アウトドアや日常生活で頼れるスマートウォッチを探している方にぴったりなのが「AGM Legion Pro」です。
価格は1万5千円以下と手が届きやすく、それでいてタフさと多機能さを兼ね備えています。
今回、メーカー様より実機をご提供いただきました。
本記事では、基本スペックから実際の使い心地、競合との違いまで詳しく紹介していきます。
AGM Legion Pro レビュー:全体の概要
AGM Legion Proとは?ブランドと製品ポジション
AGMは耐久性の高いスマートデバイスを得意とするブランドで、これまでにアウトドア愛好家やビジネスパーソンから幅広く支持を集めてきました。
そのラインナップの中でLegion Proは特に注目されるモデルであり、日常生活の中での便利さと本格的なアウトドア利用の両方に対応できる点が大きな魅力です。
単なるスマートウォッチにとどまらず、登山やキャンプなど過酷な環境でも安心して使用できる頑丈さを備え、同時に日常的な通知管理や健康モニタリングといった機能も充実しています。
こうした特性により、幅広いユーザー層にとって「ひとつで二役」を果たしてくれる存在として登場しました。
基本スペック一覧(ディスプレイ・バッテリー・サイズなど)
ディスプレイ:1.43インチ AMOLED。
解像度が高く600nitsの高輝度に対応しているため、屋外の日差しの下でも視認性が高く、文字や地図がはっきり見えます。
指紋防止加工やタッチ感度の高さも特徴です。
バッテリー:370mAh。通常使用で最大10日間、スタンバイで30日以上稼働するため、旅行やキャンプでも安心です。
急速充電に対応しており、短時間で実用レベルまで充電できるのも便利なポイントです。
サイズ:48×53×12.3mm。
大きめながら薄型設計のため装着感は軽快で、手首の動きを妨げにくいです。
ケースは頑丈な素材で作られており、衝撃にも強い設計になっています。
重量:本体35g、ストラップ込み57g。
軽量なので長時間の装着でも疲れにくく、ジョギングやトレッキング中も快適に使えます。
ストラップの素材は肌にやさしく、汗をかいてもかゆみが出にくい点も評価されています。
対応スマホOSとアプリ環境(AGM Nexusアプリ)
AndroidとiOSに対応し、専用の「AGM Nexus」アプリと連携可能です。
このアプリを使うことで、通知の受け取りやGPSマップの管理、健康データの確認といった基本的な操作だけでなく、トレーニング記録の蓄積や日々の活動量の分析、睡眠の質に関する詳細なレポートなども確認できます。
さらにアプリ上ではウォッチフェイスの変更やスポーツモードのカスタマイズ、ファームウェアアップデートの適用なども可能で、使えば使うほど自分好みに調整できる仕組みになっています。
こうした連携によって、単体では限界のあるスマートウォッチの機能が大きく広がり、日常生活やアウトドアのさまざまなシーンでより便利に活用できるのが大きな魅力です。
以下ではアプリ画面を掲載します。こちらは、データの概要画面です。


ついでに睡眠ログも確認しておきましょう。

睡眠ログだけでなく、このように睡眠に関する学習もすることができる点が特徴的でした。

AGM Legion Pro のデザインと耐久性
デザインコンセプトと装着感(重量・カラー・バンド)
ブラックとネオンオレンジの2種類のバンドが付属しており、アウトドアシーンでは明るいオレンジで視認性を高め、日常やビジネスでは落ち着いたブラックを選ぶなどシーンに応じて使い分けができます。
重さは軽めに設計されていて、長時間つけても手首に負担がかかりにくいのが特徴です。
また、肌に触れる部分の素材は通気性や柔軟性が意識されており、汗をかいてもベタつきにくく快適に装着できます。
バンド交換も容易なので、自分のスタイルに合わせてカスタマイズする楽しさも広がります。
タフネス仕様と防水性能(MIL規格・IP68・5ATM)
米軍規格のMIL-STD-810Hをクリアしており、落下や振動、温度変化といった過酷な状況でも安定した性能を発揮します。
さらにIP68の防塵・防水性能を備えているため、砂埃の舞う環境や突然の大雨でも安心です。
加えて5ATM対応なので、水深50mでの使用も理論上は可能で、スイミングや軽いダイビングといったウォータースポーツにも対応できます。
日常生活の防水を超え、アウトドアやアクティビティでも本格的に活躍できる堅牢さが魅力です。
この価格帯で本格的なダイビングに対応しているというのに驚きですね。
ダイビング対応モデルは他社からも出ていますが3万円以上からと高価になっているのが特徴です。
その点、AGM Legion Proはリーズナブルな価格帯でダイビングモードを実現しています。
交換バンドやカスタマイズ性
付属の交換バンドは簡単に取り替えられるため、その日の気分やコーディネートに合わせて手軽にカスタマイズできます。
カラーや素材の違うバンドに変えることで印象が大きく変わり、アウトドア向けに明るい色を選んだり、フォーマルな場面では落ち着いたカラーを選ぶといった使い分けが可能です。
また、ストラップの素材感も工夫されており、シリコンやナイロンなど異なる質感のバンドと互換性を持たせることで、肌触りや装着感を自分好みに調整できるのも魅力です。
こうしたカスタマイズ性の高さは、毎日身につけるスマートウォッチをより個性的に演出するポイントになります。
日常シーン/ビジネスシーンへの適応力
デザインはシンプルでスタイリッシュなため、バンドを交換すればアウトドアだけでなくビジネスの場面でも違和感なく使えます。
スーツやカジュアルな服装に自然に溶け込み、オフィスでも浮かない落ち着いた印象を与えられる点が評価できます。
さらに、通知やスケジュール確認といった機能も仕事シーンで役立つため、プライベートとビジネスの両方を一台でカバーできる汎用性の高さがあります。
AGM Legion Pro のパフォーマンスとバッテリー ディスプレイの見やすさと操作性(AMOLED・グローブ対応)
AMOLEDディスプレイは非常に明るく発色が鮮やかで、直射日光下でも文字や画像がくっきり見えるため、屋外での利用に強みがあります。
視野角も広く、手首の角度を変えても情報が見やすいのが魅力です。
さらに指の反応速度に優れており、スクロールや画面切り替えもスムーズです。
グローブをしたままでもタッチ操作ができるので、冬場の登山やバイク走行時でもいちいち手袋を外さずに操作でき、実用性の高さが際立ちます。
バッテリー持続時間と充電方式(マグネット式・省電力モード)
通常利用で約10日間、スタンバイでは30日以上と長持ちする設計で、頻繁に充電する必要がないのは大きな安心感につながります。
アップルウォッチが以前1日しかもたず、ユーザーが逃げてしまったということがありましたが、AGM Legion Proなら短時間でのバッテリー切れもないので安心して使えますね。
旅行やアウトドア活動の際もバッテリー切れを心配せずに使える点が評価されています。
充電はマグネット式でケーブルを近づけるだけでピタッと装着でき、暗い場所や急いでいるときでも手間なく行えます。
さらに省電力モードを搭載しており、通知や基本機能を維持しながら消費電力を抑えることができるため、長期間の利用や非常時にも頼れる存在です。
スマホ連携と通知機能の実用性(通話・音楽コントロール)
Bluetoothでスマホと接続することで、着信やメッセージの通知をすぐに手首で確認できるのはもちろん、音楽再生の操作や音量調整も可能です。
ハンズフリー通話にも対応しているため、運転中や荷物を持っているときなど手がふさがっている場面でも便利に活用できます。
さらにアプリの通知は種類ごとにオンオフを切り替えられるので、必要な情報だけを受け取るように設定できるのもポイントです。
メールやSNSの内容を一目で確認できるため、スマホを取り出さずに済み、日常のちょっとした効率化に役立ちます。
AGM Legion Pro の健康管理&アウトドア機能
心拍数・睡眠・ストレス・SpO₂モニタリング
24時間の心拍測定に対応しており、日中の運動中はもちろん安静時の変化まで細かくチェックできます。
睡眠トラッキングでは、浅い眠り・深い眠り・レム睡眠といった睡眠サイクルを分析し、睡眠の質を改善するためのデータを得られます。
ストレスレベルの測定では心拍の変動をもとに日々の緊張度合いを把握でき、リラックスが必要なタイミングを知る手助けとなります。
さらに血中酸素濃度(SpO₂)の測定も可能で、登山など酸素濃度が下がりやすい環境でも体調管理に役立ちます。
こうした総合的な健康モニタリング機能により、毎日の生活リズムを可視化し、より健康的な習慣作りをサポートしてくれます。
GPSとオフラインマップの使い勝手
事前にアプリから地図をダウンロードしておけば、電波の届かない山中やキャンプ場でも現在地を確認できるため安心感があります。
自分の通ったルートを記録して後から見返せる機能もあり、登山やトレッキングで迷いやすい場所でも目印代わりになります。
特に長時間のアウトドア活動ではバッテリーの持ちと組み合わせることで心強い相棒となり、遭難リスクを下げる安全機能としても役立ちます。
地図の表示はシンプルで見やすく、初めて使う人でも直感的に扱える点も評価できるポイントです。
こちらが実際に新横浜を歩いたときの測定データです。

ビルの谷間を縫うように歩いたので若干乱れているように感じられますが、かなり良いGPS測位だと感じました。
こちらは運動モードのデータ画面です。




スポーツモード100種類以上の対応シーン
ランニング、サイクリング、水泳、ゴルフなど、100種類以上のスポーツモードに対応しています。
各モードでは消費カロリーや運動時間、心拍数の変化などを詳細に記録できるため、運動習慣の管理やトレーニング計画に役立ちます。
さらにスポーツによっては専用のアルゴリズムが用意されており、水泳ではストローク数や消費カロリーを計測、ゴルフではスイングの分析などが可能です。
これにより初心者から上級者まで、自分のライフスタイルや運動目的に合わせた最適な使い方ができます。
私はメインでウォーキングモードと屋外ランニングを使っています。
追加アウトドア機能(高度計・気圧計・コンパス)
アウトドアに便利な高度計・気圧計・コンパスを搭載し、登山やトレッキング時には現在地の高度や気圧変化を把握することで天候の急変を予測するサポートになります。
コンパス機能はルートを見失ったときの目印にもなり、地図と併用することでより正確なナビゲーションが可能です。
これらの機能は普段の散歩やハイキングから本格的な山岳活動まで幅広く活用でき、安全性と快適性を大きく高めてくれます。
防水環境下での使用感(水泳・ウォータースポーツ)
水泳専用のセンサーが搭載されているため、水中でも安心して使えます。
さらにストローク数や泳いだ距離、消費カロリーなども自動的に記録されるので、練習やトレーニングの成果を客観的に振り返ることができます。
水中での心拍測定にも対応しているため、負荷のかかり具合を把握できる点も便利です。
海やプールだけでなく、軽いダイビングやカヌーなどのウォータースポーツでも活用できる汎用性を持ち、アクティブなライフスタイルを支えてくれる存在となります。
使用感と口コミ:ユーザーの声
実際に使って感じたメリットとデメリット
メリット:本体はタフで安心感があり、衝撃や水濡れを気にせず使える点が心強いです。バッテリーは長持ちで頻繁に充電する必要がなく、GPS機能も精度が高く登山やキャンプなどで大活躍します。アウトドアだけでなく日常生活でも通知や健康管理が十分こなせるので、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
デメリット:一方でアプリの完成度はやや物足りなく、設定画面の分かりにくさや動作のもたつきを感じる場面があります。通知の反応が遅れることもあり、リアルタイム性を求める人には改善を望みたくなる点です。また、ウォッチフェイスや機能のカスタマイズ性がもう少し広がればさらに使いやすくなるでしょう。
レビューの傾向と不満点(通知精度・アプリ完成度など)
ユーザーからは「耐久性が高い」「アウトドアで使える」と高評価されており、特に堅牢さや長持ちするバッテリーに安心感を持つ人が多いです。
価格に対して得られる機能が豊富である点も評価され、日常生活とアウトドアの両方で使える万能さが魅力として挙げられています。
一方で「通知が遅れる」「アプリの使い勝手が改善されると良い」といった不満の声も散見され、アプリ連携の完成度や通知のリアルタイム性については改善の余地が指摘されています。
また、ウォッチフェイスの種類や細かいカスタマイズ機能がもう少し増えてほしいという意見もあり、ユーザーは基本性能には満足しつつもソフト面での向上を期待しているようです。
他ユーザーのリアルな評価まとめ
総じてコスパが高く、アウトドア派や健康管理を重視する人におすすめされています。
実際の利用者は「価格以上の価値がある」「普段使いでも十分活躍する」といった意見を寄せており、タフネス性能と多機能性のバランスの良さが高く評価されています。
競合製品との比較
Amazfit T-Rex 2との違い(タフネス性能・価格)
T-Rex 2の方がやや高価ですが、その分センサーの精度やアプリの完成度は高めで、ランニングや登山のデータ分析を細かく行いたい人に適しています。
対してAGM Legion Proは価格が抑えられており、必要な基本機能をしっかり備えているため、コスパを重視するユーザーには非常に魅力的です。
また、デザイン面ではT-Rex 2がよりゴツゴツした無骨さを持つのに対し、Legion Proは日常シーンでも使いやすいシンプルさが強みになっています。
Huawei Watch GTシリーズとの違い(計測精度・アプリ環境)
Huaweiの方がアプリや健康機能が充実しており、心拍数や睡眠分析、ストレス測定の精度やデータの見やすさは一歩上を行きます。
しかしその分価格は高くなりがちで、コストパフォーマンスという点ではAGM Legion Proの方が優れています。
AGMは必要十分な機能を備えつつもシンプルな操作性で、初めてスマートウォッチを購入する人にも扱いやすいのが特徴です。
他のタフネススマートウォッチとのポジショニング
「低価格でタフネス性能をしっかり備えたスマートウォッチ」として差別化できます。
さらに、競合製品と比べても必要十分な機能を網羅している点が特徴で、初めてスマートウォッチを導入する人にとって安心感のある選択肢となります。
デザインがシンプルで日常使いにも馴染むため、ゴツゴツした無骨なモデルに抵抗がある人にも取り入れやすいのが強みです。
また、価格を抑えつつもGPSや健康管理機能を搭載しているため、アウトドア派からライトユーザーまで幅広い層に対応できる万能モデルとしての立ち位置を確立しています。
購入ガイド
どこで買うのがお得?(公式・Amazon・クーポン)
Amazonではクーポン割引がある場合が多く、タイミングを狙えばお得に購入可能です。
さらにセール期間やプライムデーなどのイベントを活用すると、想定以上に安く入手できるチャンスがあります。
購入前にチェックすべき注意点
アプリの完成度や通知精度については事前に理解しておくと安心です。
また、本体のサイズや重量が自分の手首に合うかどうか、日常のファッションとの相性、利用シーンに合わせた機能が十分かを確認するのも大切です。
まとめ:AGM Legion Proはどんな人におすすめ?
アウトドア全般に強く、登山やキャンプといった本格的なアクティビティから、マリンスポーツや日常のウォーキングまで幅広く対応できるのが大きな魅力です。
さらに、健康管理機能が充実しているため、日常のライフログや睡眠改善を目指したい人にとっても役立つ存在となります。
アウトドア派だけでなく、健康意識の高い方やスマートウォッチ初心者にも適した一本といえるでしょう。
15,000円以下という手の届きやすい価格帯でありながら、タフネス性能と多機能性をバランス良く備えている点が特筆すべきポイントです。
バッテリーの持ちやGPS機能の精度など、日常とアウトドア双方で安心して使える完成度を誇ります。
コストパフォーマンスの高さが光り、競合製品と比較しても「必要十分な性能を手頃な価格で得られる」という優位性があります。
そのため、初めてタフネス系スマートウォッチを選ぶ方にとっても安心の選択肢となります。
現時点でも十分に実用的ですが、今後はアプリの改善や通知精度の向上に加えて、ウォッチフェイスやカスタマイズ性の拡充が期待されます。
さらに、健康管理データの分析機能が充実すれば、ユーザーの生活改善やトレーニング計画により深く貢献できるでしょう。
こうした進化が加わることで、AGM Legion Proはますます魅力的な存在へと成長していくはずです。


