個人的にはAmazfitの高性能化・高額化が止まらないと思いつつ、ハイエンドモデルが出せる企業に成長している点を嬉しく思っています(反面、エントリー層から離れているのは悲しい部分でもあります^^;)
さて、そんななか、Amazfit Cheetah 2 Pro(合わせてUltraも出ましたが今回は2 Proのみのレビューです)が発売され、約2ヶ月、ほぼ毎日装着して実機検証してきました。
今回もメーカー様より実機をご提供していただきましたが、率直な換装をレビューしていきたいと思います。

Amazfit Cheetah 2 Proは決して安くはなく、従来のAmazfitの製品ラインナップからすると突出して強気な価格設定が特徴です。
その分、ランナー特化仕様として申し分ない出来に仕上がっている点、Amazfitらしく出し惜しみしていない点は保証しますよ。
H2:Amazfit Cheetah 2 ProレビューⅠ実際に2ヶ月使って分かった結果まとめ
H3:Garminに迫る「チタン×高精度GPS」の本格ランナー向け最高ウォッチ?

Amazfit Cheetah 2 Proの最大の魅力はランナーにとって重要な「GPS」、「画面の見やすさ」、「バッテリー」、「耐久性」を高レベルにまとめている点にあります。
Amazfit Cheetah 2 Proは1.32インチと、最近のスマートウォッチ業界の中では小ぶりなサイズ感で、AMOLEDディスプレイを採用。
最大3,000nitは他社ハイエンドモデルと同等の高輝度を確保しています。
本体にはグレード5チタンが使われ、画面にはサファイアガラスが採用されている点も、Amazfit Cheetah 2 Proが、従来のミドルクラスからハイエンドクラスに切り替わったことを象徴するポイントと言えるでしょう。
さらに、GPSはデュアルバンドGPSです。また、オフラインマップ、ターンバイターンナビ、最大20日間のバッテリー持ちなど、本格的に走る人が欲しくなる機能がかなり詰め込まれています。
それでいて、落ち着いたデザイン性なので、普段使いからランニングシーンまでシームレスに使える点が魅力です。
先日、とある会社の社長とお話する機会があったのですが、その社長にAmazfit Cheetah 2 Proを見てもらったところ、お褒めの言葉を頂戴することができました。
そのくらい、Amazfit Cheetah 2 Proは洗練されたデザイン性を持っているということの証です。
「ランニングウォッチならGarmin」というイメージを持っている人も多いかと思います。

Garminの強みはGPSの強度、長年積み重ねてきたトレーニング分析やランニングウォッチとしての実績があるのは事実で、Amazfit Cheetah 2 Proは、このGarmin一強とも言えるランニングスマートウォッチ界に風穴を開けようとしていると言っても過言ではありません。
Amazfit Cheetah 2 Proは、チタン・サファイアガラスといった所有欲を満たす構成に、高輝度AMOLEDディスプレイ、高性能GPS、地図、長時間バッテリーをまとめて搭載したことで、Garminの上位ランニングウォッチを比較対象として意識できるところまできたモデルだと実感しました。
特に、「これからフルマラソンに本格的に取り組みたい」、「ランニングデータを細かく記録したい」、「Garmin以外の高性能ランニングウォッチも検討したい」、「Garminのハイエンドモデルが高すぎて手が出ない」という方にとっては、Amazfit Cheetah 2 Proはとても面白い選択肢になりますよ。
私のような、なんちゃってジョガーには大分オーバースペックではありますが、ランニングを趣味から一歩先へ進めたい人には、この性能を活かして活用することで、ランニングレベルの向上が期待できます。
H3:実際に使って分かったメリ・デメ

Amazfit Cheetah 2 Proを2ヶ月以上使ってみて感じた実際のメリットとして、まず注目したいのが、ランニングに必要な機能がとてもバランス良く揃っていることでした。
まず、明るい室外で走ることを想定して、最高輝度は3,000nitという業界最高水準の輝度を採用しています。
GPSもデュアルバンド・マルチコンステレーション測位に対応し、さらに円偏波アンテナやPDRアルゴリズムを組み合わせるなど、位置情報の精度を重要視した設計になっています。
オフラインマップをAmazfit Cheetah 2 Pro内に保存できるのも、身軽に走りたい人にとっては重宝される機能です。
知らないコースを走るときや旅行先でランニングするとき、毎回スマートフォンを取り出さなくても手首でルートを確認できるのは、タイムロスを減らしたり、風景をより楽しむことに繋がりますよね。
Amazfit Cheetah 2 Proは等高線マップにも対応しているため、ロードランニングだけでなくトレイルランや登山との相性も良いですよ。
さらに、通常仕様で最大20日間使える大容量バッテリーも魅力です。
精度優先のGPSモードでも最大31時間もちます。
AOD(常時表示機能)利用時でも、公称値では最大8日間もつとされており、毎日充電しなければならないスマートウォッチとは利便性が格段に良くなっています。
しかしながら、一番のネックになるポイントとして抑えておきたいのは、定価74,800円というハイエンドモデルしかりとした価格設定です。
Amazfitのハイエンドモデルはブランド価値を非常に重視しているので、滅多にセール対象製品になったりしないのも特徴なんですね。
そのため、Amazfitというブランドを知らない方がいきなりAmazfit Cheetah 2 Proを買おうとすると、どうしても心理的ハードルが上がってしまいます。
また、以前のAmazfitは「GarminやApple Watchより安い」というコスパの良さが売りの一つでした。
今でも、Amazfit Active 3Premiumはアンダー3万円以下で買え、個人的には、一番Amazfitらしい価格戦略だなと思います。
他方で、性能の向上が著しく、それに合わせてコストも上がり、価格に跳ね返ってしまっている部分もあるので、現在のハイエンドモデル化は不可避とも思っています。
そのうち、エントリーモデル、ミドルモデル、ハイエンドモデルの各クラスに相応しいブランドに再展開されることも予測されるので、現状はスポーツモデルや日常モデルといった用途ごとのブランド展開をしているという認識で、Amazfit製品を見ていきましょう。
というわけで、Amazfit Cheetah 2 Proは確実にプレミアムクラス入りしています。
そのため、「とにかく安価なスマートウォッチが欲しい」とか、「LINE通知と歩数が分かれば十分」というエントリー層の方々からするとかなりのオーバースペックです。
当然ながら、メーカーも客層としてそこは排除していると考えるのが妥当でしょうね。
Amazfit Cheetah 2 Proを装着していて感じたもう一つの利点が、Amazfit Cheetah 2 Proは48mmケースに1.32インチのディスプレイを採用しているため、かなりコンパクトに見えるんです。
Amazfitに限らず、多くのスマートウォッチが大画面化の道を突き進む中、1.32インチというちょうど良いサイズ感のスマートウォッチはあまりないんですよ。
さらに、本体部分の重さは公称値で45.6gと軽量気味。
バンド込みの実測値は60.5g。
これが、アウトドア仕様のT-Rex 3 Proになるとバンド込みで76gという重さになるので、そこそこ軽量であることが分かります。
そのため、Amazfit Cheetah 2 Proは、本体・ディスプレイ素材、輝度に妥協したくなて、デザイン性も重視したい人にも向いている一台なんです。
H3:価格(約7万5千円)に対するコスパ評価とオススメな人・オススメしない人

Amazfit Cheetah 2 Proの公式価格は74,800円です。
従来のAmazfitを知っている人からすると「ちょっと高いなぁ」と感じてしまうかもしれません。
かくいう私もかなり初期の頃(約6年前)からAmazfit製品のレビューを担当させてもらってますが、ここ最近のAmazfit製品は「ちょっと高くなってきたなぁ」という感が否めません(物価の上昇や社会情勢的な側面も否定できませんが)。
その分、機能性は申し分ないんですが、従来の他社ハイエンドモデルと同レベルのものが安く買えるという感覚でいたのですが、現在は他社のハイエンドモデルよりほんの少し同レベルかそれ以上のモデルが買えるという印象に変わってきました。
どちらにしろコスパは優れているのですが^^;
特に今回のAmazfit Cheetah 2 Proは確実にハイエンドモデルに位置するスマートウォッチになっています。
ですが、相応の機能性は兼ね備えていて、
・グレード5チタン
・サファイアガラス
・最大3,000nit AMOLED
・32GBストレージ
・オフラインマップ
・デュアルバンドGPS
・最大20日間の超ロングバッテリー
・デュアルLEDライト
・スピーカー
・マイク
これらが、ギュッと凝縮されて、Amazfit Cheetah 2 Pro一台に入っているんです。
そういう意味では、決して妥協していないですし、コストに対して入っているべき機能・性能はしっかり持っています。
つまり、「本格ランニングウォッチとして、このガジェットに74,8000円を出せるか?」という価値基準で考えるのが正解かと思います。
個人的におすすめしたいのは、週に何度もランニング・ジョギングをする人、フルマラソンを目標にしている人、GPS精度を重視する人、地図を使いながら長距離を走る人、トレイルランニングにも挑戦したい人ですね。
また、ランニング用途だけでなく、せっかく高価な時計を購入するなら、普段の服装にも合わせられる高級感が欲しいという人にもオススメしたくなります。
特に、ビジネスからカジュアル、そして普段着まで通して装着できる万能性のあるデザインが魅力です。

反対に、健康管理やLINE通知がメインで、たまにウォーキングする程度であれば、ここまで高性能なモデルを選ぶ必要性はそれほど高くありません。
例えば、Amazfit Bip Maxはちょっと欲張り気味のエントリーモデルですが、アンダー2万円で買えますし、Activeシリーズならアンダー3万円程度でミドルハイクラスの結構良いモデルが買えるので、価格ランクを下げるなら、このあたりがオススメどころです。
今作のAmazfit Cheetah 2 Proは、スマートウォッチが欲しいという漠然とした方ではなく、明確に、ランニングを初めとして走る系スポーツを楽しみたい人向けのモデル。
この基準で、自分のランニングやマラソンといったスポーツに、Amazfit Cheetah 2 Proが必要かという基準で選ぶと失敗しにくいですよ。
H2:Amazfit Cheetah 2 Proとは?基本スペックとブランドの特徴
H3:主要スペック一覧(チタン合金×サファイアガラス・3,000nit AMOLED)

主要スペックは以下の通りです。
・ディスプレイ:1.32インチ AMOLED
・解像度:466×466
・最大輝度:最大3,000nit
・画面素材:サファイアガラス
・フレーム、ケース素材:グレード5チタン
・本体重量:45.6g(ストラップ除く)
・ケース径:48mm
・ボタン:4ボタン
・防水性能:5ATM
・ストレージ:32GB
・マイク:搭載
・スピーカー:搭載
・LEDライト:白色・赤色対応
・バッテリー容量:540mAh
・通常使用:最大20日間
・ヘビーユース:最大10日間
・AOD使用:最大8日間
・精度優先GPS:最大31時間
・スポーツモード:170種類以上
・オフラインマップ:対応
・等高線マップ:対応
・スキーマップ:対応
基本スペックを見るだけでも、一般的なスマートウォッチとは少し方向性が違うことが分かります。
グレード5チタンとサファイアガラスを組み合わせながら、本体重量を45.6gに抑えている点も特筆すべきポイントですね。
ランニングウォッチは長時間腕に着け続けるため、単純な高級感だけではなく、できるだけ邪魔にならないことも重要です。
そして、ディスプレイは1.32インチと最近の大型傾向とは一線を画し、最大3,000nitという明るさを確保することで、ランニング中の視認性を高める方向性も、ランニングに特化していることの証左です。
しっかりランナーにとって必要なところへ性能を振り分けた構成といえるのが、Amazfit Cheetah 2 Proの面白いところです。
H3:本格ランニングライン「Cheetah」の位置づけ

近年のAmazfitは日常向けモデルやアウトドアモデルだけでなく、AmazfitでのAmazfit Cheetahシリーズの位置づけは、HYROX対応スマートウォッチや今作のAmazfit Cheetah 2 Proのようなランニング特化モデルなど、特化型ハイエンドシリーズが増えてきています。
その中でCheetahシリーズは、名前の通り「走ること」に軸を置いたランニング系スマートウォッチです。
そしてAmazfit Cheetah 2 Proは、明確な目標を持ってトレーニングを続ける経験豊富なランナーを想定したモデルとして設計されています。
Amazfit自身も、長期的なトレーニング計画を立て、正確なデータや回復状態を重視するランナーを主な対象として捉えているようです。
従って、単にデータを集め記録するだけのスマートウォッチなのではなく、体の回復などスポーツを継続的に続けていける環境を整えてくれるサポーター的な側面も併せ持っています。
例えば、心拍数やトレーニング負荷、Vo2MAXなどのデータを確認しながら、「今日はどのくらい走るべきか」、「トレーニングの負荷は適切だったか」、といった部分まで測定しながら考えて使うことができるんですね。
アップデートが入ったのか、直近ではランニングモード終了後、その時のタイム、ペースが適切だったか、しんどかったかを送信するボタンも登場しました。
趣味レベルの私にはあまり関係のないポイントですが、毎日しっかり計画を立ててトレーニングされている方にとっては、日々のトレーニング負荷を適切なレベルに改善していくのに役立つのかもしれません。
そういった意味でも、Amazfit Cheetah 2 ProはAmazfitシリーズの中でも、本格的にランニングへ取り組みたい人のためのプレミアムモデルと捉えると良いですよ。
H3:32GBストレージ・スピーカー&マイク・デュアルLEDライトなど注目機能

Amazfit Cheetah 2 ProにはGPSやランニング機能だけでなく、細かな機能も充実しているんですよ。
例えば内蔵ストレージは32GBあります。
この内蔵ストレージは、音楽データを保存できるだけでなく、オフラインマップを利用するための容量としても使えるんです。
スマートフォンを持たずに、とにかく身軽にして走りたい本格派の方は、Amazfit Cheetah 2 Proの内蔵ストレージに音楽を入れて、Bluetooth接続した上で音楽を聴きながら走るということも可能です。
ただし、夏場は暑すぎるのでちょっと走っただけでも脱水気味になることがあります。
私の場合、2・3km走ると脱水状態になるくらい汗が吹き出すため、必ずスマホを持っていざという時、飲み物を買ったりできるようにしています(PASMOやSuicaをもつ、という方法もありますが)。
また、音楽の音質は恐らくSBCコーデックになるのか、そこまで良くはありません。
なので、音質もそれなりに保ちたいという方はスマホをセットで持っていかざるを得ないので、そこは割り切って音楽はおまけという気持ちで走るほうが良いかもしれません。
さらに、Amazfit Cheetah 2 Proにはマイクとスピーカーも搭載されています。
Amazfit Cheetah 2 Proは完全スポーツモデルでありながら、普段使いも意識した造りになっている点は高評価ポイントですね。
簡単に通話してみましたが、音質もそこまで悪くないので使い勝手は良いなと感じました。
個人的にAmazfit Cheetah 2 Proらしい機能だと感じるのがデュアルLEDライトです。
白色と赤色の2種類を使い分けることができ、通常のライトとしてだけでなく、ブーストモードやSOSモードも用意されています。
スマートウォッチのLEDは一見すると地味な機能ですが、冬場の早朝や夜間のランニングでは、対向車などからの視認性が上がりますし、対面から歩いてくる人、散歩している人に位置を知らせたり、交通事故から身を守るという意味においては重宝する機能なんです。
他にも、ランニング途中、暗い場所で靴ひもがほどけたときの緊急時用ライトとしても使えますし、たまにやらかすのが、カバンの中がごちゃごちゃしてて鍵が見つからない、そんな時に上スワイプしてワンタップで付けられるこのライト機能がめっちゃ便利なんです。
こうした「走る前、走っている最中、走った後、日常の困り事」まで考えた装備も、本格ランナー向けを掲げるAmazfit Cheetah 2 Proらしい部分だなと感じています。
H2:【外観・装着感】3,000nit画面の見やすさとチタンボディの耐久性をレビュー
H3:最大3,000nit AMOLEDの視認性(直射日光下・グローブ操作・常時表示)

ランニングウォッチとして重要なのがディスプレイの見やすさですよね。
輝度が低くても屋内では綺麗に見えることがありますが、晴れた日の屋外では画面が反射してしまって全く文字盤が読めないなんてことも。
ですが、この点についてAmazfit Cheetah 2 Proは業界最高水準の3,000nitの輝度を持っています。
解像度は466×466、353PPIです。

Amazfit Cheetah 2 Proの場合、ランニングウォッチとして意味合いがメインなので、単に文字盤を見やすくするために最高輝度クラスを搭載したというより、レース中、ランニング中でも、文字盤を凝視しなくても、ぱっと見るだけでタイムなどを確認できるようにした、という意味合いが強くなっています。
したがって、強い日差しの中でも、ペース、心拍数を確認しやすいベストなスペックを持っているんです。
他にも便利な機能が搭載されていて、それがグローブモードです。
冬場のランニングやトレイルランなど、手袋を着用する場面での使いやすさを考慮した機能でしょう。
また、4つの物理ボタンが採用されているのもポイントです。
汗で指が濡れている場面や、手袋をしているときは、タッチ操作より物理ボタンのほうが操作がしやすいというメリットがあります
特に汗などの水っけはタッチスクリーンの誤作動に繋がり上手くスワイプできないんです。
そして、AOD(常時表示)にも対応しています。もちろん、常時、画面を点灯させるということは、その分バッテリーの消費が激しいということでもありますが、常時表示でも公称値によると8日はもつので、あまりバッテリーの減りは気にしなくても良いかもしれませんね。
そして何より、Amazfit Cheetah 2 Proの高級感を大きく引き上げているのが、グレード5チタンとサファイアガラスです。
フレームとケースにはグレード5チタンを採用したのは高級感を演出するためだけではありません。
ランニングウォッチはある程度、長時間の装着が想定され、厳しい環境下での使用が想定されます。
そのため、素材も耐久性に富んだ素材を選ぶ必要があり、そこにさらに重さ、重量をなるべく軽くして腕への負担を減らす必要があったために、グレード5チタンが選ばれたものと思われます。
Amazfit Cheetah 2 Proは大型スポーツウォッチらしい見た目を持ちながら、必要以上に重くならないよう設計されています。
48mmというサイズ感は結構一般的なサイズ感になってきていますが、
H2:【実機検証】GPS精度・オフラインマップ・トレーニング解析の実力
H3:円偏波6衛星デュアルバンドGPSの測位精度(ビル街で実地軌跡検証)

Amazfit Cheetah 2 Proを本格的なランニングウォッチとして評価する上で、特に重要なのがGPSの測位精度です。
どれだけ多機能なスマートウォッチでも、実際に走った距離やペース、ルートが大きくズレてしまってはランニングウォッチとして安心して使えません。
この点、Amazfit Cheetah 2 Proでは、デュアルバンド測位に加えて、6つの衛星測位システムに対応しています。
さらに特徴的なのが、円偏波アンテナ技術とPDR(宝光社自律航法)アルゴリズムを組み合わせている点にあります。
これは、衛星信号が弱くなりやすい環境でも、位置情報やペースの安定性を高めるための仕組みとして採用されているものなんですね。
一般的にGPSは、上空が開けた河川敷や公園では、安定して信号を受信しやすい一方で、高層ビルの並ぶ市街地や木々に囲まれた山道では精度が落ちやすいと言われています。
これは、建物や岸壁に衛星信号が反射するマルチパスと呼ばれる現象で、マルチパスが発生すると、実際に走った道路からGPSの軌跡がずれて記録されてしまうんです。

※左がAmazfit Cheetah 2 Pro(デュアルGPS)で新横浜のビル群の横を走った軌跡です。少しだけブレているのが分かります。対して、右側は1万円ちょっとの他社製エントリーモデル機(シングルGPS)で低層住宅地を走ったときの記録。軌跡が大分ガタガタしているのが分かるかと思います。
このように、シングルバンドGPSの場合、軌跡がズレやすくなっています。他方で、Amazfit Cheetah 2 ProのデュアルバンドGPSでは軌跡のズレが減っていますよね。

下図の新横浜駅構内を歩いて篠原口に出たルートの軌跡は完璧でした。


ちなみに、第三者による実機テストでも、Amazfit Cheetah 2 ProのGNSS測位は高速で、かつ安定しているという評価を受けているんです。
他方で、全ての環境下でGarminなどの最上位モデルを上回るとは限らない点も要注意ポイントです。
Amazfit Cheetah 2 Proは、一般的な郊外ルートではGarmin Forerunner 970に近い精度を示した一方、複雑な都市部では、最上位クラスのデュアルバンドGPSウォッチに一歩譲る場面もあるという評価もあります。
それでも、Amazfit Cheetah 2 ProはAmazfitの中でも特にGPS性能を重視したモデルであり、ジョギングからフルマラソン、トレイルランニングまで幅広く使える測位性能を目指した設計になっています。
ランニングウォッチとして考えるなら、Amazfit Cheetah 2 Proを選択するのは大いにありです。
参考までに、ランニングをしたときのデータを掲載しておきますね。




上図の最下部にある「装備を選択」から今使っているランニングシューズなどのデータを入力できるようになっていました。

個人的には、シューズに愛着もわきますし、面白い仕様だと感じています^^

また、各データの詳細な値も確認できるようになっていました。


H3:オフラインマップ(等高線・ベースマップ)とターンバイターンナビの使い勝手
Amazfit Cheetah 2 Proのもう一つの大きな魅力が、オフラインマップです。
Zeppアプリから
・ベースマップ
・等高線マップ
・スキーマップ
などをダウンロードでき、これを内蔵ストレージに保存することができます。
普段走りなれた自宅周辺であれば、地図を確認する場面というのは、それほど多くないと思いますが、旅行先や初めて走るロングコース、山の中を走るトレイルランニングでは話が変わってきます。
「この交差点は右だったかな?」とか、「次の分岐はどっち?」という場面で、毎回スマートフォンを取り出さなくても、腕を見るだけでルート確認ができるのは非常に便利ですよね。
そもそもスマートフォンを持ち歩いていない可能性もあるわけですから。
さらに、Amazfit Cheetah 2 Proにはターンバイターンナビゲーションにも対応。
曲がるポイントが近づくと案内を確認できるため、地図をずっと見ながら走る必要がなくなります。
また、ルートから外れた場合の自動再ルーティングや、周辺のPOI(施設・地点)検索、距離と方向を指定したルート作成にも対応しているのは、Amazfit Cheetah 2 Proの強みです。
等高線はトレイルランニング時に役立ちますよね。
ただし、オフラインマップは事前にダウンロードが必要で、Amazfit Cheetah 2 Proに地図情報を落とす方法にはBluetooth方式とWi-Fi方式の二種類があります。
Bluetooth方式で一度やったことがあるのですが、データ転送容量が多いので数時間かかってしまいました。
Wi-Fiだと数分から数十分でダウンロードできるので、環境が整っているのであれば、積極的にWi-Fi経由でAmazfit Cheetah 2 Proに地図情報をダウンロードして下さい。
H3:乳酸閾値・心拍数・ランニングフォーム・PeakBeatsによるトレーニング分析

Amazfit Cheetah 2 Proは、走った距離や時間を記録したうえで、さらに、当該トレーニングでどのくらい身体に負荷がかかったかまでをも分析できる点に、スポーツウォッチの魅力があります。
その中でも「乳酸閾値」の計測ができるんです。
乳酸閾値というのは、運動強度を上げていったときに、身体の中で乳酸が急激に溜まりやすくなる境目のことをいいます。
ようは、ランナー目線でいうと、「長時間維持できる速さと、かなり苦しくなってくる速さの境界を知るための目安」と考えると分かりやすいのではと思います。
Amazfit Cheetah 2 Proは乳酸閾値ペースと、乳酸閾値心拍数に対応しているんですね。
さらに、ランニングパワー、ランニングフォーム分析、予想フィニッシュタイムなど、本格的に走る人向けのデータ確認もできるんですよ。
そして、従来のAmazfitにも搭載されてきたPeakBeatsも搭載されています。
これらの情報を駆使して、追い込むトレーニングをするのか、それともアクティブレスト的なトレーニングにするのかを判断するのに有用ですよ。
H3:170種類以上のスポーツモードとHYROX・筋トレ自動認識の使い勝手
Amazfit Cheetah 2 ProはさらにHYROXトレーニングや筋トレ自動認識機能も搭載しています。
スポーツモードは170種類以上対応です。
つまり、ランニング系トレーニングだけでなく、ウォーキング、サイクリング、筋トレなど幅広い運動をAmazfit Cheetah 2 Pro一台で記録することができるんです。
特に、最近のAmazfitが力を入れているのが、HYROXです。
HYROXはランニングと複数のファンクショナルトレーニングを組み合わせる競技で、単純なランニング能力だけでなく、筋力や持久力も求められるハードなスポーツです。
Amazfit Cheetah 2 Pro自体は特にランニング特化モデルではありますが、HYROXトレーニングにも対応している点から、HYROXプレイヤーにとっても使える一台に仕上がっていますよ。
H2:【日常使い】バッテリー持ち・Zeppアプリ・スマート機能の使い勝手
H3:バッテリー実測Ⅰ通常使用最大20日・GPSモード31時間の安心感
Amazfit Cheetah 2 Proの普段使いでの最大の持ち味は、何と言っても通常使用時で最大20日間もつバッテリーもちです。
私自身、2ヶ月ほど使わせてもらって、充電したのは3・4回しかありません。
何度もGPSモードも使っているのですが、時間が短いためか、バッテリー持ちには影響しなかったようですね。
普段使いにはちょっと高価な代物ではありますが、所有欲は間違いなく満たされる一台です。
H3:24時間健康モニタリング(心拍・睡眠・ストレス)と日常での使い心地
その他、24時間健康モニタリング機能や睡眠計測にも対応しています。
医療機器ではない点にはご注意下さい。
この辺りは毎回、同じ説明を繰り返しているので割愛させていただきます。
H2:【徹底比較】Cheetah 2 UltraやT-Rexシリーズとどっちが買い?

Amazfit Cheetah 2 Proには最上位モデルのUltraがあります。
Amazfit Cheetah 2 Ultraは99,800円と、中々手が出しづらい価格帯ですが、画面サイズが1.5インチにアップし、バッテリーも780mAhに増量されている点が特徴です。
例えばですが、山岳ルートを地図で確認する際には、ProよりUltraのほうが画面サイズが大きいので、ルート確認しやすくなります。
また、ランニング中もより、パッと見でペースを確認することができます。
さらに、バッテリー容量から、普段使い時には最大30日、つまり約一ヶ月の利用が可能になっている点は良いですね。
ちなみに、Ultraはデータ容量が64GBまでアップしているので、より多くのマップデータや音楽を格納できる点は魅力ですね。
Amazfit Cheetah 2 Proはランニング、マラソンといった辺りのプレイヤーを対象としているのに対して、Amazfit Cheetah 2 Ultraはウルトラトレイルや山岳レースを意識したモデルになっているという違いがあります。
つまり、Ultraは長距離トレイルや標高差の大きい環境を想定して作られているんです。
ProとUltraの価格差は約25,000円。
個人的には、現状の差異であればProの方がコスパが良く、買いやすいランニングウォッチだと感じました。
H2:まとめⅠAmazfit Cheetah 2 Proは本気で走るランナーの強力な相棒
従来のAmazfitはコスパの良いスマートウォッチを出すメーカーというイメージが強かったところ、最近はコスパだけでなく、性能重視、スポーツ重視を明確に打ち出してきている点が特徴的です。
個人的には面白い展開になってきたなと思う反面、各シリーズの明確な位置づけや、元々のコスパタイプのラインナップもしっかり展開して、Xiaomi等の超コスパモデルメーカーに対抗して欲しいなという気持ちもあります。
それでも、今作のAmazfit Cheetah 2 Proはランナーにとっては貴重な一機です。
GarminやCOROSといったランニングウォッチメーカーの有力な対抗馬になってくれることを期待しています。

