Suunto Aqua骨伝導イヤホンを、メーカー様よりご提供いただいたので、率直な感想をレビューします。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンは名称からわかる通り、水中でも使える水陸両用モデルです。
また、対応コーデックから、Suunto Aqua骨伝導イヤホンはアンドロイド端末との相性が良いのが特徴。
音質は、iPhoneかアンドロイドスマホかで大分変ってきます。
アンドロイドスマホで聴いた限り、骨伝導とは思えないクリアな音質に驚きました。
【実機】Suunto Aqua骨伝導イヤホンを開封
まずは、Suunto Aquaイヤホンを開封していきましょう。
こちらがSuunto Aquaイヤホンのパッケージです。
Suunto Aquaのパッケージは結構厚みがあるのですが、基本は厚紙でできているので、エコ配慮型パッケージで好感が持てました。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンが出てきました。
こちらがSuunto Aqua骨伝導イヤホンの同梱物一式です。
こちらがSuunto Aqua骨伝導イヤホン本体です。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンは青と黄緑色がベースになっています。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンの装着感は後述します。
こちらは、マイクでしょうか。
Suuntoの骨伝導イヤホンは充電方式が独特なんですが、今回も工夫を凝らしてきたという印象を受けました。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンをレビュー♪
それでは、Suunto Aqua骨伝導イヤホンをレビューしていきます♪
Suunto Aquaの音質
Suunto Aquaのコーデックは、SBCとaptX adaptiveの二種類に対応しています。
また、水泳用にチューニングされていると思われます。
一段階目としてiPhoneで聴いてみました。コーデックはSBCなので多少音質が落ちてキメが荒くなります。
これはコーデックからくる問題なので致し方ないかなと。
ただ、SBCでかつ骨伝導タイプの中では結構きれいな音作りをされていると感じました。
もやったのは、高音域が抜けきらなかった点ですね。
ですが、スポーツ目的で使うのであれば全然問題のない音質でした。
次に、アンドロイドスマホとつなげて、aptX adaptiveで聴いてみました。
先ほど少し、もやっとした高音の抜け感もしっかりあり、骨伝導でこんな綺麗な音が作れるのかと驚きました。
もちろん、同価格帯のカナル型ハイエンドイヤホンとは比べられませんが、スポーツ用、アウトドア用としての骨伝導イヤホンとしては優秀な部類に入ります。
特に、ボーカルの声の質感や明瞭さがしっかり耳まで届いたところは特筆すべきポイントでした。
Suunto Aquaはスポーツ家向けのイヤホンという印象が強いのですが、普段使いにも十分使えます。
特に、私の特性にはすごくマッチしていました。
というのも、私の場合、キーボードのタイピングが下手で、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴いていると、リズミカルにタイピングができなくなってしまいます。
なんでかというと、タイピング時のカチャカチャ音を聞きながら、リズムをつかんでタイピングをしているからなんですが、そのカチャカチャ音が一切聞こえなくなってしまうために、リズムがつかめず、ミスタイプが目立つんです。
この点、Suunto Aquaならカチャカチャ音もしっかり耳に入ってきて、ミスタイプすることもあまりないので重宝しています。
これが、最近はやりのオープンイヤータイプだと、遮音性がまた少し変わってきてしまうため、思ったようにタイピングできない点が、骨伝導イヤホンの違いでしょうか。
私のタイプは稀だと思いますが、ながら聴きイヤホンとしては優秀な一台でした。
Suunto Aquaの装着感
Suunto Aquaの装着感は軽くフィットする感覚ですが、頭を振っても全く動かず、フィッティング力はかなり高いものがあります。
これならジョギングからトレッキングまで余裕でカバーしてくれますし、水泳中でも動かないでしょう。
もちろん、ジョギングなら全く問題なく使えます。
短距離走でも行けるので、部活のアップで音楽を聴くことが許されるなら、アップ中は音楽を聴いて集中力を高めるという使い方もできそうです。
Suunto Aquaは音漏れする?
Suunto Aquaは骨伝導タイプゆえの音漏れが確認できました。
とはいえ、音量を中程度にした状態で、頭の周囲30㎝程度の距離感をスマホで録音、最大音量で再生したら音が拾えていたという状況なので、満員電車でもない限りは周りに迷惑をかけるような音漏れはしません。
もちろん、限度を超えた大音量にすれば音が聞こえてしまいます。
Suunto Aquaは、基本的に、スイミングやジョギング、ウォーキングといったスポーツ用に作られていますし、使う方の多くも、SUUNTOスマートウォッチとの併用をされるでしょうから、音漏れはあまり気にしなくて良いでしょう。
自宅で使う場合には、静かな部屋ではかすかにシャカシャカ聞こえてしまい、不快感を抱かれる可能性があるので、一緒にいる方には事前に音漏れに問題がないかを確認してみてください。
基本的には外でスポーツをする際に使うことを想定しているので、音漏れ具合は問題ないと判断しました。
特に、名称にあるように、Suunto Aqua、つまり水泳用ということであれば、音漏れはほぼしないものと思われます。
Suunto Aquaの外音の聞こえ具合
Suunto Aquaの外音の聞こえ具合はまったく問題ありません。
通常のオープンイヤータイプは、物にもよりますが、耳の上を覆いかぶせるように使うタイプが多く、その場合、外音を一定程度、遮断してしまう効果がありました。
Suunto Aquaのような骨伝導イヤホンの場合、耳の耳殻付近に音の発信源がくるため、外音ははっきり聞こえます。
他方で、Suunto Aquaの骨伝導効率が高いため、耳殻に装着していても音楽がはっきり聴こえるんですね。
なので、外音の聞こえ具合と、音楽の聴こえ具合とのバランスをとるのが大切になってきます。
Suunto Aquaの用途(ジョグにも使えるか)
Suunto Aquaの名称から水泳用途にしか使えないように感じますが、基本は密度と防水性を高めた骨伝導イヤホンです。
そのため、気密性と防水等級が高いので、汗に濡れても大丈夫なところが魅力的な一台です。
防水等級はIP68と防水性を単に上げるだけでなく、気密度を意味する値も6あるので、流水での直洗いも可能です。
また、公称値では、5mの浸水に2時間堪えられる性能を持っています。
これは、あくまでもテスト環境下で行われた試験でクリアされた水準なので、これ以上の負荷にも堪えられる可能性はありますが、あまり無茶はしないようにしましょう。
水泳ならもっと水深の浅い部分で動くので問題はありません。しかし、ダイビングは水圧耐性がそこまでないので使えなさそうですが、トライアスロンには使えそうですね。
素材も、シリコンとチタン合金で柔軟性だけでなく、強靭性も併せ持った優秀な骨伝導イヤホンに仕上がっていました。
Suunto Aquaのバッテリー持ち時間
Suunto Aquaのバッテリーは約10時間の再生が可能です。
こちらの10時間というのは特定の再生環境で再生した場合なので、例えば、aptX adaptiveでの再生時には、再生時間が若干前後する可能性があります。
また、再生する楽曲の音量によっても再生時間が変わる可能性がある点にはご注意ください。
ただ、Suunto Aqua単体として見た場合、10時間もあれば必要十分なバッテリー容量だと思います。
仮に、毎日ジョグを1時間するのに使ったとしても、1週間使ったら充電しておくということをするだけで、バッテリー切れを起こす心配がないということでもあります。
ハードな環境で一日数時間トレーニングに使われる方でしたら、毎日充電が必要です。
Suunto Aquaのメモリ機能
Suunto Aquaにはメモリが搭載されているので、好きな音楽をMP3形式で保存することが可能です。
メモリ容量は32GBあるため、ある程度、好きな量をストックしておくことが出来る点も良いですね。
それでいて、Suunto Aqua自体は軽量かつ柔軟に作られているので、安心して使える点も魅力の一つです。
特に水泳をする際、Bluetoothの接続範囲外で使うことになるので、そういう場合にこのメモリ機能が役に立ちます。
ただ、難点としては、やはりMP3形式での取り込みになるので、音質はSBC以下になってしまい、ざらつきを感じやすくなってしまいます。
この点はあくまでも水泳中に音楽を聴ければ良いや、くらいに割り切って使いましょう。
Suunto Aquaは疲労分析が可能
Suunto Aquaは骨伝導イヤホンでありながら、疲労分析が出来る面白いイヤホンです。
従来なら、こういった疲労分析をスマートウォッチがになっていました。
疲労分析ができると、次のトレーニング日を決めやすくなり、効率的な運動が出来るようになります。
Suunto Aquaでは、例えば、ストロークの姿勢や、ヘッドピッチ角度、呼吸頻度、グライド時間を測定できる本格仕様です。
日本での水泳人口よりジョグやウォーキング人口の方が多そうなので、次回作では、ウォーキングやジョグに特化した仕様のスポーツ系骨伝導イヤホンが出てくると、イヤホン業界でのSuunto独自のポジショニングが確率されるのではないかと思えてきました。
Suunto Aquaをアプリ連携させることで用途が広がる
Suunto Aquaを購入したら必ず、Suuntoアプリと連携させてください。
Suuntoアプリはあくまでもスマートウォッチ用アプリとして開発されているので、Suunto Aqua骨伝導イヤホンのペアリングは少々見つけにくい位置にあるので、この点はご注意くださいね。
ただ、首を縦横に振るだけで音楽を変えたりできるジェスチャーコントロール機能をオンに出来ます。
これができると、運動中、特にジョグやウォーキング中に音楽を聴いている際、この曲はあまり好きなジャンルじゃないな、と思えれば首を振るだけで次の曲へ移動することができるんです。
このジェスチャーコントロール、一度使い始めると癖になるくらい便利なんですよ。
ぜひ、ご活用ください。
Suunto Aqua骨伝導イヤホンの口コミ・評判をレビュー♪
Suunto Aqua骨伝導イヤホンの口コミ、評判は後日ご紹介します。
【実機】Suunto Aqua骨伝導イヤホンレビュー♪スイミング仕様だけじゃない!スポーツ全般に最適な骨伝導イヤホンだった♪まとめ
今回は、Suunto Aqua骨伝導イヤホンを実機レビューしました。
機能面はスイミング特化という印象ですが、音質も普段使いできる仕上がりで、ながら作業や集中したいときに向いています。
Suunto Aqua骨伝導イヤホン独特の機能としては、疲労分析が出来たり、メモリ機能が搭載されているのでMP3形式で音楽を格納しておくことが出来たり、ジェスチャーコントロール機能もあったりと面白い機能性を持っている骨伝導イヤホンです。
スポーツ特化の骨伝導イヤホンの新境地を開こうとしているように見えるので、Suuntoの今後のイヤホン開発からは目が離せません。