アマゾンで人気のあるイヤーカフタイプのイヤホンに”Enhau”イヤホンがあります。
”Enhau”イヤホンは最近流行りのイヤーカフタイプというだけでなく、デザイン性にも優れているんです。
価格帯はセール中で2,000円ちょっととかなり買いやすい価格帯なのも魅力。
ですが、ちょっとせこい手法を使ってアマゾンで売り上げをあげていて、人によっては買ってはいけない方を買ってしまう可能性があります。
今回は、”Enhau”イヤホンがどこの国なのか調査するとともに、”Enhau”イヤホンをレビューしていきます。
⇒【実機】Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代のレビューと評判♪セールなら絶対買いの無難なイヤホン
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”Enhau”イヤホンはどこの国の会社?
”Enhau”イヤホンはどこの国の会社なのでしょうか。
調べたところ、”Enhau”イヤホンの販売元は中国の漳州市という地域の会社でした。
”Enhau”というメーカー自体のHP等が一切なく、どこの国の会社なのかが不明確でしたが、おそらく中国の会社が作ったイヤホンでしょう。
価格相当の価値があると思えば買っても良いと思いますが、後述の通り、なぜ今、この”Enhau”というイヤホンの人気があるのかという点を考慮して選んでくださいね。
【実機】”Enhau”イヤホンを開封
それでは、”Enhau”イヤホンを開封していきましょう。
こちらが”Enhau”イヤホンパッケージの表面です。
こちらが”Enhau”イヤホンパッケージの裏面です。
この価格帯には良くありがちな簡素なパッケージングです。
こちらが”Enhau”イヤホンの同梱物一式です。
使い方が気になる方は取説を読んでおきましょうね。
こちらが”Enhau”イヤホン本体ケースです。
こちらが”Enhau”イヤホン本体ケースの裏面です。
”Enhau”イヤホン本体ケースが特徴的なのは、ケースの開け方ですね。
大抵のイヤホンは蓋を上下にパカっと開けるのに対して、”Enhau”イヤホン本体ケースは上図のように筐体に沿ってクルっと回転させるタイプでオシャレでした。
こちらが”Enhau”イヤホン本体です。
おそらくなんですが、下図の”Enhau”イヤホンの小さい方がスピーカーになっているようです。
指先でスピーカー部分を塞いだりして調べてみたんですが、音の出どころが良く分からなかったんです^^;
で、”Enhau”イヤホンを装着したら、上図の小さい方が耳の穴にスッと入るんですね。
ということは、恐らく”Enhau”イヤホンのスピーカーはこの小さい方ということになりそうです。
従って、耳の中で音が鳴るので音漏れはオープンイヤータイプの中ではしにくいと思われますが、そもそもの音量が小さいという点が難点でしょうか。
こちらの大きな方は耳の裏側に来ます。
こちらはボタンです。
この価格帯の中では音質もそこまで悪くなく、使い勝手も悪くないので普段使いには良いと感じました。
”Enhau”イヤホンをレビュー♪
それでは、”Enhau”イヤホンをレビューしていきます。
”Enhau”イヤホンの音質はどう?
”Enhau”イヤホンは空気伝導式、言い換えるとオープンイヤータイプの一種であり、イヤーカフタイプと呼ばれるイヤホンです。
レビュアーさんの中には、”Enhau”イヤホンを骨伝導と認識している方がいましたが、販売ページには空気伝導式と書いてありますのでご注意ください。
というわけで、”Enhau”イヤホンは耳たぶにつけるタイプのイヤホンです。
搭載ドライバーは低音が強くなるように14mm大口径ドライバーを搭載している点が特徴。
とはいえ、実際に聴いてみると低音はそこまで強いとは感じませんでした。
ここはオープンイヤータイプの宿命でもあり、また価格帯の限界値かなと。
反対に、高音は比較的綺麗で、意外なことに音のまとまりは良かったので、コスパで言ったら良いイヤホンです。
ちなみに、販売ページでは、14mmドライバーの搭載をもって「自然な音場を再現」と書いてありますし、タイトルにはHIFI音質というようなことが書かれてあります。
ですが、この価格帯でHIFI音質はまずありえず、現状、オープンイヤータイプでHIFIクラスなのは、サウンドピーツが出している、GoFree2というオープンイヤーイヤホンでLDAC接続した時だけでしょう。
”SOUNDPEATS GoFree2”の実機レビューはこちらです。
⇒【実機】”SOUNDPEATS GoFree2”レビューと評判♪ハイレゾに対応したオンイヤーモデルの実力とは!?
「360度の音響環境を提供する」とありますが、この点も何をさして言っているのかが不明です。
通常、360度オーディオという意味合いで使うのであれば、空間オーディオのことを指すのですが、これはちょっと違うようなんですよね。
この辺に不安感を覚えてしまいます。
音質について、この価格帯で多いパターンとしては低音がスカスカで軽いパターン。
または高音が軽くふわっとした音がするパターンに分かれます。
ですが、この点は杞憂に終わりました。
実際に”Enhau”イヤホンを聴いてみて、アンダー3,000円なところは確かにあります。
ですが、”Enhau”イヤホンの良さもあって、高音は比較的綺麗でした。
というか、聴き疲れいしないタイプの高音という印象ですね。
低音は前述の通り、凄くなるというよりかは、ちゃんとある、程度の音です。
音のまとまりとしては全体的にしっかりしている方だと感じたので、音質にこだわりのない人には超コスパの良いイヤホンと言えます。
正直、ジョギングやウォーキングのお供にはちょうど良いと思ってしまいました。
また、冒頭で販売戦略について触れましたが、これはアマゾンの仕様を利用した販売戦略のようです。
どういうことかというと、”Enhau”イヤホンの発売当初の値段は19,800円でした。
そこから78%オフされ2,280円になっています。
こうなるとどうなるのかというと、Amazonではタイムセールと表示されるんですね。
しかも赤い文字で78%オフ!と書かれていることから目立つんです。
2万円近くしたイヤホンが2,000円台で買えるなんて、通常は型落ち品でもありえないんですよ。
ですが、購入者心理を上手くついて、気軽に買えるような価格設定、見せ方をしてきています。
結構、これに惑わされて買って失敗したという方がいるので、もし”Enhau”イヤホンの購入を検討しているようであれば、上記の点を勘案した上で購入してくださいね。
”Enhau”イヤホンにANC機能はある?
”Enhau”イヤホンにはANC、ノイキャン機能はありません。
ノイキャンは密閉度を高め、逆位相の音をぶつけることでノイズをカットする技術です。
”Enhau”イヤホンの場合、そもそも耳とイヤホンのスピーカー部分に隙間が空いている構造をしています。
そのため、ノイキャンという概念のないイヤホンです。
”Enhau”イヤホンに外音取込機能はある?
”Enhau”イヤホンには外音取込機能というものはありません。
前述の通り、耳とイヤホンとの間に隙間があり、そこから音を拾えることから外音取込機能というモードは存在しないんですね。
代わりに、嫌でも外音が入ってくる仕様です。
そのため、最近のハイエンドモデルにあるような、外音取込レベルを変えるといったことはできず、耳の装着位置で全てが決まってきます。
外音をしっかり拾いたいという方にとっては、イヤーカフタイプは良いのですが、外音取込レベルを操作できないので、電車や車が通り過ぎた際など外音が強すぎると音楽の音が完全に聴こえなくなります。
この辺の微調整ができなくなるのが、オープンイヤータイプの不自由なところなんです。
反対に、外音を明瞭に聞き取りたいという方にとっては、周辺の環境音を確実にキャッチしてくれるので、耳を塞がないイヤーカフタイプのイヤホンはお勧めできます。
”Enhau”イヤホンは遅延する?
”Enhau”イヤホンは遅延するイヤホンと言っても差し支えありません。
”Enhau”イヤホンは低遅延と言われるBluetooth5.3搭載のイヤホンですが、格安イヤホンの遅延は変わらず発生していました。
過去にアンダー3,000円台の中からBluetooth5.3対応のワイヤレスイヤホンを買って試してみましたが、どれも遅延は改善されていませんでした。
この点は、ソニーのハイエンドモデルWF -1000XM5であれば遅延をあまり感じずにZOOMミーティングをすることができたんですね。
なので、単純にBluetooth5.3を搭載しているから低遅延というわけではないようです。
ですが、WF-1000XM5は約40,000円するソニーのフラッグシップモデルです。
もう少し低価格で低遅延なワイヤレスイヤホンはないのかというと、EarFunやSOUNDPEATSと言った中堅メーカーがお勧めです。
というのも、この二社はワイヤレスイヤホン専用アプリを出していて、その中でゲームモード(低遅延モード)という機能があります。
この機能をONにすれば、対応している各社イヤホンであれば音ゲーができるレベルまで遅延を少なくすることが可能です。
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なお、各社のゲームモードは低遅延を実現するためにBluetooth接続の距離を犠牲にしていることから、ゲームモードにしっぱなしの状態での移動はお勧めしません。
スマホを手に持っていれば問題ないかもしれませんが、その時の混雑状況などによって接続に乱れが生じる可能性があります。
ちなみに、”Enhau”イヤホンは自動ペアリング機能を搭載しています。
”Enhau”イヤホンの自動ペアリング機能は、一度、接続登録をしたスマホとなら、”Enhau”イヤホンを取り出すだけで自動的に接続してくれるというもの。
他社製で、一回一回ペアリングをしなければならないモデルもある中で、格安イヤホンの多くに共通して、この自動ペアリングモードが搭載されているのは、面白いポイントです。
また、接続の互換性も高く、”Enhau”イヤホンであれば、iOS、Android、PCなど、メインで使っている各種デバイスと接続できます。
”Enhau”イヤホンのバッテリーもち
”Enhau”イヤホンのバッテリーもちはかなり長いのが特徴的でした。
”Enhau”イヤホン本体のバッテリーもちは最大9時間もあります。
一日中つけっぱなしにしておくことも可能なほどのバッテリーもちはありがたいですね。
家事や育児(あまりお勧めはしないものの、ご自身のメンタルを保つ意味ではアリかと)をしながらでも使い続けられるバッテリーの長さは本当にありがたいです。
この点だけは、先ほど挙げたソニーのイヤホンよりもバッテリーもちの良さでは秀でている点が特徴です。
さらに”Enhau”イヤホンケースと合わせると最大58時間のバッテリーもちです。
これの意味するところは使用頻度が低ければ充電する回数が減るということです。
音質面や機能性はやはり2,000円台のイヤホンですが、バッテリーもちが公称値通りであれば、このバッテリーもちだけを目当てに買うのは全然ありですね。
販売ページによればスタンバイタイムというのが220時間あるとのことですが、スタンバイタイムという言葉をあまり聞いたことはないのですが、使わずに放置した場合の時間なのでしょうね。
使わなかったとしても定期的に充電してくださいね。
”Enhau”イヤホンの防水性能
”Enhau”イヤホンはIPX7防水と、防水等級はかなり高いのも特徴です。
IPX7等級もあれば、私なら躊躇なく水洗いすることができます。
とはいえ、水に浸しても大丈夫というほどではない可能性があるので、水洗いは自己責任でお願い致します^^;
一つ注意点をあげるとすれば、水洗い時に、イヤホンのスピーカーに水がたまってしまうことがあります。
このまま放置すると故障の原因になったり、音が聴こえにくくなるという現象が発生します。
これは単純に水抜きをすれば良いだけなので、水洗いをしたら必ず水抜きをポンポンとしてあげましょう。
IPX7という防水等級があれば気軽にスポーツにも使える点は良いですね。
私も、現在はジョギングなどする際には、約3,000円で買った無名のメーカーのイヤホンを使っていますが、これが思った以上に音が良かったのが印象的でした。
それでいて、”Enhau”イヤホンと同じように大容量バッテリー搭載のイヤホンなので、使い勝手は抜群でした。
ただ、基本的に格安イヤホンというのは音質が良くない傾向にあるので、その点は、私のように音質はいいからコスパ重視だけで買う!と割り切って買うなら、”Enhau”イヤホンもありです。
”Enhau”イヤホンの軽さ
”Enhau”イヤホンは耳たぶに装着するイヤーカフモデルのため、かなり軽く作られています。
その軽さはわずか3.8g。
同じオープンイヤータイプで耳にかけるイヤーフックモデルだと片耳で10g以上も重さがあるモデルもあります。
それと比べれば3.8gというのは劇的な軽さです。
軽いということは装着しても身につけている感覚がないということであり、人にはよりますが痛みも生じにくい可能性があります。
最近は通勤時間帯に駅で周りの人を観察してみても、イヤーカフタイプをつけている方が増えたのを実感しています。
増えたということは、それだけ需要があったということでもあり、これからまだまだ人気の出てくる種類のイヤホンということです。
これからまだまだ人気の出てくるイヤホンをお試しで購入して使ってみるというのは、一つの選択肢としてありです。
”Enhau”イヤホンの評判・口コミをレビュー♪
次に”Enhau”イヤホンの口コミをみていきましょう。
この値段で買えるワイヤレスイヤホンの中ではかなり見た目が良いです
音質はそれなりですが十分使用に堪えるレベルですし周りの音もキチンと聞き取れるので安全面でもGood
充電器兼入れ物も可愛いしマグネット付きなのが嬉しい 子供の分も追加で買いたくなりました オススメです
引用元:Amazon”Enhau”イヤホンレビューより
こちらのレビュアーさんは肯定的なレビューをされています。
確かにデザイン性はかなり考えられたイヤホンなのかなと感じさせてくれます。
そこに魅力を感じた方もいらっしゃるでしょう。
私も”Enhau”イヤホンのデザインは、ありきたりなワイヤレスイヤホンのデザインに飽き飽きしていたので、斬新さについては評価したいポイントです。
音質はそれなりというところが、どの程度なのか気になるところですね。
ウォーキングする時には周りの音も聞こえるので安心して使えます。
しかし電車の中だと全く聞こえません。
音漏れも気になるのであまり大きくできないというのもあります。
こちらのイヤホンは、外で使う専用で使用したいと思います。
引用元:Amazon”Enhau”イヤホンレビューより
こちらのレビュアーさんは外専用のイヤーカフイヤホンとしてなら使えるというもの。
確かに、イヤーカフタイプのイヤホンは電車の走行音はダメでしょうね。
オープンイヤータイプ全般が、どうやって少し離れた耳に音を届け、どうしたら音漏れを防げるのか工夫を凝らしているところだと思います。
昔、超指向性のスピーカーが紹介されていたことがありましたが、それと同等のクラスの指向性スピーカーが開発されない限り、音漏れとは隣り合わせで使わざるを得ないでしょう。
また、同様の理由から、国道沿いを歩く際の車の走行音でも音楽がかき消される可能性が高いです。
じゃ、音量をあげれば良いのかというと、音量を上げれば音漏れがひどくなるため、やはり周りに人がいるのであれば迷惑をかけるべきではないので、音量は必要以上に上げない方が良いです。
そうすると、無難な使い方としては、静かな室内で音量を絞って使うか、河原など静かな道を散歩、ジョギングする際に使うといった使い方が多くなるのでしょう。
このような使い方で満足できるかは実際に使ってみて試すしかありません。
その方の聴覚力にもよるので、一概に”Enhau”イヤホンが良い悪いとは言えないのが難しいところです。
”Enhau”イヤホンのレビューと評判♪”Enhau”はどこの国の会社?まとめ
今回は、”Enhau”イヤホンがどこの国なのか、また”Enhau”イヤホンの性能などをレビューしました。
”Enhau”イヤホンは恐らく中国製であり、初期不良も時たまあるようですが、その場合は返品や交換を依頼しましょう。
音質は期待できませんが、音質を除いた部分、つまりデザインやバッテリーもちに魅力を感じられるのであれば、購入しても良いイヤホンといえます。