に撮影、操縦ができることです。
普通のドローンでは、撮影中にカメラを前に向けるのか、下に向けるのか、被写体を追うのかを考えながら飛ばします。
慣れている人なら問題ありませんが、初心者にとっては「飛ばす操作」と「撮影の操作」を同時に考えるのは意外と大変なんです。
この点、ANTIGRAVITY A1は、周囲を360度記録できるため、撮影中はまず安全に飛ばすことにだけ集中すれば良いんです。
フライト後、家に帰ってから編集画面で「この角度がいい」「ここは自分を映したい」「ここは景色を見せたい」と、あとから構図を決められます。
この360度撮影が可能な点が一般的なドローンとはかなり異なっているんですね。
ドローンでありながら、Insta360シリーズのような360度カメラに近い考え方で使えるため、空撮初心者でも映像づくりの自由度を感じられるのがA1です。
さすが、Insta360のカメラを搭載しているだけありました。
また、Visionゴーグルを使うことで、ドローンの視点に入り込んだような感覚で飛ばせるのも大きな魅力です。
画面を見ながら操作するドローンとは違い、空の中を自分が進んでいるような没入感があります。
初めてフライトする時は、体が浮くような感覚に陥ったのには正直いって驚きました。
そのため、ANTIGRAVITY A1は「きれいな空撮を撮る道具」というだけでなく、「飛ばす体験そのものを楽しむガジェット」としても完成度の高い製品です。
実際に使って感じたメリット・デメリット

今回、飛行申請が間に合わなかったので、家の空き部屋を使ってフライトテストをしました。
そこで、ANTIGRAVITY A1を使ってまず感じたメリットは、撮影の自由度がとても高いことです。
360度で記録できるため、飛行中にカメラの向きを合わせる必要がないのは、思った以上にストレスフリーで操作できます。
あとから映像を見返して、好きな方向を切り出せるので、旅行先やアウトドアで「とりあえず飛ばしておく」という使い方がしやすいだろうなという印象。
特に、景色のきれいな場所や動きのあるシーンでは、あとから見つけられるアングルが多く、編集そのものが楽しい作業になりますよ。
もうひとつのメリットは、Visionゴーグルとグリップコントローラーによる直感操作と没入感が別世界を見せてくれます。
初めて使うとフワッと浮くような感覚がして少し不思議な感覚にも感じられますが、慣れてくると「ドローンを操縦している」というより「自分が空を移動している」ような感覚に近くなるのは感動ものです。

それでいて、ドローン本体が映像に映り込まない360度全天カメラは、ガンダムというアニメに出てくるNT1- アレックスの操縦席を思わせてくれる点も感激しました。
通常、360度カメラをドローンに取り付けると、どうしても機体やプロペラが映像に入りやすくなります。
ANTIGRAVITY A1は、最初から360度撮影を前提に設計されているため、より自然な空中視点の映像を作りやすいようです。
一方で、デメリットもあります。
まず、一般的なドローンと比べると、価格は高めです。
また、360度映像は自由度が高い反面、撮影後の編集が必要になります(編集自体は簡単で楽しいです”笑)。

普通の動画のように撮ったまま使うというより、あとから見せたい方向を選んで抽出する作業が入るため、編集が苦手な人は最初に少し慣れが必要です。
とはいえ、A1は360度カメラが秀逸なので、この編集作業がとても楽しい作業になりますよ。
もう一点デメリットを挙げると、360度データは8K撮影になるのでデータ容量が大きくなります。
MicroSDカードを挿入すると残録画時間がゴーグル側に表示される点はとても便利でした。
そして、屋外飛行する場合は、ドローンのルール確認も欠かせません。
本体が軽量であっても、日本では100g以上のドローンは機体登録の対象になります。
詳しい登録の手順はこちらの記事をご覧ください。
<a Href=”https://kamatainfo.com/?p=19909″ Target=”_blank”>⇒初心者向けに機体登録・目視外飛行・飛行許可承認手順を行政書士が徹底解説!</A>
総合的に見ると、ANTIGRAVITY A1は「普通のドローンでは撮れない映像を作りたい人」に向いた1台です。
空撮のきれいさだけでなく、360度ならではの自由な編集、ゴーグルによる没入感、直感的な操作体験まで楽しみたい人なら、かなり満足度の高いドローンといえます。
特徴とスペック|一般的なドローンとの決定的な違い

ANTIGRAVITY A1は、一般的なカメラ付きドローンとは少し違う立ち位置の製品です。
普通のカメラドローンは、カメラを使って、前方や下方向をきれいに撮影するのが得意です。
旅行先の風景、建物、海、山、街並みなどを安定して撮りたい場合には、とても使いやすいです。
一方で、ANTIGRAVITY A1は、撮影時にカメラの向きを固定して考えるのではなく、360度まるごと記録して、あとから必要な角度を選ぶスタイルです。
この違いが、使い方にも編集にも大きく影響します。
また、Visionゴーグルを使ってドローン視点で飛ばしながら、グリップコントローラーで直感的に操作できるため、FPVの楽しさをより身近にしたような印象です。
つまりANTIGRAVITY A1は、「安定した空撮ドローン」と「没入感のあるFPV」と「自由に編集できる360度カメラ」を組み合わせたような、新しいジャンルのドローンと言えます。
Insta360共同開発!ドローン本体が消える「見えない」360度構造

ANTIGRAVITY A1の大きな特徴が、Insta360と共同開発された8K 360度撮影です。
Insta360といえば、360度カメラで有名なメーカーですよね。個人的にはドローン分野に進出してきたことに驚きました。
その技術をドローンに組み込んだことで、ANTIGRAVITY A1は空中で360度映像を撮影できるようになっています。
一般的なドローンに360度カメラを取り付ける方法もありますが、その場合は機体やプロペラが映像に映り込んでしまうことがあります。
ANTIGRAVITY A1は、最初から360度撮影を前提に作られているため、映像上でドローン本体が映り込まない仕様になっていて、360度カメラメーカーの意気込みを感じられる仕上がりになっています。
これにより、まるで空中にカメラだけが浮いているような、不思議で自然な映像を作りやすくなります。
こちらはテストフライト動画です(部屋片付け中につき、汚くてすみません…)
ただし、離陸前のみ後ろ脚パーツが映り込むのが確認できました。実際の撮影には全く問題ありません。
この「見えないドローン」のような仕組みは、360度カメラを得意とするinsta360の技術の強みを活かしたANTIGRAVITY A1ならではの魅力です。
たとえば、海辺を飛ばした映像では、自分の前方だけでなく、横の景色、後ろの景色、真下の地形、空の広がりまで記録できます。
撮影時点で構図を決めなくて良いので、初心者でも映像づくりに挑戦しやすいのは本当にありがたいです。
何故かというと、直感操作とはいえ、慣れるまではドローンの操縦に気を取られてしまうため、撮影の角度や方向などに意識を向けられないからです。
「あとから自由にアングルを選べる」というメリットは思いの外、大きい要素です。
特に、YouTubeショート、Instagramリール、TikTokなど、縦動画にも横動画にも使いたい人にとっては、かなり便利な撮影スタイルだと感じます。
【外観&操作性】VisionゴーグルとGripコントローラーの没入感をレビュー

ANTIGRAVITY A1でまず印象に残るのが、VisionゴーグルとGripコントローラーを使った独特の操作スタイルです。
一般的なドローンは、スマホ画面や送信機のモニターを見ながら操作することが多いのですが、ANTIGRAVITY A1は、ゴーグルを装着してドローン目線の映像を見ながら、Gripコントローラーで進みたい方向へ操作していきます。
この時点で、普通のカメラ付きドローンとはかなり体験が違います。
ドローンを外から見て操縦しているというより、自分が空中を移動しているような感覚に近く、ゴーグルを付けて映像を見るだけでもかなり没入感があります。
特に、360度映像と組み合わさることで、ただ前方を撮影するだけではなく、視線を周囲に移すと360度、景色を見渡しながら飛ばせ、まるで鳥になった気分にさせてくれますよ。
「空撮するための道具」というより、「空の中に入り込んで撮影するガジェット」と表現したほうが近いかもしれません。
装着感・画質・酔いやすさは?Visionゴーグルの見やすさを検証

Visionゴーグルは、ANTIGRAVITY A1の没入感を大きく支えている重要なアイテムです。
スマホ画面を見ながら飛ばすドローンとは違い、映像の中に入り込む感覚があるため、初めて使うとかなり新鮮です。
外観は近未来的な印象があり、ガジェット好きにはかなり刺さるデザインでした。
本体はゴーグル型なので、メガネやVRデバイスに近い感覚ですね。
装着したときの重さについては、短時間のフライトであれば、そこまでの負担は感じませんが、ゴーグルは重いので長時間装着の際は疲れるかもしれません。
ゴーグルの実測値は、351.5gで、ゴーグルは外部バッテリーから給電するため、バッテリーの重みも足すと525.5gでした。
【ゴーグルのみの実測値】

【ゴーグルとゴーグル専用バッテリーの実測値】

バッテリー自体は服などに引っ掛けておけば良いのですが、ゴーグルの重さはそのまま首周りにズシッと来るので、その点だけは覚悟しておきましょう。
ただ、首の疲れより、楽しさの方が上回りますよ。笑
画質については、さすが8Kと思わせてくれる映像美でした。
今回は室内でのテストフライトでしたが、宛先の書かれたダンボールが置かれているのに気が付かず、撮影後、アップ画像で自宅住所が書かれていたのが判読できたので、再撮影することに。苦笑
とはいえ、視界いっぱいに解像度の高い映像が広がることで、スマホ画面では得られない迫力があります。
景色の奥行きや高さを感じられ、幽体離脱しているような感覚になるのはA1ならではですね。
是非、外でも飛ばしてみたいと感じました。

ちなみに、ゴーグルは単に没入感を得るためだけの映像受信装置ではなく、各種シグナルを発信してくれる情報端末でもあります。
例えば、電波の受信状況が悪いとアラートを無らしてくれたり、リモコンやA1本体等々の各種バッテリー残量の表示、SDカードの録画時間の表示や離着陸に関する補助的アナウンスなんかもしてくれる優秀な秘書のようなイメージです。
そのため、ドローン初心者の方でも案内に従って操作すれば簡単にA1の操縦ができる点は強みだと感じました。

他方で、もしかしたらリアルな浮遊感まで感じられるA1の映像美ゆえに、乗り物酔しやすい方は、気持ち悪くなる可能性は否定できません。
私は乗り物酔いになったことがないので分からないのですが、念のため酔い止めを飲んでおくなどの対策を取っておくと良いですよ。
総合的に見ると、VisionゴーグルはANTIGRAVITY A1らしさを強く感じられる装備です。
本当、アイテムではなく装備という言葉がしっくり来ますね”笑
普通のドローンとは違う「飛んでいる感覚」を味わえるので、没入感を重視する人にはかなり魅力的なんです。
是非、空中浮遊を楽しんでみてください♪
本当に直感的?Gripコントローラーによる新感覚のフライト体験

ANTIGRAVITY A1の操作で特徴的なのが、Gripコントローラーです。
一般的なドローンの送信機は、左右のスティックを使って上昇、下降、前進、後退、旋回などを細かく操作します。
ドローンに慣れている人には自然な操作ですが、初心者にとっては最初に覚えることが多く、かなり難しいことを求められます。
この点、ANTIGRAVITY A1のGripコントローラーは、感覚的に操作できるのが魅力です。
基本的には、進みたい方向へコントローラーを向け、トリガー操作で飛ばしていきます。
帰還させるときもボタン操作で自動で戻ってきてくれるのは、操作に不慣れな初心者にはとてもありがたい機能でした。

行きたい方向を見る、コントローラーを向ける、進む。
この流れが直感操作に直結していると思われ、ドローン初心者でも最初の操縦のハードルはかなり低くなっています。
万が一、衝突の危険があってもアラートがでますし、危険回避システムを搭載している点も、初心者にとっては安心して飛ばせます。
また、Gripコントローラーには上昇や下降、ブレーキ、自動帰還など、飛行中に使いたい操作が手元にまとめられています。
特に安心感があるのは、ブレーキやRTHの操作です。

飛行中に「あれ、少し近づきすぎたかも」と感じたとき、すぐに止められます。
ドローンは楽しい反面、慣れないうちは距離感やスピード感をつかみにくいんですよね。
そのため、すぐに停止できる操作を事前に覚えておくことはとても大切です。
逆に、Gripコントローラーの操作は、従来型のドローン操作に慣れている人ほど最初は少し不思議に感じるかもしれません。
スティックで細かく機体を動かす感覚とは違い、体の向きや手の動きも含めて操作するため、最初の数回は「いつものドローンと違う」と感じるでしょう。
逆に、ドローンを初めて触る人のほうが、先入観なく受け入れられます。
細かい位置調整や狭い場所での操作については、慣れが必要です。
まずは、広くて安全な場所で、まずは前進、停止、旋回、上昇、下降をゆっくり試すのがおすすめです。
ANTIGRAVITY A1のGripコントローラーは、「操縦の難しさを減らして、飛ぶ楽しさに集中させてくれる」アイテムだと感じます。
初心者でも安心!アプリ設定の手順とフライトシミュレーターの活用

ANTIGRAVITY A1は、見た目や操作方法が従来のコントローラーとは違うため、初めて使う前は「設定、操作が難しそう」と感じるかもしれません。
ただ、基本的な流れを順番に進めれば、初心者でもセットアップしやすい構成になっています。
むしろ、操縦の難しいドローンを初心者でも手軽に操縦できる仕様に仕上げているんです。
まずは、Antigravityアプリをインストールしましょう。
最初のセットアップで重要なのが、A1本体、Visionゴーグル、Gripコントローラーの3点ををしっかり充電することです。
フライトシュミレーターという、練習システムがあるのですが、これを使うためにも、ドローン本体だけでなく、ゴーグルやコントローラーも要充電が必要になってきます。
また、初回のペアリングの動作確認も行いたいので、初回設定の前にすべてのバッテリーを満充電にしておくことをオススメします。
次に、アプリを開いてデバイスを接続します。
画面の案内に従いながら、A1本体、Visionゴーグル、Gripコントローラーを順番にアクティベートしていきます。
途中でファームウェア更新が表示された場合は、先に更新しておくのがおすすめです。
ドローンは安全性に関わる製品なので、初回フライト前に最新の状態へ更新しておきましょう。
初めてのフライトで特に活用したいのが、フライトシミュレーターです。
ANTIGRAVITY A1は、実際に飛ばす前に仮想環境で操作を練習できます。
これは初心者にとってかなり心強い機能ですし、このフライトシュミレーターだけでも没入感が高く面白いので、是非やってみてください。
それに、いきなりドローンの初フライトをしてしまうと、壁や人に衝突する可能性がないとも言い切れません。
A1には高度な衝突回避システムが搭載されていますが、過信は禁物です。

特に、焦って操作すると、ブレーキとアクセルを間違えてさらにアクセルを踏み込む事故が起きるように、操作ミスを誘発するので気をつけましょう。
フライトシミュレーターを使えば、実機を飛ばす前に、進む、止まる、向きを変える、上昇する、下降するという基本操作を確認できます。
まずはシミュレーターでGripコントローラーの反応に慣れておくと、初回フライトの不安をかなり減らせます。
特に練習しておきたいのは、ブレーキ操作とRTH(Return-to-Home=自動帰還)の使い方です。
前進や旋回は楽しい操作ですが、本当に大事なのは「止まりたいときに止まれること」と「戻したいときに戻せること」です。
また、フライトシミュレーターは天気が悪い日でも操作感を確かめられる点はメリットですね。
ドローンは風や雨の影響を受けやすいため、飛ばしたい日に必ず練習できるとは限りません。
そんなときでも、室内で操作感を確認できるのです。
ANTIGRAVITY A1は、見た目も操作感もかなり先進的なドローンですが、初回設定と練習の流れをきちんと踏めば、初心者でも段階的にすぐに慣れていけます。
最初からかっこいい映像を撮ろうとするよりも、まずは安全に離陸し、ゆっくり動かし、確実に停止することを意識するのがおすすめです。
そのうえで、少しずつ360度撮影やリフレーミング、スカイパス、スカイジーニーなどの機能を試していくと、ANTIGRAVITY A1らしい楽しさをより感じやすくなります。
【空撮・編集検証】8K 360度リフレーミングの圧倒的な自由度と注意点
ANTIGRAVITY A1のいちばん大きな魅力は、やはり8K 360度撮影に対応していることです。
一般的なドローンでは、撮影中にカメラの向きを決めながら飛ばす必要があります。
前を撮るのか、下を撮るのか、被写体を追うのか。
飛ばしながら構図も考える必要があるため、初心者にとっては少し忙しく、難しく感じることがあります。
その点、ANTIGRAVITY A1は360度で周囲をまるごと記録できます。
つまり、撮影中に完璧な構図を決めきれなくても、あとからスマホやPCで好きな角度を切り出せるのが大きな強みです。
飛ばしている最中は、まず安全な操作に集中し、あとから映像を見ながら「ここは前方の景色を使おう」「ここは自分を映そう」「ここは真下の風景を見せよう」と決められます。
空撮に慣れていない人ほど、この自由度の高さはありがたく感じるはずです。
また、YouTube、Instagramリール、TikTok、ブログ用動画など、使う場所に合わせて横動画にも縦動画にも作り直しやすいのも便利だと感じました。
1回のフライトで撮影した素材から、横長のYouTube用動画、縦長のショート動画、ブログ内に埋め込む説明用動画など、複数のパターンに展開しやすくなります。
ただし、8K 360度動画は便利な反面、データ容量や編集負荷が大きくなる点には注意が必要で、MicroSDカードを複数枚用意しておくなど、データ容量にも気を配っておきましょう。
ANTIGRAVITY A1は「撮って終わり」のドローンというより、「撮ってから編集して完成させる」タイプのドローンです。
そのため、購入前には空撮性能だけでなく、編集環境まで含めて考えておくと失敗しにくいです。
撮り逃しゼロ!撮影後にスマホ・PCであらゆる構図を切り出す楽しさ
ANTIGRAVITY A1で撮影していて特に楽しいのが、撮影後に構図を自由に決められるリフレーミングです。
リフレーミングとは、360度で撮影した映像の中から、あとで好きな向きを選んで通常の動画として書き出す作業のことです。
たとえば、ドローンを前に進めながら撮影した場合でも、あとから前方の景色だけを見せることも、後方のみを見せることも可能なんです。
これが360度全天撮影を切れ目なく行えるA1の強みです。
あとから編集画面で落ち着いて構図を決められるので、空撮に慣れていない人でも作品づくりを楽しみやすいと感じました。
また、SNS向けの動画を作る人にも相性が良いです。
最近は、YouTubeでは横動画、InstagramやTikTokでは縦動画というように、使う場所によって求められる画角が違います。
通常のドローンで横向きに撮影した映像をあとから縦動画にすると、どうしても使える範囲が狭くなったり、見せたい部分が切れてしまったりします。
ANTIGRAVITY A1の360度素材なら、あとから縦長に切り出すこともできるので、一つの撮影を複数媒体用に使える点は大きな安心材料になりますよ。
1回の撮影素材をいろいろな形に使い回せるため、ブログ運営者や動画投稿者にとってはかなり実用的です。
選択肢が多いぶん、最初はどの構図が正解なのか悩むかもしれません。
その場合は、最初から凝った編集をしようとせず、「前方の景色を見せる」「真下を見下ろす」「最後に自分を映す」など、シンプルな流れから始めるのがおすすめです。
リフレーミングは、慣れてくるほど楽しくなる機能です。
最初は短い動画で練習し、少しずつカメラワークを増やしていくと、ANTIGRAVITY A1らしい映像を作りやすくなります。
AI追従(Deep Track)や自動撮影(Sky Genie)のクオリティ
ANTIGRAVITY A1には、撮影をサポートしてくれる機能としてDeep TrackやSky Genieが用意されています。
Deep Trackは、被写体を追いかけるための機能です。
たとえば、人や乗り物などを撮影するときに、被写体を画面内に収めたまま追いかけてくれます。
通常、ドローンで被写体を追いながら撮影するには、操縦とカメラ操作の両方に慣れが必要です。
少しでも操作が遅れると、被写体が画面の端に寄ってしまったり、見切れてしまったりします。
Deep Trackを使えば、こうした追従撮影を補助してくれるため、初心者でも動きのある映像に挑戦しやすくなります。
Sky Genieは、より自動撮影に近い感覚で使える機能です。
Sky Genie自体は、プロのドローン操縦者が数年かけて習得する高度な技術をワンタップで操作、実行できる便利な機能なんですね。
ドローンの動きや撮影演出をサポートしてくれるため、自分で細かく操作しなくても、印象的な空撮カットを作りやすくなります。
たとえば、被写体を中心にした動きや、景色を広く見せるような動きなど、手動操作では少し難しいカットにも挑戦しやすくなります。
ドローン初心者にとって、最初から映画のようなカメラワークを作るのは簡単ではありません。
Sky Genieのような機能があると、撮影のハードルを下げてくれます。
「自分で全部操作しなくても、それっぽい映像が作れる」というのは、初心者にとって大きな魅力です。
Deep TrackやSky Genieは、ANTIGRAVITY A1の撮影体験をさらに楽しくしてくれる機能です。
ただ飛ばすだけではなく、被写体を追ったり、印象的なカメラワークを作ったりできるので、動画の完成度が自然に上がってきます。
【要確認】8K 360度動画のデータ容量と、編集に必要な端末スペック
ANTIGRAVITY A1を購入する前に、必ず確認しておきたいのが8K 360度動画のデータ容量と編集環境です。
8K 360度動画は、映像としての情報量がとても多いです。
きれいで自由に編集できる反面、ファイルサイズは大きくなりやすく、保存にも編集にも負荷がかかります。
短い動画であれば問題なく扱えても、長時間撮影を繰り返すと、ストレージ容量をかなり使う可能性があります。
特に旅行やアウトドアでたくさん撮影する場合は、microSDカードの容量に余裕を持たせておきたいです。
また、撮影後にスマホやPCへ取り込むときにも、保存先の空き容量が必要になります。
スマホの容量が少ない状態だと、せっかく撮影した動画を読み込めなかったり、編集途中で動作が重くなったりすることも考えられます。
そのため、ANTIGRAVITY A1を本格的に使うなら、撮影前にストレージの空き容量を確認しておくことが大切です。
編集に使う端末の性能も重要です。
360度動画は、普通の動画よりも処理が重くなりやすいです。
さらに8Kとなると、スマホやPCの性能によって快適さに差が出ます。
私はiPhone 17 Proでテストしましたが、iPhone 17 Proの処理能力はさすがで、何も支障はありませんでした。
新しいスマホや性能の高いPCであれば困る状況に直面するのは少ないと思います。
ですが、古い端末やストレージの少ない端末、いわゆる格安機では、プレビューがカクついたり、書き出しに時間がかかったりする可能性があります。
特に、複数の動画をつなげたり、色味を調整したり、BGMやテロップを加えたりする場合は、さらに負荷が大きくなります。
ブログやYouTube用にしっかり編集したい人は、スマホだけで完結させるのか、PCも使うのかを事前に考えておくと安心です。
スマホ編集は手軽で、SNS向けの短い動画には向いています。
PC編集では、大きな画面でリフレーミングの角度を確認しやすく、カット編集やテロップ入れもしやすくなります。
ただし、PCであっても性能が低いと、8K 360度素材の扱いは重くなるのでご注意ください。
購入前には、自分のスマホやPCで360度動画編集がどのくらい快適にできるかを確認しておくと良いでしょう。
また、データ管理も意外と大切です。
8K 360度動画は、撮影すればするほど容量が増えていきます。
撮影後は、不要な素材を整理したり、完成した動画を外付けSSDやクラウドに移したりする運用があると安心です。
ANTIGRAVITY A1は、撮影の自由度がとても高いドローンです。
ただし、その自由度をしっかり活かすには、編集環境とデータ管理もセットで考える必要があります。
「撮れる映像がすごい」だけでなく、「その映像を快適に編集できるか」まで確認しておくと、購入後の満足度はかなり変わります。
初めて使う場合は、いきなり長時間撮影するのではなく、まずは短い動画を撮って、スマホやPCで編集の流れを試してみるのがおすすめです。
撮影、取り込み、リフレーミング、書き出しまで一度体験しておくと、自分の環境でどれくらい扱いやすいかがわかります。
ANTIGRAVITY A1は、空撮の楽しさだけでなく、編集の楽しさも味わえるドローンです。
だからこそ、撮影前の準備、保存容量、編集端末の確認まで含めて使うことで、この製品の魅力をより引き出せると感じました。
【飛行性能】249g級の安定感と気になるバッテリー持ち・安全機能
ANTIGRAVITY A1は、8K 360度撮影やVisionゴーグルの印象が強いドローンですが、実際に使ううえで気になるのは「ちゃんと安定して飛ぶのか」「バッテリーはどれくらい持つのか」「安全機能は安心できるのか」という部分です。
特にドローン初心者にとって、画質や編集機能よりも先に気になるのは、飛ばしていて怖くないかどうかだと思います。
ANTIGRAVITY A1は249g級の軽量ドローンなので、持ち運びやすく、旅行やアウトドアにも持って行きやすいサイズ感です。
バッグに入れても大きな負担になりにくく、「今日は少し空撮してみよう」と思ったときに持ち出しやすいのは大きなメリットです。

一方で、軽いドローンには風の影響を受けやすいという面もあります。
室内や無風に近い場所では安定していても、屋外では風の強さによって飛ばしやすさが変わります。
そのため、初めて飛ばすときは、風が弱く、広くて見通しの良い場所を選ぶのがおすすめです。
A1は安全機能も充実しており、障害物回避や自動帰還など、初心者にとって安心できる機能が用意されています。

また、249g級という軽さは魅力ですが、日本では100g以上のドローンは機体登録の対象になります。
そのため、「軽いから何も手続きなしで自由に飛ばせる」と考え手はいけません。
飛行場所や飛行方法は、許可・承認や飛行計画の通報が必要になります。
ANTIGRAVITY A1は初心者にも扱いやすいドローンですが、安全機能と法律上の確認はセットで考えてください。
⇒ドローンAntigravity A1を飛ばすための完全攻略ガイド|初心者向けに機体登録・目視外飛行・飛行許可承認手順を行政書士が徹底解説
離陸・ホバリングの安定性と、障害物回避・自動帰還(RTH)の安心感
ドローンで最初に緊張するのが、離陸と着陸です。
特に初めてドローンを飛ばす人は、「ちゃんと浮くのか」「急に動かないか」「戻せなくなったらどうしよう」と不安に感じやすいと思います。
ANTIGRAVITY A1は、離陸ボタンを押すと自動で1.2mの高さまでホバリングしてくれます。
一般的な家庭の天井高が2.4mくらいと言われているので、室内の方付いた下手であれば、離着陸の練習が可能です。
A1は比較的軽量ですが、機体がふわっと浮き上がったあと、その場にとどまってくれるホバリング性能は非常に高いことに驚きました。
ホバリングが安定しているので、次の操作を考える時間もできます。
ドローン初心者にとって、この「いったん止まって考えられる」という安心感はとても大きいです。
A1はVisionゴーグルを使って飛ばすため、目の前にドローン視点の映像が広がります。
その没入感はとても楽しいのですが、最初は距離感や高さの感覚がつかみにくいこともあります。
そのため、いきなり遠くへ飛ばすのではなく、まずは近い範囲で上昇、停止、前進、後退、旋回をゆっくり試すのがおすすめです。
しかも、安定したホバリング機能があるからこそ、次の操作を安心して考えることができるんですね。
そして、安全機能として心強いのが、障害物回避です。
A1は周囲の状況を検知しながら飛行をサポートしてくれるため、初心者特化のドローンと言っても良いでしょう。
特に、木や壁に近づきすぎたとき、何も補助がないドローンなら当たって終わりですが、A1の初期設定であればブレーキモードになっているので、手前で止まってくれます。
設定を変えればバイパス(自動迂回)というモードに切り替え可能です。
これらは、レンズのビジョンセンサーや赤外線センサーを使って状況判断をしてくれています。
もちろん、安心安全な運転は心がけないといけませんが、初心者操縦者だとうっかりが起こりがちです。
その点は、A1の補助機能があることで安心して動かせます。
もうひとつ安心感があるのが、自動帰還、いわゆるRTHです。
RTHは、ボタン操作などでドローンを離陸地点付近へ戻してくれる機能です。
ドローンを飛ばしていて、「少し遠くへ行きすぎたかも」「方向がわかりにくくなった」と感じたときに、ボタン操作のみで戻ってきてくれます。
A1はゴーグルを使うため、通常の目視操作とは感覚が違います。
そのぶん、初回フライト前にRTHの使い方を確認しておくことがとても大切です。
どのボタンで作動するのか、どのような動きで戻ってくるのか、途中でキャンセルできるのかを事前に把握しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
また、ランディングパッドを使うと、離着陸場所をわかりやすくできます。
砂利、草地、土の上などで直接離着陸すると、プロペラが小石や砂を巻き上げることがあります。
ランディングパッドがあれば、機体やレンズを汚しにくく、着陸地点も見つけやすくなります。
特にA1は360度カメラを搭載しているため、レンズまわりの汚れや傷には気を使いたいところです。
離陸、ホバリング、障害物回避、RTHを総合すると、ANTIGRAVITY A1は初心者でも安心して使えるドローンだと感じました。
ただし、安心できる機能が多いからこそ、過信せず、最初は低く、近く、ゆっくり飛ばすことが大切です。
実際のバッテリー持ちと、追加バッテリー・アクセサリーの必要性
ANTIGRAVITY A1のバッテリーは、標準フライトバッテリーと大容量フライトバッテリーで飛行時間が変わります。
標準フライトバッテリーでは最大24分、大容量フライトバッテリーでは最大39分とされています。
この数字だけを見ると、かなり長く飛ばせるように感じます。
ただし、ドローンのバッテリー持ちは、飛ばし方や環境によって変わります。
風が強い日、スポーツモードのように速く飛ばす場面、上昇や下降を何度も繰り返す場面、低温の環境では、バッテリーの減りが早くなる可能性があります。
また、安全のためには、バッテリーを最後まで使い切るのではなく、余裕を残して戻すことが大切です。
そのため、実際の撮影では、公称時間いっぱいまで飛ばし続けるというより、帰還分の余裕を残したうえで撮影時間を考えるのが現実的です。
特に初心者の場合は、残量が少なくなってから慌てて戻すよりも、まだ余裕があるうちに帰還させるようにしてください。
A1は360度撮影ができるため、1回のフライトで複数の構図をあとから切り出せます。
この点は、バッテリー効率の面でも大きなメリットです。
A1なら、1回のフライトで周囲を広く記録し、あとから必要な構図を作れる分、撮り直しの回数を減らせて、限られたバッテリー時間を有効に使えるんですね。
とはいえ、実際に旅行やアウトドアで使うなら、バッテリー1本だけでは少し心もとないのが正直なところ。
そのため、本格的に使うなら追加バッテリーは用意しておきたいアクセサリーです。
個人的には、最低でも合計2本、しっかり撮影したいなら3本あると安心です。
1本目でテスト飛行、2本目で本番撮影、3本目で予備や追加カットという使い方ができます。
ブログやYouTube用にレビュー素材を撮る場合は、複数のカットが必要になるため、バッテリーの本数はかなり重要です。
A1の商品構成の中に、インフィニティキットというのがあり、そこには大容量バッテリー3本が付属してくるので、どの構成にするか迷ったら、インフィニティキットにしておくと良いですよ。
また、充電ハブもあると便利です。
バッテリーを1本ずつ充電するより、複数本を順番に充電できるほうが管理しやすくなります(この充電ハブもインフィニティキットに同梱されています)。
もし、屋外で安心して使いたいなら、ランディングパッドやレンズ保護系のアクセサリーも準備しておいた方が良いかもしれません。
ANTIGRAVITY A1は、軽量で持ち運びやすく、撮影効率にも優れたドローンです。
ただ、バッテリー1本だけで何でも撮り切るというより、複数バッテリーを用意して、余裕を持って安全に飛ばすほうが、このドローンの魅力をしっかり楽しめます。
【重要】日本国内でANTIGRAVITY A1を安全に飛ばすための法規制
A1の飛行に関する法規制については、下記記事に詳細を記載してあるので、そちらをご覧ください。
⇒ドローンAntigravity A1を飛ばすための完全攻略ガイド|初心者向けに機体登録・目視外飛行・飛行許可承認手順を行政書士が徹底解説
よくある質問(FAQ)
ここでは、ANTIGRAVITY A1を購入する前に気になりやすいポイントをまとめました。
ANTIGRAVITY A1は、8K 360度撮影やVisionゴーグル、Gripコントローラーなど、かなり新しい体験ができるドローンです。
その一方で、普通のカメラドローンとは使い方が少し違うため、初めて検討する人ほど不安もあると思います。
特に気になるのは、初心者でも操作できるのか、雨や風の日に使えるのか、スマホだけで編集できるのかという点ではないでしょうか。
結論から言うと、ANTIGRAVITY A1は初心者でも楽しみやすい設計です。
いきなり本格的な空撮を完璧にこなすというより、まずは安全な場所で少しずつ慣れていく使い方が向いています。
360度撮影はとても楽しいですし、撮影後の編集やデータ管理も楽しくなる面白い一台です。
「飛ばす楽しさ」と「編集して仕上げる楽しさ」の両方を味わえるドローンと考えると、ANTIGRAVITY A1の魅力がわかりやすいです。
ドローン完全初心者でも初日からまともに操作できますか?
ドローン完全初心者でも、初日から基本的な操作を試すことはできます。
ANTIGRAVITY A1は、VisionゴーグルとGripコントローラーを使った直感的な操作が特徴です。
従来のドローンのように、左右のスティックを細かく動かして操作するというより、見たい方向や進みたい方向を意識しながら飛ばせる感覚に近いです。
そのため、スティック操作に慣れていない人でも、最初のハードルは比較的低く感じると思います。
また、フライトシミュレーターを使って、実際に飛ばす前に操作を練習できる点も安心材料です。
ただし、法令上の機体登録などが必要になってくるので、買って即日飛ばすことはできない点にご注意ください。
雨の日や風が強い日でも飛ばせますか?
ANTIGRAVITY A1は防水ドローンではないため、雨の日の飛行は避けたほうが無難です。
小雨なら大丈夫だろうと思うかもしれませんが、ドローンはモーター、バッテリー、カメラ、センサーなどが組み合わさった精密機器です。
水分が内部に入ると、故障や誤作動の原因になる可能性があります。
特にANTIGRAVITY A1は360度カメラを搭載しているため、レンズに水滴が付くだけでも映像に大きく影響します。
せっかく8K 360度で撮影しても、レンズに水滴や曇りがあると、映像全体の印象が落ちてしまいます。
そのため、雨の日、霧が濃い日、湿気がかなり多い場所、水しぶきがかかりやすい場所では、無理に飛ばさないほうが安心です。
風が強い日も注意が必要です。
ANTIGRAVITY A1は249g級の軽量ドローンなので、持ち運びやすい反面、強風の影響は受けやすくなります。
風が弱い日であれば安定して飛ばしやすいですが、風が強い日は機体が流されたり、バッテリー消費が早くなったりする可能性があります。
特に海沿い、河川敷、山の上、ビルの間などは、地上で感じるよりも上空の風が強いことがあるので注意しましょう。
動画の切り出しや編集は、スマホアプリだけで完結しますか?
短い動画やSNS向けの編集であれば、スマホアプリだけで完結可能です。
ANTIGRAVITY A1は360度で撮影した映像を、あとから好きな方向に切り出せるのが大きな魅力です。
スマホアプリを使えば、撮影した映像を確認しながら、見せたい方向を選んだり、横動画や縦動画として書き出したりできます。
YouTubeショート、Instagramリール、TikTokなどに使う短い動画であれば、スマホだけでも十分楽しめます。
まとめ|ANTIGRAVITY A1は映像表現の未来を体験できる1台
ANTIGRAVITY A1は、普通のドローンとは少し違う魅力を持った1台です。
一般的なドローンは、飛ばしながらカメラの向きや構図を考えて撮影します。
一方でANTIGRAVITY A1は、8K 360度で周囲を記録し、あとから好きな角度を切り出せます。
この違いは、実際に使ってみるとかなり大きいです。
撮影中に完璧な構図を決めなくても、あとから「この角度がよかった」「ここは縦動画にしたい」「ここは真下を見せたい」と選べるので、映像づくりの自由度が一気に広がります。
また、VisionゴーグルとGripコントローラーによる没入感も、ANTIGRAVITY A1ならではの魅力です。
スマホ画面を見ながら操作するドローンとは違い、ドローンの視点に入り込んで飛ばす感覚があります。
空撮映像を撮るだけでなく、飛ばす体験そのものを楽しめるのは大きなポイントです。
空撮のきれいさだけでなく、360度映像の自由な切り出し、没入感のあるフライト、AIを使った撮影サポートまで楽しめるため、まさに次世代型の空撮ガジェットと言えます。
ANTIGRAVITY A1がおすすめな人・おすすめしない人
ANTIGRAVITY A1がおすすめなのは、まず新しい映像表現を試したい人です。
普通のドローン空撮に物足りなさを感じている人や、360度カメラのような自由な編集を空撮でも楽しみたい人には、かなり相性が良いです。
特に、YouTube、Instagram、TikTok、ブログなどで映像コンテンツを作っている人なら、1回の撮影素材から横動画、縦動画、ショート動画、サムネイル用の切り出しまで展開しやすい点に魅力を感じると思います。
旅行やアウトドアが好きな人にも向いています。
美しい景色をただ前方から撮るだけでなく、あとから空、地面、自分、周囲の風景を自由に見せられるため、思い出の残し方が大きく変わります。
また、ドローンを操縦する体験そのものを楽しみたい人にもおすすめです。
Visionゴーグルを使ったフライトは、通常のモニター操作とは違う没入感があります。
一方で、ANTIGRAVITY A1をおすすめしにくい人もいます。
まず、とにかく安くドローンを始めたい人には向きません。
ANTIGRAVITY A1は高機能なぶん価格も高めなので、単純に「少し空撮してみたい」という目的なら、より安い入門ドローンのほうが合う場合もあります。
また、編集作業をあまりしたくない人にも少し不向きです。
ANTIGRAVITY A1の魅力は、撮影後に構図を切り出せることです。
つまり、撮った映像をそのまま使うというより、あとから選んで仕上げる工程があります。
この編集作業を楽しめる人には最高に面白いアイテムです。


