今回は格安タブレットのHiGrace C107を実機レビューします。
タブレットも価格帯の下のほうだと1万円前後で買える時代になりました。
用途次第ではiPadなどのハイエンド製品はいらないので、ブラウジングや音楽、動画鑑賞、読書といったライトな使い方であればHiGrace C107タブレットで十分です。
その代わりスペックは相応のものとなってきます。
使い方の問題ですので、HiGrace C107タブレットに見合った使い方もご紹介します。
動画版を用意しました。移動中にお聞きください♪
HiGrace C107タブレットを開封
まずはHiGrace C107タブレットを開封していきます。
こちらがHiGrace C107タブレットのパッケージ表面です。
FFぽいデザインが素敵ですね。
こちらがHiGrace C107タブレットの同梱物一式です。
HiGrace C107タブレットの梱包も丁寧でした。
タブレット自体には保護フィルムなどが貼ってありますが、剥がして使うことになるので、別途保護フィルムが必要な方は、購入を検討してください。
HiGrace C107タブレットに貼ってあった保護フィルム兼操作説明を剥がすと下図のような光沢感のあるグレア調のディスプレイになっています。
HiGrace C107タブレットの背面にも保護シートのようなものが貼ってありました。
恐らく剥がしても問題ないとは思いますが、今回は剥がさなくても良いかなと思い、そのままにしてあります。
HiGrace C107タブレットのカメラ部分です。
HiGrace C107タブレットのボタン類です。このボタン類のある方が基本上になります。
左から、ボリューム系二つ、電源ボタン、TFカードスロット、USB端子です。
HiGrace C107タブレットの底面です。
恐らく底面にスピーカーが来るようになっています。
画面を反転させればスピーカーを上部に持ってくることも可能です。
HiGrace C107タブレットを縦持ちした際の底部には何もありませんでした。
HiGrace C107タブレットを横持した際の上部にも何もありませんでした。
それではHiGrace C107タブレットの電源を入れていきましょう。
ここからは、基本的にアンドロイドタブレットと同じGoogleアカウントの登録画面に移行して、必要な機能をオンオフするかを決める画面になります。
私はとりあえず、いらなさそうなもの以外は入れることにしました。
設定自体はそこまで難しくないのでご安心下さい。
HiGrace C107タブレットをレビュー♪
では、HiGrace C107タブレットをレビューしていきます。
HiGrace C107タブレットのスペック
まずは、HiGrace C107タブレットのスペックを確認していきましょう。
メーカー: HiGrace C107
サイズ: 24.5*15.3*0.9cm
カラー: ブラック
スタンディングスクリーンディスプレイサイズ: 10.1インチ
CPUブランド: Allwinner A523
グラフィックカード種類: 一体型
通信形式: Bluetooth, Wi-Fi
解像度: 1280*800
OS: Android 14
重量: 542g
カメラ解像度: 前方5MP 後方8MP
HiGrace C107タブレットのCPUにはAllwinner A523が搭載されています。
Allwinner A523自体はローエンド端末に多く搭載されているCPU(SoC)なのでスペックを求めてくるようなアプリを動かすことはできません。
したがって、例えば重めのゲームだったり、お絵描きには不向きなタブレットと言えます。
反面、価格帯も1万円前後で買いやすく、例えばお子さんがYouTubeで勉強動画を見るとか、学習塾の勉強用動画を見るといった簡単な用途であれば十分に活用していくことが可能です。
また、ゴロゴロしながらネット検索をしたいといった使い方でもいけるので、その辺は使い勝手良く使えます。
HiGrace C107タブレットのカメラ性能
HiGrace C107タブレットのカメラ性能は残念ながらおまけ程度のものです。
といのも、HiGrace C107タブレットのカメラ性能はメインカメラで8メガピクセルしかありません。
また、iPhoneなどのハイエンド機と比べると補正も余り入らないので、インスタなどのSNS用タブレットとして使うのであれば不向きということになります。
反対に、日頃のメモ代わりに何でも写真に取っているという方は、HiGrace C107タブレットでも十分文字は読み取れます。
格安タブレットのほとんどはカメラ性能に期待しないほうが無難なので、この点は趣味や遊び用のタブレットとして割りきって使いましょう。
実際に撮影もしてみましたが、ピントはしっかり合うものの、撮影後の写真はiPhoneと比べてもくすみがかったような色合いになってしまいます。
この点は、やはり割りきりが必要です。
HiGrace C107タブレットの携帯性
HiGrace C107タブレットは10.1インチのため、重さが約500gちょっとあります。
安全用のカバーやケースを使うと700g前後の重さになるので、携帯性にはやや不向きです。
どちらかというと、持ち運ぶというよりは自宅にいながら寝室とリビングを持ち歩く程度の使い方が無難なサイズ感です。
もちろん、HiGrace C107タブレットでも文章などは打てますし、何かの執筆作業やレポートをまとめるのにHiGrace C107タブレットを使うのはありです。
グーグルドキュメントであれば十分アクセスして使えるスペックなのと、ちゃんとBluetooth接続のキーボードにも対応しているので、HiGrace C107タブレットを外出時の執筆用アイテムとして使うという方法もあります。
HiGrace C107タブレットのタッチ操作感
HiGrace C107タブレットの操作感はそこそこですね。
約1万円から1万三千円程度のクラスということを考えると妥当な操作感です。
縦スクロールにどの程度の引っ掛かりが起こるか動画を撮影したので、良かったらご覧ください。
個人的にはもっと酷いひっかかりが発生する可能性があると思っていたのですが、想像以上に滑らかだったことに驚きました。
個体差があると思いますが、画面スクロール中に意図せずタップ動作になってしまう点があったので、その点はご注意ください。
しっかりスクロールするように指をなぞれば誤操作は防げます。
総じて、ローエンドモデルらしい操作感ではあるものの、スクロールした際の画面遷移の感覚は実用レベルにまで引き上げられていました。
HiGrace C107タブレットをSNS専用アイテムにする
HiGrace C107タブレットのもう一つの使い方として、X、インスタやTikTokといったSNS専用機にしてしまうのも面白い使い方です。
私は普段、デスクトップPCかMacbook Airで作業をすることが多いのですが、一々ブラウザーの別タブでSNSに行くのが面倒なんです。
特に旧ツイッターであるXなんかはその時々でアクセスして情報収集に使えますが、HiGrace C107タブレットをタブレットスタンドに置いておいて、ずっとXを開きっぱなしにした上で、外付けキーボードを使うと結構便利です。
私としては、外付けキーボードの中でもキーボード奥にタブレットやスマホ用の溝が掘ってあるタイプのキーボードなら、別途タブレットスタンドも必要ないので使いやすいですよ。
ただ、そうするとキーボードとタブレットの2個もちになるので嵩張るという方は、キーボードカバータイプでBluetooth接続可能なキーボードを用意するのがおすすめです。
こちらなら、キーボードとHiGrace C107タブレットをワンセットにして持ち歩けるので嵩張らなくて便利です。
HiGrace C107タブレットの画面サイズ
HiGrace C107タブレットの画面サイズは10.1インチと見やすい大きめなディスプレイをしています。
タブレットは大体7インチ、8インチ、10.1インチとサイズ感が大きく変わってきます。
個人的には7インチ、8インチであれば読書専用タブレットとして扱いやすいサイズ感です。
特に、文庫本サイズの小説やビジネス書籍系の縦読み、横読みに向いていると感じています。
というのも、8インチくらいだと、文字の画面表示がデフォルトでちょうど良いサイズ感になるので、あまりピンチインやピンチアウトをすることなく読めるという意味でちょうど良いんです。
反面、dマガジンのような電子雑誌も見ることはできますが、こちらは見開きで見やすいのが10.1インチサイズになります。
また、当然ながら10.1インチサイズのほうが持っていて疲れるので、比較的長時間持っていることになる小説系なら8インチサイズの方が使いやすいです。
とはいえ、タブレットスタンドを使って置きながら読めば10.1インチサイズでも楽に読めるので、使い方は工夫してみてください。
次に、動画を見るならやはり大画面のほうが見やすいという意味でHiGrace C107タブレットのように10.1インチのほうをおすすめします。
やはり8インチサイズでYouTubeを見ているとちょっと物足りなさを感じてしまうことがあります。
ただ、ここは好みで結構分かれるところかなと思っていて、8インチサイズでも全然楽しめるという方は8インチタブレットで動画を見てOKです。
8インチサイズだと物足りないと思われるようであれば、10.1インチサイズを選ぶようにしましょう。
少なくとも、10.1インチサイズのほうが、大は小を兼ねるという意味でも使いやすいです。
HiGrace C107タブレットは動画視聴に良い
HiGrace C107タブレットは動画視聴に向いています。
というのも、10.1インチのタブレットは画面が大きいので動画を見るのに最適なサイズなんですね。
HiGrace C107タブレットを重いと感じないのであれば、持ち運んで電車の移動中に動画を見るのにも使えます。
ディスプレイは恐らくIPSタイプだと思うので発色も良く、グレア調なことからとても見やすい画面になっています。
お子様の勉強用タブレットととしてはちょうど良い発色で、画面が見づらいといった現象は起こりにくいでしょう。
試しにYouTube動画を見てみましたが、ゲーム実況動画は普通に再生できました。
HiGrace C107タブレットでゲームはできるか?
HiGrace C107タブレットに搭載されているCPUはローエンドモデルなので、基本、ゲームはできません。
ですが、例えば、PUBGというシューティングゲームは、軽量版をダウンロードしてあげればちゃんと動作して対戦ができることは確認済です。
動作中のラグや、対人戦の際のラグ、重みなども感じなかったので、PUBG側がかなり軽く作られているという印象です。
対して、原神などの重いゲームはできないので、ゲーム目的でゲームを快適にやりたいのであればミドルスペック以上、3万円以上のクラスから選ぶようにしましょう。
HiGrace C107タブレットをドキュメント作業特化にする
HiGrace C107タブレットのような格安タブレットの利点は、Googleドキュメントを使えるところにあります。
下図のようなタブレットやスマホ用に溝が掘ってあるタイプのキーボードであれば、タブレットスタンドなしでタイピング作業が捗ります。
このキーボードは無名の中華メーカーですが、横置きもできました。
これでGoogleドキュメントを落として使うことで、テキスト入力が捗るため、簡単な報告書の作成くらいなら十分代用可能です。
こちらで実際にタイピングをしてみました。
不安定なところにカメラを配置してしまったのでミスタイプを連続してしまいましたが、使えることに変わりはありません。
あくまでも軽作業の延長線上にあるタイピングモードなので超長文となると、スペック的にカクつく可能性がある点だけはご注意ください。
普通の文章を打つ分には問題なくできました。
HiGrace C107タブレットの口コミ・評判をレビュー♪
HiGrace C107タブレットの口コミ・評判は後日搭載いたします。
【実機】HiGrace C107タブレットレビュー♪ サブやお子様用タブレットに最適な一台まとめ
今回は、HiGrace C107タブレットを実機レビューしました。
HiGrace C107タブレットはローエンドモデルですが、この物価高騰時代にあって、かなりお値段を頑張ってくれているメーカーという印象です。
動画視聴やテキスト入力、簡単なゲームくらいなら難なくこなせる点は、非常にコスパが良いなと感じています。
お子さんがタブレットをおねだりしてきたときに、最初に持たせてあげるタブレットとしてもコスパ、性能のつり合いから見て良いでしょう。
総じてコスパ面に優れたタブレットでした。