Amazonで密かな人気を集めているヘッドホンがあります。
それが”Srhythm”というメーカーのヘッドホンです。
コスパが良いというのが要因なのですが、メーカーについてはほとんど知られておらず、不明瞭な点が多い謎のメーカーだと感じています。
今回は”Srhythm NC95”をレビューするとともに、”Srhythm”がどこの国の会社・メーカーなのか調査しました。
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”Srhythm”はどこの国の会社?
ヘッドホンメーカーの”Srhythm”は一体どこの国の会社・メーカーなのでしょうか。
調査してみたところ、Amazonで販売している”Srhythm”の正規ストアは中国の深圳にある企業でした。
資本金は100人民元で日本円にして約2000万円。
ベンチャーとしてはそこそこ資本金を入れている会社なので、ここから、基本はヘッドホン業界で活躍したいと思っていることが伺えます。
現在もAmazonでは人気のヘッドホンとして登場していますし、アマゾン内広告も積極的に活用して販路を開拓しているので、売り上げは上々なのでしょう。
”Srhythm”は今後も楽しみなヘッドホン、音響メーカーだと思っています。
”Srhythm NC95”をレビュー♪
それでは”Srhythm NC95”をレビューしていきましょう♪
”Srhythm NC95”の音質
”Srhythm NC95”の音質についてみていきましょう。
”Srhythm NC95”が対応しているコーデックが分かりませんでしたが、最低限SBCコーデックには対応しています。
では、あくまでも一般論としてですが、SBCより音質が良いとされているAACコーデックに対応しているのかというと、不明でした。
ドライバーは40mmダイナミックドライバーが使用されていて、最近の主流に沿ったドライバーが使われているのが特徴でした。
最近は他社のヘッドホンも基本は40mmダイナミックドライバーが使われています。
また、販売ページではHi-Fi高音質と書かれていて、それは各社の音作り次第なので100歩譲って許される表現だとして、さらに「ハイレゾ音源のクリアで繊細なサウンドを実現する」というワンフレーズが書いてありました。
ですが、販売ページのどこをみてもLDACやaptX Adaptiveといったハイレゾ対応コーデックの表記がなく、さらにハイレゾ協会認証の画像も付されていなかったこと。
さらにはレビュアーさんの中には音質に期待しない方が良いという方もいたので、おそらくハイレゾには非対応のヘッドホンの可能性があります。
そうすると、AACコーデックも書かないところをみるとライセンスを取得しておらず、SBCコーデックのみの対応となっている可能性がある点には注意をして購入しましょう。
同価格帯でハイレゾに対応していて使いやすいヘッドホンとして”Edifier W820NB PLUS”が挙げられます。
”Edifier W820NB PLUS”の前進の”Edifier W820NB”をもっていて、基本性能はほとんど変わらないのですが、ノイキャンが良く効くヘッドホンでした。
”EDIFIER W820NB”の実機レビューはこちらをご覧ください。
→【実機】”EDIFIER W820NB”評判とレビュー♪”W820NB”は気軽に使える高コスパが魅力のヘッドホン♪
”Srhythm NC95”のノイキャンはどう?
”Srhythm NC95”のノイキャン性能は35dB相当のノイズをカットしてくれます。
”Srhythm NC95”のノイキャンは程よいくらいと言われていて、ノイキャンが強いのを苦手とする人には向いています。
ハイエンドクラスで5万円もする大手メーカー製ヘッドホンのノイキャンと比べると見劣りしますが、この価格帯であれば及第点と言えるノイキャン効果といえます。
他のレビュアーさんでも程よいノイキャン効果で使いやすいという意見があったので、この点のみを目的に”Srhythm NC95”を選ぶというのはありです。
”Srhythm NC95”はハイレゾ対応?
前述の通り、”Srhythm NC95”はハイレゾ非対応と思われます。
通常、ハイレゾ対応製品であればハイレゾ認証を受けたことを証明するデータを添付していますし、ハイレゾ対応コーデックを販売ページに明記していることが一般的です。
また、ハイレゾと同義で使われるHi-Fi高音質というのは原音を忠実に再現するというニュアンスがあります。
そのため、ハイレゾ非対応だけども、高音質っぽく見せたいという場合に中国系メーカーが良く使う手法です。
Hi-Fi高音質を再現するのであれば、最低限、本当のハイレゾ相当でないと音の再現が難しく、AACコーデックにすら対応しているか分からない”Srhythm NC95”では、Hi-Fi高音質も期待しない方が良いでしょう。
”Srhythm NC95”の外音取込モードはどう?
”Srhythm NC95”には外音取込機能があります。
”Srhythm NC95”のノイキャンモードがそこそこ使えることを考えると、そこそこ使えるようです。
実際レビューも確認してみると、外音取込モードがあるので育児中にも装着できるという方がいらっしゃいました。
また、”Srhythm NC95”の外音取込機能を使って近くの人とおしゃべりをすることも可能とのことなので、この点は問題ないでしょう。
”Srhythm NC95”のデザイン性
”Srhythm NC95”のデザインは一見するとアップルのヘッドホンに似ているなと感じました。
この点は他社の人気製品に似せたり、またはデザイン性を追求した結果、似てしまうということはあると思います。
前者であれば戦略的にということになりますが、後者であれば偶然ということになりますね。
イヤホンを見ていても、いかにAirPodシリーズに似せているイヤホンが多いことか・・・。
ただ、”Srhythm NC95”は大判なイヤーパッドのため側圧が上手く分散されている可能性があります。
さらに、大きめのイヤーパッドで耳を覆い被さるように装着するオーバーイヤーヘッドホンなので、装着感はかなり良いと思いますよ。
イヤーパッドにどのような素材が使われているのかまでは不明でしたが、装着感やデザイン性は良いと思います。
”Srhythm NC95”の装着感・フィット感
”Srhythm NC95”の装着感・フィット感については前述してしまいましたが、オンイヤータイプのヘッドホンを装着したことがあることがある人はわかると思いますが、耳の上にヘッドホンが乗っていると耳が痛くなってきます。
さらに我慢して装着していると側圧で側頭部に痛みが走ります。
この点、”Srhythm NC95”はオーバーイヤー、つまり耳を覆うように装着するタイプのヘッドホンなので、長時間装着していても側圧で頭が痛くなる可能性は少ないと思われます。
ただ、懸念点としてあえて挙げるならばイヤーパッドに何が使われているかが分からず、仮にスポンジ系だと側圧が強くかかる可能性があります。
この価格帯の最近の主流はプロテインレザーというフカフカモチモチの素材が使われているんですね。
例えば、こちらは4,000円前後のNOKIAのヘッドホンなんですが、おそらく内部はスポンジになっていると思われます。
こちらは先ほど実機レビューへのリンクを掲載したEDIFIER W820NBのイヤーパッドですが、プロテインレザーが使われています。
レビューを見ている限り、装着感は良いようなので、せめてプロテインレザーであって欲しいですね。
”Srhythm NC95”の再生時間・バッテリーもち
”Srhythm NC95”の再生時間・バッテリーもちはしっかりしていて、ノイキャンなしの状態できくと65時間、さらにANCをオンにしていれば45時間もつので、バッテリーもちについては問題ありません。
また、10分の充電で3時間の再生が可能になる急速充電対応なのも特徴です。
さらに、Bluetooth5.3対応なので接続性は良いのではないかと思われます。
他でも書きましたが3.5mmオーディオジャックにも対応しているため、バッテリー切れ後に音楽を聴き続けたい場合には、ヘッドホンジャックのついているデバイスであれば、有線に切り替えて使い続けられる点もメリットです。
”Srhythm NC95”は有線コードにも対応
最近は有線コードに非対応な完全ワイヤレスヘッドホンが多くありますが、時たま有線コードを使って音を拾いたいなと思う時、ありますよね。
例えば、我が家のテレビは少し古くてBluetooth非搭載のテレビのため、臨場感に浸りながらゲームをするにはヘッドホンが必須なんですね。
そうすると、ウチにあるヘッドホンはほとんどワイヤレスヘッドホンなので、そもそもテレビと接続ができないんですよ^^;
これがスマホやタブレットとならワイヤレスヘッドホンでも十分なんですが、テレビばかりはすぐに買い換えるわけにもいかないしなということで、現在も有線ヘッドホンに甘んじています。
この点、”Srhythm NC95”は有線コードにも対応しているため、私の家のテレビのように少し古いタイプのテレビでも使えるヘッドホンなんです。
また、”Srhythm NC95”のバッテリーはかなり持つ設計になっているのですが、いざ使おうと思ったら充電が切れていた・・・なんてことがよくあります。
そういう場合でも、有線接続が可能なデバイスで音楽を聴けば、すぐに音楽を聴ける点に”Srhythm NC95”のメリットがあります。
”Srhythm NC95”の口コミ・評判をレビュー♪
ここからは”Srhythm NC95”の口コミ・評判を見ていきましょう。
単純にオーディオで繋いで音楽を楽しむことができ、
Bluetoothで飛ばして使うこともでき、
デザイン的に落ち着きのあるクラシックな印象もあるので、
用途、年齢を問わず親しみやすいヘッドホンだと思います。
RとLが大きく表示されていて見やすく、
耳がすっぽりとはまる形状もよく、
耳の中の(空気の)圧迫感もありませんでした。
最初、音質がクリアではなくて不満がありましたが、
しばらく使ううちに良くなってきました。
ヘッドホンはそういうことが多いようです。
イラストだけで理解できる取説が、わかりやすく感心しました。
しっかりとしたケース付きで、清潔に安全に収納できます。
引用元:Amazon”Srhythm NC95”レビューより
こちらのレビュアーさんの仰る通り、エイジングといって使っているうちに、またはあえて大きな音量で音を出し続けることで振動板をならすことで、そのヘッドホンやイヤホン本来の音質が出ると言われています。
うまい具合にエイジングができたというより、運よく音質に慣れてしまったと捉えるのが無難かと思います。
とすると、”Srhythm NC95”の音質はクリアではなく、若干もやがかかったような音質の可能性もありますね。
最終的には、そういうものだとして慣れることになるのでしょう。
左右ともシルバーの棒部分が引き出せてサイズ調整が可能です。
引き出し長は片側約25mmで、左右合わせると50mmほどの調整幅があります。
まあまあ頭がデカい自覚のある自分で10mmずつ伸ばせば余裕がある着け心地なのでかなりクリアランスがある作りです。
また、側圧も比較的弱めなので多少ズレやすさは否めませんが長時間着けていても痛くならないコンフォートなヘッドホンですね。機能面ですが、右前にあるボタンで外部音取り込みモード→ANC/on→ANC/offの順に切り替えます。
右後のダイヤル部分は音量と電源のon/offで大変シンプル。ノイズキャンセルの効きですが、雑音や環境音に関してはかなり軽減してくれます。
が、周りで音楽を鳴らしていたりテレビがついている場合はそれなりにですね。
専用のアプリなどでイコライザー等の調整機能があれば良かったのですが、その辺りは再生機器や端末側でやる感じです。とは言え、価格帯からすればかなりコスパの良い商品だと思います。
DAPで音楽鑑賞レベルだと不足を感じますけど、ノイズキャンセリングヘッドホンを試してみたいという人はもちろん、普通にスマホで音楽や映像作品を楽しむために使うなら過不足なくこなせると思います。
引用元:Amazon”Srhythm NC95”レビューより
こちらのレビュアーさんの仰る通りで、音楽に絞って考えるのは頭が固いかもしれませんね。
テレビ用のヘッドホンや、うちのデスクトップ用のディスプレイがそうなのですが、スピーカーのないディスプレイを使っているんですね。
このディスプレイ用のヘッドホンとして、程よい価格のヘッドホンが欲しいとか、普段使いにある程度ラフに気軽に使えるヘッドホンが欲しいという方にとっては使いやすいヘッドホンといえます。
通勤電車でハイレゾ音源を堪能している人がどこまでいるのか疑問ですし、私も通勤時はiPhoneで聴いているのでAACコーデックになります。
ということは音はそこそこ劣化するわけですし、それでも満足して聴いています。
というか、通勤中に聴く音楽はノイズカットというイメージが強く、音楽も聴いているようで聴いていない部分もあるので、音質はそこまで求めていないという方には良いかもしれません。
”Srhythm”が怪しいと感じる理由は何?
今回、”Srhythm”をレビューしようと思ったのは、以前から”Srhythm”というブランドを知っていたものの、中々伸びてこないなと思って気にかけていたからです。
どうやら日本市場、特に Amazonユーザーをターゲティングしているように感じられますが、それ以上、例えば家電量販店などの日本市場全体を視野には現状入れていないようです。
そこで感じたのが、”Srhythm”って怪しくない?ということでした。
この”Srhythm”に怪しさを感じる原因としては、”Srhythm”というブランドがちゃんと見えてこないこと。
また、”Srhythm”の販売ページに表記されるべき事項が表記されていないこと。
そして、”Srhythm”というブランド名が日本人にとって読めない綴りになっていることも大きいでしょう。
”Srhythm NC95”の評判をレビュー♪”Srhythm”は怪しいけど、どこの国の会社?まとめ
今回は”Srhythm NC95”の評判をレビューしました。
レビューが高評価レビューに偏っているのはちょっと、あれ?という感じがしなくもありません。
音質面はそこまで期待できないまでも、デザインが気に入った方はノイキャン入門モデルとして買うというのはありだと思いました。
ただ、ハイレゾ音源などをコスパ良く試したい、音質を重視したいという方は、同価格帯のEDIFIER W820NB PLUSをご検討ください。
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