ゲーミングPCの性能を大きく左右する要素にGPUがあります。
GPUにもランクがあり、当サイトでは前回、中古ゲーミングPCショップの”GP-ZERO”よりエントリーモデルのGPU搭載モデル”エントリークラスゲーミングPCセット(GTX960)”を頂きレビューしました。
このエントリークラスセットはGPUにGTX960という入門クラスを積んでいるため、ゲームプレイ時には画質を落としたり、フレームレートを落とす必要がありました。
ですが、今回のミドルクラスは性能が大幅アップ♪
FPS(フレームレート)もそれなりに出るGTX1660Superを搭載している”ミドル快適クラス”をレビューしていきます。
開封から、フォートナイトやAPEX、ちょっとマイナーなところだとWOT(ワールドオブタンクス)のゲーム動画をはさみながらレビューしていきますね♪
⇒GTX1660Super搭載ミドル快適クラスの詳細はコチラ
エントリークラスの実機レビューはこちら♪
⇒【実機あり】GP-ZEROの評判・口コミをレビュー♪『GP ZERO』の中古ゲーミングPCの品質はどう!?
”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”のレビューと開封
まずは、”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”の開封から見ていきましょう。
“GP-ZERO”の梱包はとてもしっかりしているので、安心して開封することができる点は魅力ポイントの一つです。
まず、このような大きなダンボールに入ってきます。
シューズのサイズが28cmなんですが、モニターと一式セットでこの大迫力のボリューム。
中はこんな感じでクッション材を大量に敷き詰めてくれています。
手前に、ゲーミングPC本体、奥にモニターとコード類、右手側にゲーミングキーボード・マウスセットが格納されています。
こちらはモニター一式。
モニターは中古品になるため、サイズやデザイン、メーカーなどを選ぶことができません。
そのため、今回はDELLの狭額ベゼルタイプ、23インチモデルが届きました(スピーカーは非搭載)。
ちなみに、前回レビューした際のモニターは、いわゆる普通のオフィスにありそうなベゼルのある21.5インチモデルでした。
(※↑前回の写真)
モニターに関してはフレームレート基準となっています。
なので、何インチが良いといった明確な希望があるのであれば、セットモデルではなくゲーミングPC本体だけの個体をバラで買った方が良いです。
今回のは2021年のモデルと結構新し目でした♪
モニターのポートはこんな感じです。
主に使っていくのが、DPとHDMI端子ですが、付属してきた端子はDP(ディスプレイポート)タイプでした。
ちなみに、このモニターもかなり厳重に梱包されていて、下図の写真のピンクの緩衝材で手厚くくるまれていました♪
やっぱ薄型は見映えが良いですね^^
挿し込み型のモニターなので、難なく完成。次行きましょう。
右側に入っていたゲーミングキーボード・マウスセットを取り出して。
ゲーミングPC本体を取り出しましょうか。
GP-ZEROは梱包にもお金をかけていると思います。そのくらい手厚い梱包なので輸送段階での故障はあまり考えられません。
発砲スチロールとビニールを取り外せば・・・
ゲーミングPCのお出ましです♪
ゲーミングPC本体のカラーはブラックとホワイトの二色から選べます。
ブラックはどんな室内にも合いますし、重厚さが良い感じを醸し出しています。
フルサイズのゲーミングPCケースなので大きさが際立ちますが、ホワイトだと落ち着いて見えます。
ギラギラしていないので、インテリアとの調和を考えている方はホワイトを選ぶと良いですね。
私はホワイトの方が好みかな。
性能は中のパーツに依存するので、ケース自体はお好きなカラーを選ぶと良いですよ^^
このPCケースは”thermaltake”という人気ケースメーカーの新品が使われています。
中古ゲーミングPCというと、古ぼけていたり、傷物が届いたらどうしようと躊躇してしまいがちですが、GP-ZEROの場合はケースが新品です。
ケースが新品というだけでも、かなり印象が良いんです♪
急に地味な画像になりましたが、こちらが付属してきたゲーミングPC本体の電源ケーブルと、モニターの電源ケーブル、DPケーブルです。
こんな感じでお見積り書も付けてくれます。
やっぱり白は映えますね♪
背景が全てを台無しにしているのはツッコまないでください笑
”thermaltake”のケース天板にはホコリが直で入り込まないよう、マグネット式のカバーがついています。
見て分かる通り、”thermaltake”にはCDやDVDなどのドライブが搭載されていません。
もし、音楽の取り込みまで考えているという方は、別途、外付けDVDドライブを購入しましょう。
そのほか、電源ボタンや各種端子類が上部に集まっているため、とても使い勝手の良いPCケースです。
こちらが、”thermaltake”ケース背面。
接続端子は豊富です。
通常のパソコンなら、モニターとの接続でミスすることはないのですが、初めてゲーミングPCのセッティングをすると大抵間違えるのが、映像ケーブルの配線ミス。
ゲーミングPCの場合、映像出力はGPUから行われるため、ケーブルもGPUに直接繋げる必要あがあります。
GPUがどこにあるのかというと、空冷ファンの真下に横一列になっている部分です。
これを間違えて、通常のパソコンのように本体左側面の縦になっている方にケーブルを挿し込むと、映像が出てこないので要注意です。
ちなみに、私が初めてゲーミングPCをセットアップした際、見事にやらかしました(笑
こちらが、”thermaltake”の側面アクリル板。
透明度が高く中が見えるため、LEDの発光も良く見えますよ^^
光物が好きな方には良いですね♪
ちなみに・・・こちらの汚い写真は、3年間まったく清掃をしてこなかったメインPCの内部です。
中古PCって、ようはこういう状態なんですよね^^;
ここから、どれだけホコリを綺麗にとって、交換できるパーツを交換して、なるべく綺麗にして出荷しています。
こちらは”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”が届いて直ぐ、アクリル板をとって中を撮影した写真です。
とても中古とは思えない綺麗さですよね。
後述しますが、GP-ZEROは清掃・メンテナンスに一番力を入れていて、目標が新品のような中古なんです。
そのため、このようにホコリ一つない状態で届きます。
各パーツもかなりハイレベルなメンテナンスが行われています。
この縦刺しになっている、いかついパーツはメモリですね。
8GB×2の構成です。
こちらがGPU、いわゆるグラボです。
底には電源が組み込まれています。
電力が500wなら定格出力600wのポタ電で動かせると思うので、パススルー機能の付いたポタ電を間にかませると、簡易的な無停電電源装置が作れます。
興味があったら検索してみてください^^
ケースがどのように光るかというと、このように光ります。
実際はアクリルケースを付けるので、もう少し淡い光になりますよ。
この写真の通り、向かって左、正面、右と3方向に排気ファンがありますし、更に天板にも空気穴があるので、熱はこもりにくいタイプのケースです。
なんど見てもカッコ良い♪
何故だか写りが悪くなってしまったのですが、インストールされているアプリはデフォルトではこれだけ。
余計なソフトが入っていない点も魅力です。
付属していたゲーミングキーボード・マウスを繋げれば、お待ちかねのゲーミングPCの出来上がりです♪
今回は、ケースがホワイトだったので、キーボードやマウスもホワイトで統一し直してみました♪
キーボードとマウスに関しては、あえてゲーミングモデルを選ぶ必要性はなく、むしろゲームを快適にプレイしたいなら、それなりのゲーミングキーボード・マウスを買った方が良いです。
これは個人的な感想ですが、今回ついてきたゲーミングキーボード・マウスは、初回セットとしては良いのですが、使い続けるとなると物足りないモデルでした。
それから、マウスパッドは必ず用意しましょう。
マウスパッドがあるだけで、操作性が格段に上がります♪
それでは、次からは個別の項目をレビューしていきます^^
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”GP-ZEROミドル快適クラス”のスペック
今回いただいた”GP-ZEROミドル快適クラス”の主なスペックは下記の通りです。
CPU:Core i7 6700(第6世代)
GPU:NVIDIA GeForce GTX1660Super
メモリ:16GB=8GB×2
ストレージ
⇒SSD:512GB(デフォルト設定は256GB)
⇒HDD:1TB
モニター:DELL P2319H(中古販売価格:8,000円~10,000円前後で推移)
前回ご紹介したエントリー向けモデルのスペックは下記の通りです。
CPU:Core i7 4770(第四世代)
GPU:NVIDIA GeForce GTX960
メモリ:16GB=4GB×4枚
ストレージ
⇒SSD:256GB(恐らくSATAのSSD)
⇒HDD:500GB
モニター:DELL E2216H(実勢価格1万円台前半)
”エントリークラス”と”ミドル快適クラス”の価格は以下の通り(2023年2月調べ)。
”エントリークラス”=66,000円(税込)
”ミドル快適クラス”=88,000円(税込)
とにかくコスパ重視!という方は”エントリークラス”でも良いと思いますが、本当の意味で良質なコスパを実現しているのは”ミドル快適クラス”のように感じます。
その理由はアップグレードされているCPU、GPUの違いです(SSDは標準で256GB、追加オプションをつけて増量可能です)。
たしかに、予算が限られているのであれば、”エントリークラス(GTX960搭載モデル)”でも良いと思います。
画質やフレームレートを低く抑えてあげれば”エントリークラス(GTX960搭載モデル)”でもフォートナイトやAPEXといったFPSゲームを十分プレイできます。
ですが、2万円予算を上げるだけで、単純なベンチマーク結果だけいうと数倍上の性能のゲーミングPCを買えます。
ベンチマークの参考値としては、GTX1060(GTX960の一つ上のランク)が大体400弱。
それに対して、GeForce GTX1660Superが1700台に乗っています。
単純計算で4倍強の性能アップです。
さらに、”エントリークラス”のCPUは第四世代のCore i7です。
それに対して、”ミドル快適クラス”のCPUは第六世代のCore i7となっています。
ベンチマーク上の性能差は数百ポイントの差しかありませんが、やはり、より最新世代の方が性能も良いので、ここに2万円分、予算を上積みする価値があります。
メモリは16GB搭載しているので、メモリ数がネックになってプレイに影響を与える可能性は少ないでしょう。
その代わり、”エントリークラス(GTX960)”の場合は、グラフィック面でGPUがボトルネックとなる可能性があります。
そうすると、やっぱり”ミドル快適クラス(GTX1660Super)”の方が、より多くのゲームを快適な環境でプレイしやすいんですね。
後から、GPUだけアップグレードしようとすると、数万かかってしまいますし…。
それくらいなら、最初から”ミドル快適クラス(GTX1660Super)”を選んでおいた方が良いのではないかというのが私の考えです。
”GP-ZEROミドル快適クラス”で各種ゲームをプレイ!
”GP-ZEROミドル快適クラス”で各種ゲームをプレイしてみました。
プレイしたゲームは
・APEX
・フォートナイト
・WOT(ワールドオブタンクス)
FPS(フレームレート)は60に設定。
画質もそれぞれ高めに設定した状態でのプレイです。
実際にプレイしている体感と録画版を見た感覚に若干のずれがありました。
動画ソフトが干渉しているのかもしれません。
実際のプレイはもっと滑らかに感じられました^^;
それでは、動画をアップしたのでご覧ください♪
”GP-ZEROミドル快適クラス”でAPEXをプレイ
こちらは”GP-ZEROミドル快適クラス”でAPEXをプレイした動画です(下手なので動画の質をご覧ください^^;)
画面左上に表示されている緑の数字が、その時々のフレームレートになります。
概ね60FPSを出していたので、プレイは快適でした。
APEXはエイムがムズイ^^;
(上手い人が羨ましいですよ笑)
フレームレートについて、個人的には30でも良いかなと思っていました。
ただ、30だと、1秒間に30枚の画像がスライドして1秒の動画になるので、残像感が出てきます。
それに対して60FPSなら1秒間に60枚の画像で動画が構成されているため、より滑らかな描写が可能になってくるわけです。
そうすると、振り向きざまの敵を見つけやすくなったりするので、FPSは高いに越したことはありません。
暇つぶし程度に遊びたいだけなら30FPSでもOK。
より、しっかりやり込みたいなら60FPS以上を求めてください。
こちらは”GP-ZERO”がアップしたAPEXの動作テスト動画です。
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”GP-ZEROミドル快適クラス”でフォートナイトをプレイ
次に、”GP-ZEROミドル快適クラス”でフォートナイトをプレイしてみました♪
こちらも下手なのでプレイというよりはFPSなどを中心にご覧ください^^;
グラフィック処理は、APEXよりフォートナイトの方が大変なのかなという印象を受けました。
APEXではほぼ常時60FPS出ていたものの、フォートナイトでは場所によっては30FPSまで落ちましたね。
といっても、プレイ自体に影響はありません。
プレイ中はカクツキ感もありませんでした。
ただ、準備タイムの集合場所(待ち部屋)は多くの人がアクセスするためか、かなりラグがきつくなります(これはPS4版も同じ)。
ですが、フィールドに出てしまえばFPSが下がることはあるものの、こちらもほぼ最大60FPS近く出ていて快適にプレイできました♪
”GP-ZEROミドル快適クラス”でWOTをプレイ
今度は、私がもっともやり込んでいるWOT(ワールドオブタンクス)を”GP-ZEROミドル快適クラス”でプレイ。
分かりやすいように快速軽戦車で走り回ってみました♪
画質が落ちてるなと思ったら、YouTube側の画質をアップしてご覧ください。
WOTの場合、体感はもっと滑らかに感じます。
画質は一番高いモード。
画面を右に左にクルクル動かしても遅延を感じず、残像感も少なかったので快適にプレイできました。
特にラグが出ることもありませんでした。
左上に出ているFPS(一般に)が100を超えているんですが…設定で上限60にしてあるはずなんだけど(笑
ちょっと読み方が分かりませんが、やはりGeForce GTX1660Superの力は強い!と実感しました。
こちらは、GTX1650を搭載した、うちのメインゲーミングPCでプレイしたWOTのプレイ動画です。
選択している戦車が鈍足なので、先ほどの快速軽戦車とは見比べ難いかもしれませんが、画面が若干カクついているように感じませんか?
GTX1650の方はフレームレート30を基準に設定していたと思います。
ちなみに、GTX1650(ベンチ:約1,000程度)からみてGTX1660Super(ベンチ:約1,700番台)は2つグレードが上がります。
そのため、GPUのベンチマーク結果も1.5倍以上の差が出てるんですね。
ちなみに、比較的最新のRTX 3050というエントリーモデルの性能(ベンチ)は、実はGTX1660Superと互角です(メモリ数は3050の方が2GB上)。
某有名BTOメーカーの新品ゲーミングPCでもGTX1660Superが組み込まれていて、現状、本体代のみで12万~15万円の間の価格帯です。
ここにモニター代が1・2万円追加、ゲーミングキーボード・マウスを追加と考えると・・・下手をすると16万円、17万円してもおかしくありません。
さらに、メモリ数を増量したり、SSD容量をグレードアップさせて延長保証もつけたら20万円超えてくる可能性が高いです^^;
それが、GTX1660Super搭載で60Hz対応モニター、ゲーミングキーボード・マウスを搭載してアンダー9万ならお買い得感はありますよね。
個人的に、業者さえちゃんと選べば中古ゲーミングPCはありです。
実際、前回頂いたGTX960搭載モデルも半年以上使い込んでも問題なく動作していて、不具合が起こらないだろうという安心感が中古系他社と違いました。
GP-ZEROはサポートにも力を入れている点が評価できます。
”GP-ZEROミドル快適クラス”の内部は新品同様
”GP-ZEROミドル快適クラス”の内部は新品同様の綺麗さでした。
中古だからホコリの一つくらい・・・と思ったんですが笑
こちらが”GP-ZEROミドル快適クラス”の内部全体像です。
遠目から見ても綺麗さが分かります。
こちらが”GP-ZEROミドル快適クラス”のマザーボード、グラボ周辺です。
メモリ周辺もスッキリ♪
GPU基盤もこの通り♪
繰り返しになりますが、冷却ファンが3か所で回っているのもポイントが高いです。
というのも、PC本体は熱がこもります。
排熱を放っておくと、PC内部の熱が上がりPC全体のパフォーマンスが落ちてしまうんです。
PCのパフォーマンスを落とさないためにも、排熱が重要なんですね^^
ケースは新品を使っているので、外観からでは中古ゲーミングPCに見えないというメリットもあります。
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”GP-ZEROミドル快適クラス”の筐体がキレイ
”GP-ZEROミドル快適クラス”に限らず、GP-ZEROではこの記事を書いている現在、台湾メーカーの”thermaltake”シリーズを使っています。
フルサイズタイプの筐体なので、この通り、めっちゃでかいです(笑
後ろに置いてある23インチモニターが隠れましたからね…苦笑
その代わり、筐体に関しては新品を使っているため、とても綺麗です。
筐体には排熱用のファンがついていて、これも一部新品のようですね。
なので、完全な中古品を整備して再販しているのではなく、新品と中古品を組みなおす、一種の準BTO的なことをしているのがGP-ZEROです。
もちろん、徹底したメンテナスもあって初期不良率はおそらく業界一低いでしょう。
個人的には、中古ゲーミングPCの概念を変えてくれる存在だと期待しています。
ちなみに、こちらが私がメインで仕様しているゲーミングPCです。
汚くてすみません。
3年間清掃せずにほったらかすとこうなります^^;
私、このメインのゲーミングPCでも、正直筐体が大きいと思っていたのですが、”thermaltake”シリーズと比べると一回り、二回り小さく感じるんですよ。
なので、”GP-ZEROミドル快適クラス”を買う際は、設置場所を確保しておいて下さい。
そうしないと、届いてから置き場所に困った・・・と、私のような状態になりますので^^;
”GP-ZEROミドル快適クラス”のスペックなら大抵のことはできる
”GP-ZEROミドル快適クラス”のスペックは中の中です。
あえて、中の上としなかったのは、CPUの型が古いから。
恐らく、CPUを最新よりのものに変えるだけでパフォーマンスは劇的に向上するものと思われます。
・・・とはいえですよ、”GP-ZEROミドル快適クラス”に搭載されている型落ちCPUの第六世代もかなり優秀で、型落ち感を思わせないパワフルな動きをしてくれます。
そのため、画像編集、動画編集も可能。
AdobeのPhotoshopもいけると思いますが、これは元々重いソフトなので、多重起動には気をつけましょう。
動画はフィモーラというソフトを、画像編集はCanvaというソフトを選べば快適に作業ができます。
よりパワフルな性能を求めているのなら、”GP-ZEROミドル快適クラス”は役不足になりますが、過不足のないちょうど良いモデルを探している方にとっては、ベターな選択肢と言えます。
”GP-ZEROミドル快適クラス”を仕事用に使う贅沢利用法
仕事用のパソコンと言えば、GPU非搭載のノートパソコンやコンパクトな昔ながらの筐体に入ったデスクトップPCを思い浮かべる方が多いと思います。
今の世代だとノートパソコンの方が思い浮かべやすいかな。
独立したGPUが搭載されていなくても、CPUには内蔵GPUというものが搭載されているので動画編集や画像編集はできるんですよ。
私なんて、10年以上前(当時最新)のGPU非搭載、第二世代Core i7のノートパソコンで動画編集していたくらいですから(笑
GPUは、テキストエディタや表計算ソフトの演算には恐らく使われませんが、いざ画像・動画編集が必要となった際には、GPU搭載モデルが役に立ちます。
今、ちょうどパソコンの買い替えを考えているビジネスユースの方であれば、テレワーク用のデスクトップPCを”GP-ZEROミドル快適クラス”にするというのも一興です。
息抜きにそのままゲームができますからね。
個人的にはゲームと仕事のオン・オフが一台のPCで出来るのはメリットだと思ってます^^
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”GP-ZEROミドル快適クラス”で買い替えても良い物
今回の”GP-ZEROミドル快適クラス”はすぐにゲームができるよう、下記一式が梱包されて届きます。
・モニター
・ゲーミングキーボード&マウス
・各種ケーブル類
この中で買い替えた方が良いのが、
・ゲーミングマウス
・場合によってモニター
まず、ゲーミングキーボード&マウスに関しては、流通価格自体、数千円で買える安いモデルなので、タイピング感も良くありませんし、マウスの精度もそこまで高くありません。
ゲームプレイしたてや、ゲームパッドを使う方はそのまま使い続けても良いと思ってます。
ですが、より快適な操作環境を求めていくと、ゲーミングキーボードは1・2万円クラス、ゲーミングマウスは1万円前後は欲しいんですよね。
何が違うのかというと、キーボードに関しては確実に打鍵感が上質になります。
当然、選ぶキーの種類にもよりますし、あえてゲーミング色をなくした実用性重視という観点から、東プレのリアルフォースシリーズやロジクールのKX800を選ぶのも全然ありです。
このキーボードが東プレのリアルフォースシリーズ。
打鍵感がノートパソコンよりのKX800(私はKX800派です^^)。
ゲーミング色はなくなりますが、仕事兼用と考えると、意外とマッチングする2機種です。
マウスについては、マウスの精度や多機能ボタン、DPI設定の変更ができるのか?
さらには、有線なのか無線なのかによってお値段に幅が出てきます。
ロジクールのゲーミングマウスは安いモデルで大体5・6,000円から、高いのだと10,000~20,000程度と幅があります(正直、上を見たらきりがありません^^;)
無難なのは、ゲーミングキーボードとマウスは、それぞれ10,000円、8,000円、この辺りで選んでおくと無難なのが買えます。
ちなみに、キーボードは安いものよりお値段の高いものの方が断然良いです。
タイピング感が違います。
ゲームでチャットを頻繁に打つならキーボードにもこだわってみてください。
”GP-ZEROミドル快適クラス”ではなく、メーカー物中古を狙うススメ
“GP-ZERO”では直ぐにゲームができるようにモニター等一式セットになっているシリーズと、ドスパラのガレリアやマウスのG-TuneといったBTOメーカー物、さらにはヒューレットパッカードの人気ゲーミングブランドのOMENといったメーカー物、こういったものが一点物という形で入荷していることがあります。
“GP-ZERO”の一式モデルと違うのは、比較的新しいメーカー物の中古なので、搭載されているCPUの世代が最新よりになっていること(パフォーマンスの全体的な向上)、ものによってはGPUがGTX1660Superより上位のものが搭載されていることがあります。
例えば、GTR3070搭載モデルは某BTOメーカーでは最低でも約23万円します。
この点、“GP-ZERO”が入荷し販売したモデルの中には、GTR3070搭載で13万円台というものがありました。
ゲーミングPC部門の担当者にお話を伺ったところ、こういったメーカー系の1点物は入荷してすぐに売り切れるほどの人気なんだそうです。
そりゃ、半額近くで売ってれば買いますよね(笑
注意点としては、一式セットとは違ってデスクトップ本体のみの販売になるので、モニターやキーボードはご自身で揃えなければなりません。
既にモニター一式を持っていて、単にゲーミングデスクトップPC本体だけ買い替えたいなと考えていた方からするとお得感の高い商品です。
前述しましたが、メーカー一点物は在庫が流動的なので見つけたら早めに購入するか決断した方が良いですよ。
煽りたいわけではなくて、迷ってる間に他の人に変われてしまうほど悔しいことってないじゃないですか^^;
そのくらい流動的に動きまくってる在庫なので、狙ってるスペックと価格に折り合いが付いたら即決して良いデスクトップPCです。
私が確認したRTX3070搭載モデルなんて、
CPU:Core i7 10700
メモリ:32GB
GPU:NVIDIA RTX3070
ストレージ:SSD512GB/HDD2TB
この構成ですからね。
CPUは第10世代なのですが、最新モデルから見て2・3世代下がります。
それでも、第10世代CPUは現役でハイパフォーマンスを発揮できるクラス。
そこに32GBという贅沢なメモリ容量を積んで、GPUにはGTX1660Super(ベンチ:約1,700番台)と比較して1.5倍~2倍近く性能の高いGTR3070(ベンチ:2900番台)が搭載されて13万円台と破格です。
ほぼ同型で組むと20万円以上はするクラスなので、これは買いですね。
こんな感じで自分で「このクラスのゲーミングPCがこの値段なら買おう」と判断できるのであれば、GP-ZEROで取り扱っているメーカー物を狙ってみるのも手です。
上記はあくまでも一例で、恐らくこの記事を読んで下さっている頃には売り切れていると思うので、一点物狙いの方は常にアンテナを張っておいて下さいね^^
※画面下の方にスクロールしていくと、入荷している一点物のゲーミングデスクトップPCが見れます♪
GP-ZEROミドルクラスとミドル快適クラスの違いとは?
そういえば、GP-ZEROの一式セットには、冒頭で軽く触れた”エントリーモデル(GTX960搭載)”と、今回レビューしている”GP-ZEROミドル快適クラス(GTX1660Super搭載)”の中間に”ミドルクラスゲーミングフルセット”というのがあります。
この”ミドルクラスゲーミングフルセット”と”ミドル快適クラス”との違いは主にGPUのクラスが違うだけです。
基本スペックは下記の通り。
CPU:Intel Core i7 第6世代
メモリ:16GB
ストレージ:HDD 500GB、SSD 256GB
グラフィックボード:NVIDIA GeForceGTX1060 GTX980 GTX980Ti 記載のグラボよりいずれか一つを搭載
ディスプレイ:21.5インチ以上 1920×1080 フルHD
CPU、メモリ、ストレージの構成は概ね”ミドル快適クラス”と変わりません。
ですが、GPUに関しては、”ミドル快適クラス”がGTX1660SuperというミドルクラスのGPUを搭載しているのに対して、”ミドルクラスゲーミングフルセット”はGTX1060、GTX980、GTX980Ti、この3種類からどれかがお任せで搭載されます。
この3つのGPUのベンチは
GTX980Ti>GTX980>GTX1060
このような性能順になっています。
すごく単純化すると、GTX1060とGTX1660SuperとではGTX1660Superの方が3倍近く性能が高いんですね。
にもかかわらず、”ミドルクラスゲーミングフルセット”と”ミドル快適クラス(GTX1660Super)”との価格差は前者が79,800円(税込み)で、後者が88,000円(税込み)。
約1万円の差で3倍性能の高いモデルが買えます。
つまり、予算の都合で1万円をケチって”ミドルクラスゲーミングフルセット”を選ぶのは実質的には損で、”ミドル快適クラス(GTX1660Super)”の方がコスパも性能も良いんです。
3倍近い性能差があるので、遊ぶゲームの動作環境にも多く影響してきます。
その価格差が1万円なら妥協すべきではありません。
実際に、GTX1660Superを使ってみてゲームの快適さが全然違いました。
最低グラフィックで遊ぶのか、中~高グラフィックで遊ぶのかで没入感、やり込み感が変わってきます。
GP-ZEROのセット商品の価格構成比的にも、選ぶなら”ミドル快適クラス(GTX1660Super)”か、圧倒的にコスパ重視の”エントリークラスゲーミングPCセット(GTX960)”で選ぶのが賢明です。
⇒GTX1660Super搭載ミドル快適クラスの詳細はコチラ
”GP-ZERO”だと安心して買える理由
”GP-ZERO”で安心して買える理由、それはメンテナンスの充実度、精度の高さです。
私は中古PC=すぐ壊れるものと思っていました。
今でも、アマゾンに出ている雑な業者に引っ掛かると、買ってすぐ壊れる中古PCあるあるに遭遇します。
この点、”GP-ZERO”はケース(筐体)を新品で用意してくれたり、内部のパーツは徹底的にホコリを取り除き、動作不良の原因を排除します。
そのための人件費もバカにならないと思いますよ。
”GP-ZERO”が掲げているスローガンが『中古ゲーミングPCを新品同様にする』というもの。
そのため、中古ゲーミングPCを仕入れて即販売、という雑な売り方はしません。
まず、メンテナンス、清掃を徹底的に行います。
グリースの拭き取りから再度塗布することで、熱伝導効率を高め排熱を促します。
古いグリースより新しいグリースの方が熱伝導効率も良く、その分、CPUに熱がこもりにくくなるため動作不良やパフォーマンスに影響が出にくくなるというメリットがあるんですね。
その次に、24時間耐久ベンチマークテストを行い、動作に支障がないかチェックします。
恐らく、これだけで仕入れから整備まで2・3日はかかっているのではないでしょうか。
この24時間耐久ベンチマークテストに合格したゲーミングPCのみを出荷することで、初期不良率を他社よりかなり低く抑えることに成功しています。
他社の初期不良率を聞いたことがあるでしょうか。
私はありません。
多分、こういったデメリット情報は開示したくないんでしょうね。
この点に関して、”GP-ZERO”の担当者の方に、聞きにくいなとは思ったのですが、「初期不良率(割合)はどのくらいですか?」と聞いてみました。
そのお返事がこちら。
パーセンテージに直すと1.4%です。
これってすごく低い値なんですよ。
何でかというと、新品の一般パソコンの初期不良率が2~4%前後という試算があります。
”GP-ZERO”はあくまでも『中古』のゲーミングパソコンの販売業者です。
中古なら初期不良率のパーセンテージはもっと高くてもおかしくはないと思いませんか?
それにも関わらず、積極的なメンテナンス方式を採用することで、実質1.4%の初期不良割合に抑え込んでいることを考えると、本当に手間暇をかけて一台一台メンテナンスをしているんだなと実感できます。
これが安心の理由なんです。
もう一通、担当の方とやり取りしたメールを引用しますね。
ですのでCPUファンや電源パーツの中のファンの埃まで綺麗に取り除いております。
その後、CPUのグリースをふき取り 再度塗布を行ってから組み込んでおります。
PCは熱を持つことにより劣化のスピードが上がりますので、熱を持たないようにあらゆる場所を徹底的に清掃 グリス塗布をしている次第です。
本当に中古で長く使える商品を作り上げるためにはということを考え製造しております。
~中略~
弊社は3年間ゲーミングPCを販売して参りました。
その中でどのようなチェックを行えば長く安心してご使用いただけるかにかなりの時間を使い、GP-ZERO方式検品を作り上げまして、初期不良率213台中3台(8月から9月の販売において)まで引き下げることに成功しております。
弊社の検品方法は、まず第一にCPU、メモリ、グラフィックボード、電源の各々に1時間ずつ計4時間の負荷をかけます、その後総合の検査といたしまして実際にゲームをしている状況に近いベンチマークを24時間行い、こちらで問題のなかった場合のみ商品として出荷しております。
中古という都合上、品質にバラつきがあるという価値観を変えるために日々精進している次第です。
こちらは、”GP-ZERO”の担当者と初めてやり取りをした2022年の10月頃のお返事です。
担当者の方の了承を得て掲載しております。
今まで、私個人としては中古PCはやめた方が良いと思っていました。
というのも、20年くらい前、まだ新品パソコンが標準スペックで20万近く、ちょっとハイスペックで30万円くらいした時代に、普通の中古デスクトップPCを買ったんですね。
多分、実店舗で買ったんですが、多分、そこのお店は仕入れた商品を軽くメンテして、そのまま販売していたんでしょうね。
最初に買った1台は1週間以内に故障。
交換対応をしてもらって楽しみにスイッチを入れたらそれも故障(笑
これで中古はダメだ!
ということになり、新品派になったわけです。
まぁ、20年前の中古パソコン市場や企業の意識と、現在の”GP-ZERO”のように目標を高く掲げている中古ショップとを比較すること自体ナンセンスではありますが、同じ”中古”でも質が全く違います。
それは上記のメールからも読み取れたのではないでしょうか。
そして、極めつけは、2022年8-9月の初期不良率を開示してくれたことです。
中古ゲーミングPCに変わりはないので、恐らく、月ごとに初期不良率は若干変動していると思います。
高い月でも2%あるかないかくらいでしょうね。
そう考えると、”GP-ZERO”に限って言えば、新品パソコンを買うより初期不良率を低く抑えることに成功していることから、長く使えます。
だから、中古PC業者の中でも、当サイトで声を大にして『おすすめです!』と言えるんです。
これが酷い業者さんだったらレビュー自体お断りしていました。
言ってしまえば、私自身が”GP-ZERO”の一ファンなんですよ^^;
なので、スペックと価格に折り合いが付いたら、”GP-ZERO”から買って上げてください。
(こういう書き方をするのも珍しいんですが^^;)
ちなみに、初期設定済みなので、電源ボタンを押せばデスクトップ画面まで自動で起動します♪
こちらは、電源ボタンを押してから起動するまでを撮影した動画です^^
⇒GTX1660Super搭載ミドル快適クラスの詳細はコチラ
読者からの質問:”GP-ZERO”はちゃんと届く?
先日、読者さんから「”GP-ZERO”はちゃんと届きますか?」という質問が届きました。
大丈夫です^^
ちゃんと届きます。
”GP-ZERO”は、既に2,000台以上ゲーミングPCを出荷していますよ。
【実機】”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”をレビュー♪中古とは思えない快適動作性でコスパを実現♪まとめ
今回は、”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”を実機レビューしました。
やはり、エントリークラス搭載モデル(GTX960)よりも、ゲームの操作性は向上しました。
この点はGTX1660Superと第六世代CPUのなせる業ですね。
主だったゲームは普通に60FPSでプレイできるので、コスパ重視でやり込みたい人は”GP-ZEROミドル快適クラスGTX1660Super”を選ぶとちょうど良いですよ♪
⇒GTX1660Super搭載ミドル快適クラスの詳細はコチラ
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