ここ数年で一気に伸びてきた印象の『EarFun』様より、新発売イヤホン『EarFun Free 2S』のレビュー依頼を頂きました。
『EarFun』シリーズは値段に対して音質が良いと評判なのは知っていたのでとても楽しみにしていました。
先に簡単に結論を書くと、音質はクリア系です。
安い価格帯に多いくぐもった音はなく、コスパの良いイヤホンだと感じました。
ただ、価格相応と思える点もあったので、その点も含めて率直にレビューを書きますね^^
EarFun Free 2Sの開封とレビュー(感想)
まずは、簡単に『EarFun Free 2S』の開封から見ていきましょう♪
こちらが『EarFun Free 2S』の化粧箱表面です♪
こちらが『EarFun Free 2S』の化粧箱裏面です。
『EarFun Free 2S』を開けると一番に説明書等が入ってるケースが入っていました。
こちらが『EarFun Free 2S』の同梱物一式です♪
・EarFun Free 2S本体
・充電ケース本体
・イヤーチップA各種
・イヤーチップB各種
・USB-Cケーブル
・取扱い説明書
・ゴミ取りよう綿棒
etc
小さなパッケージにこれでもか!という程詰めこまれていて、さらにはゴミや汚れ取り用の綿棒のような物まで入っている親切さでした^^
充電端子は上記にある通り、USB-Cタイプなので他の製品との互換性も高く良いですね♪
こちらが『EarFun Free 2S』の本体ケースです。
ブラックベースのカラーリングなので落ち着いている点がとても良いです。
こちらが、『EarFun Free 2S』の背面です。
こちらは、『EarFun Free 2S』を開けたところ。
白光してしまっていますが、見た目はよりブラックです^^;
『EarFun Free 2S』のイヤホンの形状は特殊形状ではないので一般受けしやすいかと思います。
『EarFun Free 2S』のイヤホンですね。
個人的にはこの形状が一番失敗がなくて良いなと思ってます。
たまにステム型なども良いなと思いますが、着け心地の安心感はこちらのバッヅ形状とでも言うんでしょうか。
バッヅ、つまり「つぼみ」という意味なんですが、どれも「つぼみ」形状なんですよね^^;
ま、この辺は話がそれるので話を戻しますね^^;
『EarFun Free 2S』のタッチパネル部分にも「EarFun」とロゴが描かれています。
さり気ない主張が良いですね♪
こちらが『EarFun Free 2S』イヤホンを正面から撮った写真。
ね、ロゴが良く見えるでしょ。
上図の写真では見づらいのですが、下部にはおそらく集音マイクか何かの穴が空いてます。
こちらが『EarFun Free 2S』のイヤーピースとスピーカー部分。
良く網目状のイヤホンが多いのですが、『EarFun Free 2S』のスピーカーの膜部分は大きく空いています。
そのためか音の解放感のようなものが違くて、ボリュームを少し下げてあげた方がちょうど良く聞こえました。
さて、ここまでで『EarFun Free 2S』イヤホンの開封は終わりますね。
EarFun Free 2Sの簡単な紹介動画
『EarFun Free 2S』の簡単な紹介動画を作成してみました♪
良かったらご覧ください^^
EarFun Free 2Sの音質はどう?
それでは、肝心な『EarFun Free 2S』の音質について聞いた感想を書きたいと思います。
ちなみに、『EarFun Free 2S』の専用アプリからイコライザーで音質調整が可能です。
まずは、音質調整をしていないデフォルトの状態で聞いた音質についてです。
音は透明で、3000円台で見かける格安中華イヤホンのような、くぐもった音は感じられませんでした。
とても透明感があり、たしかに『EarFun』が人気のある理由が分かる!
という好印象なものでした。
デフォルト音質でも低音がある程度響いてきて、私程度の人間ならデフォルトのままでも十分楽しめます。
そのくらい音質が綺麗です。
反面、デフォルトだと『軽い』と感じる可能性もあります。
高音の響きの中に重さがないという表現で伝わるでしょうか。
同じ高音の音でも質量があると感じるのですが、デフォルトでは音質が軽すぎてフワッとした印象もうけました。
ただ、それを含めてデフォルトで聞けるとも感じたんですね。
この状態で、戦車のゲームをやりましたが、ゲームになると音質の軽重はそこまで気にならず、普通に楽しめましたよ♪
次に、イコライザーで音質を調整してみました。
『EarFun』専用アプリのイコライザーにはプリセットされたイコライザーと、自分で調整のできるイコライザーの二種類があります。
まず、こちらがアプリのトップ画面です
もし『EarFun』シリーズを他にも持っているようであれば一元管理ができるので便利ですね♪
こちらが『EarFun Free 2S』のトップ画面です。
ゲームモードについては次の項目でご紹介します。
イコライザーをタップするとこの画面が出てきます。
この画面中央あたりにある
・高音ブースト
・低音を弱める
・高音を弱める
この4つがプリセットされたイコライザーです。
さらにこだわってセッティングしたい方はその下の「+」マークを使いましょう。
先に上図の各種周波数バーを上下して好みの音質にセッティングしておきます。
その後に「+」マークを押して名前を着けてあげればオリジナルイコライザーの完成です♪
私はこのように、いわゆるドンシャリ系と言われる、低・高音域を上げる設定にしてみました。
こうするだけでも、かなり音質が向上して、アンダー6000円のイヤホンとは思えなくなりますよ♪
元のイヤホンの性能が低いと、いくらイコライザーで調整しても限界があります。
ですが、『EarFun Free 2S』の元の音質がクリアなので、イコライザー調整でもある程度良い線まで持っていける点は強みです♪
EarFun Free 2Sでゲーム(低遅延モード)をしてみた♪
次に、『EarFun Free 2S』でゲームをしてみました。
先ほどは音質を確かめるために戦車のゲームをやりましたが、今度は遅延がどの程度あるのかを確かめるためにスクフェスとガルパの音ゲーをやってみました。
いわゆるタイミング良くシャンシャンとタップしていくゲームですね^^
『EarFun Free 2S』のゲームモードはアプリからタップしても起動できますし、左側イヤホンを2秒間長押しするとゲームモードのオン・オフが可能です。
ゲームモードが起動すると起動を知らせるボイスメッセージが流れるので先に起動させておきましょう。
それで、まずはゲームモードを起動させないでプレイしてみました。
するとほんのわずかですが、タップするタイミングと音のタイミングがズレているような感覚がありました。
これがいわゆる遅延というやつですね。
次に、『EarFun Free 2S』のゲームモードをオンにしてプレイし直してみたところ、これがビックリするくらい音とタップが一致するんですよ。
少なくとも、そこまでリズム感のない私には十分なモードでした。
ただ、やはりBluetooth接続のため完全に音が一致することはないので、その点はしょうがないですね。
また、ゲームモードを起動中はデバイスと『EarFun Free 2S』との接続距離が短くなるとのことで、普段はゲームモードをオフにすることが推奨されています。
EarFun Free 2Sで動画を見てみた
『EarFun Free 2S』で動画を見てみました♪
YouTubeにある基本音声のみの動画では一切気になりませんでした。
なので、YouTubeでの使用目的であれば全然問題なく使えます。
ただ、『EarFun Free 2S』に限らずBluetooth接続のイヤホンは少なからず遅延が発生するので、その点は割りきって使いましょう。
EarFun Free 2Sのデザイン
ワイヤレスイヤホンには
・ステム型
・ステムロング型
・イヤーフック型
こちらは個人的に大雑把に分けたイヤホンの形状です。
今回の『EarFun Free 2S』はつぼみ型で、一番スタンダードな形状かと思います。
ステム型はステム(軸)が短くついているタイプです。
ステムロング型はこんな感じ。
イヤーフック型はぱっと見で分かりますね^^
どのデザインが好きかは好みの問題になりますが、『EarFun Free 2S』のような、つぼみ型が一番使い勝手が良いと思っていて、私はこのデザインが好きです^^
カラーリングはブラック一色ですが、無難なカラーリングで、落ち着いているため服装を選ばない点はグッドです。
質感は、全体的にプラスチックさを感じます。
その分、安っぽさは感じますが、パッと見は安っぽく見えないよう塗装がされているので良しとしましょう^^
また、触った感じ、強度もすぐ壊れるような感覚ではないので、その点は安心です。
光沢感はノングレアよりかなと思います。
『EarFun Free 2S』本体ケースはノングレアですが、こちらもプラスチック系で出来ていると思われます。
開閉時のヒンジ部分が少し軽いので、勢い余って壊さないようにしましょう^^;
EarFun Free 2Sの装着感
『EarFun Free 2S』の装着感は悪くありません。
耳の中にジャストフィットまではしませんが、歩行中に落ちそうな不安感のようなものもありませんでした。
私の場合、インナーイヤータイプは耳の穴のサイズがズレているのか入らないんです。
ですが、こういうカナル型はフィットしやすくなっているので、とても助かります^^
ちなみに、『EarFun Free 2S』本体のサイズは標準的なサイズ感なので耳の小さい人でもフィットしやすいと思いますよ^^
『EarFun Free 2S』の装着時の雰囲気もブラックベースのイヤホンなので変な主張がないというのもポイントです♪
『EarFun Free 2S』は着け心地も悪くなく、コスパにも優れ、音質も良い、三拍子そろったイヤホンです^^
EarFun Free 2Sの最大30時間の再生時間
ワイヤレスイヤホンのバッテリー持続時間は以外と短いものです。
ですが、『EarFun Free 2S』の場合、ケースを含めて最大30時間もちます。
バッテリー容量が400mAhと多めのバッテリーケースでありながら、バッテリーケースの大きさは標準的でいて、軽めに作られている点もポイントです。
また、急速充電にも対応していて、10分の充電で2時間の再生が可能となっています♪
充電しそびれた時の急場しのぎにはありがたい機能です♪
また、『EarFun Free 2S』はワイヤレス充電に対応しているため、ワイヤレス充電器がある方は置くだけで充電が可能です♪
こんな感じですね^^
なので、コードを一々繋げる煩わしさがありません♪
この価格帯でワイヤレス充電があるのはとてもありがたいです。
イヤホンは片側だけを使うということもできるので、外音取込機能はありませんが、片耳だけつけて物理的に外音を取り込むということはできます♪
EarFun Free 2Sはaptx対応で高音質♪
安い価格帯のイヤホンの多くはAACコーデック止まりのものが多くあります。
しかも、音質はあまり良くないと相場が決まっていますが、『EarFun Free 2S』の場合は音質もクリアで、更に上位のコーデックのaptxに対応しています。
aptx対応デバイスと繋げないと音質の良さは体感できない点は残念ですが、音質の幅が広がるので、対応デバイスを持っている方には是非聞いていただきたい機能です♪
EarFun Free 2SはANC(アクティブノイズキャンセリング)なし
『EarFun Free 2S』には残念ながらANCは搭載されていません。
その代わり、耳栓状態のPNCは、『EarFun Free 2S』の音自体も強いため意外と外音が気になりません。
さすがに通り過ぎる車の音は拾ってしまいますが、閑静な住宅街を歩いている間は環境音は全然気になりませんでした。
この点はカナル型の強みが出てますね♪
EarFun Free 2Sは安心のIPX7防水で超安心
『EarFun Free 2S』の防水性能はIPX7とかなり上位です。
IPX7までくると『EarFun Free 2S』イヤホン丸ごとを水洗い出来る点は評価の高いポイントです。
というのも、特に運動時に汗をかいた場合、イヤホンが濡れてしまうことがあります。
特に夏場は汗をめっちゃかきますよね。
そのとき、嫌でもイヤホンに汗がかかってしまうんですよ。
また、そのイヤホンを洗えないとなると、不潔で使えませんよね。
この点、『EarFun Free 2S』はIPX7の防水仕様なので、直に水洗いが可能なクラスの防水設計になっています。
なので、常に『EarFun Free 2S』イヤホンを清潔に保っておくことが出来る点はとても良いポイントです♪
EarFun Free 2SはBluetooth 5.2
『EarFun Free 2S』はBluetooth5.2対応モデルなので、ペアリングがスムーズです。
最近。Bluetooth5.0のイヤホンを二つほど接続したのですが、これが意外と接続が遅くて、一瞬壊れてるのかな?と思ってしまう程でした。
その後、『EarFun Free 2S』イヤホンを接続したのですが、ぱっぱと接続が終わってしまって驚いたんですね。
iPhone、パソコン共にペアリングが早く、また通信も安定していたので、使い勝手はとても良いイヤホンです。
EarFun Free 2Sは片方のイヤホンだけ使うことも可能
片耳イヤホンをしたいという方には、安全面を考慮してという方と、長時間音楽を聞き続けたいからという理由で片耳ずつ使うという方がいらっしゃいます。
ですが、中には両耳をつけないと作動しないイヤホンもあるので注意が必要です。
この点、『EarFun Free 2S』は片耳再生に対応しているので、安全面を考慮したい方、また、イヤホンを交互に使って長時間使いたい方にはおすすめ出来るイヤホンです。
EarFun Free 2Sは高感度タッチパネル採用
『EarFun Free 2S』のパネルはボタン式ではなく、最近はやりのタッチパネル式になっています。
軽く触るだけでも反応してくれるので、気軽にボリューム調整やゲームモードへの切り替えが可能です。
ボタン操作は付属の説明書に日本語で分かりやすく書いてありました♪
EarFun Free 2Sと他機種の簡単な比較
『EarFun Free 2S』イヤホンの形状を他機種と簡単に比較してみました。
まず、こちらが『EarFun Free 2S』とAmazonのEcho Buds (エコーバッズ) 第2世代です。
写真の見た目はあまり変わりませんが、装着したときの見た目はEcho Budsより『EarFun Free 2S』の方がスッキリしています。
こちらが、Echo Budsを装着した時の写真。
こちらが『EarFun Free 2S』を装着したときの写真です。
形状が全然違いますし、どっちが良いかは好みの問題になってきますが、このようにデザインが全然違います^^
次は『EarFun Free 2S』と1MORE Aeroというイヤホンを比較した写真です。
1MORE Aeroはステム型なのでデザインが全然違います。
1MORE Aeroの装着時の見た目はこんな感じです。
次が『EarFun Free 2S』と同じく1MOREの寝ホンと言われる1MORE ComfoBudsZとを比較した写真です。
1MORE ComfoBudsZは寝ホンというだけあって小型で耳の中にスッポリ入ってしまうタイプのイヤホンです。
なので、『EarFun Free 2S』とは大きさが全然違います。
1MORE ComfoBudsZの装着感はこんな感じです。
『EarFun Free 2S』とはコンセプトが全然違うので何とも言えないところですね^^;
こちらは、Jabra Elite Active 75tというミドルクラスのイヤホンと『EarFun Free 2S』イヤホンを比較した写真です。
大きさは同じくらいか、若干『EarFun Free 2S』の方が小さいという印象でしょうか。
価格帯が3倍くらい違うので純粋には比べられませんが、癖のなさという意味では『EarFun Free 2S』の方が聞きやすいかもしれません。
ちなみに、Jabra Elite Active 75tの装着感はこんな感じです。
他社のイヤホンと比較してみても、『EarFun Free 2S』のデザイン性や装着時の見た目は悪くないので個人的にはとても気に入っているイヤホンです♪
EarFun Free 2Sの評判・口コミをレビュー♪
次に、『EarFun Free 2S』の評判・口コミを見ておきましょう♪
スポーツジム&ジョギング時に使用のため購入しました。
aptXおよびIPX7防水に対応していることがなど、非常にコスパが良く音的にも満足しております。またケースへの収納性は非常に良いのですが本体をケースから出すときに指が滑って出しにくいのが難点です。
Bluetooth5.2でペアリング性能等も高く、バランスのとれた良い製品だと思います。
引用元:Amazon『EarFun Free 2S』レビューより
ジムや運動用のスポーツ用にはかなりコスパに優れているイヤホンだと思います。
私は前述のJabraをジョギング用に買ったのですが、コスパという意味では『EarFun Free 2S』で必要十分でした。
音質もある程度いじれますし、クリアな音感も私個人には合っていたので、高いお金を出してJabraにする必要はなかったのかなという印象。
もちろん、Jabraはブランドとして気に入っていますよ^^;
ちなみに、『EarFun Free 2S』はケースからイヤホンを取り出しづらいという意見が散見されるのですが、『EarFun Free 2S』のケースの磁力が少し強めに作られていることと、『EarFun Free 2S』イヤホンの表面が丸みを帯びていて滑りやすいコーティングが施されているので取り出しにくさは感じました。
ただ、慣れれば簡単に取り出せるので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
このタイプのイヤフォンは初めてで手頃なものを探していて出会いました。
私の耳に丁度フィットしていて落ちる心配等ありませんでした
アプリでイコライザーがあるのである程度の好みの音に出来ると思います。
引用元:Amazon『EarFun Free 2S』レビューより
『EarFun Free 2S』の最大の特徴はコスパです。
アンダー6000円でここまでクリアな音質を作ってくれた点には感謝しかありませんね^^
あまり高いイヤホンに魅力を感じず、かといって安いイヤホンも不安でしょうがないという方にはちょうど良いコスパ感かと思います。
この価格帯でイコライザー調整できるのも魅力です♪
【実機】EarFun Free 2Sレビューと評判♪アンダー6千円でaptX対応の高コスパ機♪まとめ
今回は、『EarFun Free 2S』を実機レビューしました。
アンダー6千円でaptXコーデックに対応している点や、イコライザー機能、さらにはゲームモード(低遅延モード)などの機能がついている点はコスパ良しのイヤホンです。
ただ、人気のANCや外音取込機能はついていないので、その点は価格相応かなという印象でした。
また、Bluetooth5.2対応ということでペアリングが素早く、通信も安定している点はお値段以上のコスパ感を感じました♪