SOUNDPEATS RunFree Lite2がサウンドピーツより発売されています。
今回はメーカー様より実機をご提供いただいので、率直な感想をレビューしていきます。
サウンドピーツからはSOUNDPEATS RunFreeというラムダ型音響空間をもっているのですが、今回のSOUNDPEATS RunFree Lite2にはこの構造がなく、ダイレクトに音が響いてきます。
また、コスパも素晴らしく良くなっている上、機能面は据え置き状態という、ちょっと意味の分からない製品が出てきました(笑)
オープンイヤータイプを探している方は、買っておいて損のない一機に仕上がっています。
動画版を用意しました。移動中にお聞きください♪
【実機】SOUNDPEATS RunFree Lite2を開封
それでは、SOUNDPEATS RunFree Lite2を開封していきます。
こちらがSOUNDPEATS RunFree Lite2のパッケージ表面です。
こちらがSOUNDPEATS RunFree Lite2のパッケージ裏面です。
SOUNDPEATS RunFree Lite2のパッケージ側面には、Lite2の特徴が書かれていました。
こちらがSOUNDPEATS RunFree Lite2の同梱物一式です。
SOUNDPEATS RunFree Lite2本体がこちら。
こうやってみると、一時流行った骨伝導タイプに似たフォルムをしているんですね。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の反対側はこんな感じです。
SOUNDPEATS RunFree Lite2を後ろから見るとこのような感じになっています。
こちらの小さなところが充電ポートになっています。
充電ポートは探さないと分からないくらいひっそりとしていました。
こちらがSOUNDPEATS RunFree Lite2の本体表面です。
デザインがスポーティでカッコ良いですね♪
SOUNDPEATS RunFree Lite2はとても柔軟な構造になっているので、このようにひねっても問題ありませんでした。
SOUNDPEATS RunFree Lite2のボタン類は押しやすい物理式を採用しています。
Lite2という名称からダウングレードしたマイナーチェンジ機のような印象を受けるかもしれませんが、全然そんなことはなく、普通に新作が出たという印象でした^^;
【実機】SOUNDPEATS RunFree Lite2をレビュー♪
それでは、SOUNDPEATS RunFree Lite2を実機レビューしていきますね。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の音質
SOUNDPEATS RunFree Lite2の対応コーデックはSBC、AACと標準的なところもカバーしつつLDACにまで対応しています。
正直、価格が非常に安いのでLDACには未対応かと思っていましたが、対応しているとは凄いです。
また、SOUNDPEATS RunFree Lite2は16.2mm複合バイオダイナミックドライバーを搭載していることから低音に自信があるようです。
まずは、iPhoneでAACコーデックで実際に聴いてみたところ、高音も低音もほど良い、無難ななり方をしていました。
低音は強いというより膜が厚く気持ちくぐもって聞こえるような印象ですね。
オープンイヤータイプの中ではしっかり音が耳まで届くタイプという印象です。
低音はこんな感じかぁと思っていたのですが、イコライザーで調整したところ、かなり化けました。
高音もデフォルトでは控えめな設定になっているのですが、例えばソニー系統の高音の抜け感を出し長ければイコライザーで高音を高めに調整してあげることで十分に抜け感を得ることができます。
低音のくぐもった印象もなくなり、イコライザーでの調整次第で大きく化けるオープンイヤータイプのイヤホンです。
次にデフォルトの音質でLDACで聴き直しましたが、全体の解像度は上がったものの、やはり低音は少しモヤッと感が残りました。
これはSOUNDPEATS RunFree Lite2の特徴なんでしょうね。
ただ、この低音を良いという方もいるでしょうし、私は元々、中高音域が好きなタイプなので、低音のモヤッと感が好きではないという相性もあります。
それと、先ほどの専用アプリを使えば低音のモヤッと感もほとんど消せるので、価格帯であることを考えてもかなり良い作りのイヤホンと言えます。
個人的には、サウンドピーツの良いところは高音の抜け感が価格以上なところにあると思っているので、最近少し流行り気味の低音ブースト系を出すなら思い切った作りにしてもらいたいなと、次回作以降の新作に期待しています。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の外音の聞こえ方は?
SOUNDPEATS RunFree Lite2の外音の聞こえ方はかなり良いと感じました。
キッチンの調理中の音が聞こえる状態で音楽もしっかり聴こえて楽しめます。
今回テストしたときの音量はiPhoneで音量バーを三分の一にした状態でした。
これくらいが無難かなと思うものの、交通量の多い道路で車が多く行きかっていれば騒音もそれなりになると思います。
その時はおそらく音量をもう少し上げてあげないと音楽のボリュームが外音に負けて聞こえなくなるでしょう。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の音漏れ具合は?
SOUNDPEATS RunFree Lite2はRunFree よりも気持ち音漏れしやすい可能性があります。
試しにiPhoneの録音機能を使って頭の周囲30cmを録音してみましたが、かすかに音がもれているというよりは、音がしっかり聴き取れるレベルで聴こえました。
音量はiPhoneの音量バーの中心くらいまで大きくしていたので、ちょっと音量が大きすぎたかもしれません。
室内だと特に静かなのでこのような結果となりましたが、電車でも満員電車の場合は少し音量を絞ってあげた方が良いと思います。
したがって、SOUNDPEATS RunFree Lite2は個人的にはランニングやウォーキングのお供に使ってあげるのが一番無難な使い方だと感じています。
また、音漏れしない程度のボリューム、大体音量バーの三分の一程度の大きさで聴いてあげる分には音漏れはしづらいと感じたので、室内で使う場合や職場で使う場合には一度周りの方に声をかけて、音漏れしてないか確認してから使った方が良いでしょう。
オープンイヤータイプは最近の流行りになっていて、移動中でもよく見かけますが、各社毎に特徴が違いますし、着け心地も違います。
SOUNDPEATS RunFree Lite2とRunFree でも装着感が違うので、この装着感から来るスピーカーの方向性によって音漏れ度合いも変わってくるのかなと感じました。
とはいえ、コスパは良いですから用途を絞って使ってあげてほしいです。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の装着感
SOUNDPEATS RunFree Lite2の装着感は可もなく不可もなくといった感じです。
RunFree と比べると個人的な感想になりますが、RunFree の方がフィット感は高かったなと感じました。
SOUNDPEATS RunFree Lite2はスピーカー部分のヒンジというかコネクション部分が少し外を向いている関係上、音が耳全体を包み込むようななり方をします。
つまり、オープンイヤータイプ独特の音のなり方と言っても良いかもしれませんね。
それに対し、RunFree はより耳のそばにくっつく感じになるので、イメージとしては普通のカナル型イヤホンに近い音のなり方をします。
どっちが良いかは人それぞれで、外音の聞きとり具合を重視するのであればSOUNDPEATS RunFree Lite2ですし、外音は大きな音が聞こえれば良いとか、音質をとにかく重視したいという方はRunFree の方が向いていると思います。
ちなみに、RunFree のお値段は定価で6,000円強とそこそこするところ、SOUNDPEATS RunFree Lite2の定価は4,380円と無名メーカーが出している格安イヤホン並みの破格のエントリー価格になっている点は見逃せません。
もし、Amazonなどでクーポンが発行されていればさらに安くなりますし、セール時には4,000円を切っていたこともあります。
性能面では個人的にはRunFree の方が高いと感じていますが、SOUNDPEATS RunFree Lite2は音質もそこまで悪くなく、価格以上なところはあるので、トータルのコスパ感ではSOUNDPEATS RunFree Lite2の方に軍配が上がりました。
SOUNDPEATS RunFree Lite2専用アプリが登場
SOUNDPEATS RunFree Lite2より前は「SOUNDPEATS」という専用アプリがあったのですが、今回からなのか、「PeatsAudio」という別な専用アプリが登場しました。
SOUNDPEATS RunFree Lite2は「PeatsAudio」にのみ対応しているようで、「SOUNDPEATS」という従前からあるアプリでもデバイスを読み取ってくれたんですが正常にアプリが機能しなかったので、恐らく、SOUNDPEATS RunFree Lite2は「PeatsAudio」でしか操作ができません。
なので、SOUNDPEATS RunFree Lite2を買ったら「PeatsAudio」をダウンロードして使ってください。
アダプティブイコライザーが面白い
SOUNDPEATS RunFree Lite2の「PeatsAudio」ではアダプティブイコライザーというのが使えます。
簡単な聴力テストをしてくれるて、その結果似合わせて音質をイコライジングしてくれるというシステムです。
周波数ごとに聞こえたらアプリ側のボタンをタップすることで、パーソナライズされた音質に変えてくれます。
デフォルト音質よりもこちらの音質の方が良くなるので是非とも設定しましょう。
もちろん、カスタムイコライザーもあって、自分の好みの音質に変えることができますよ。
低価格なのにほぼほぼ全部盛り
SOUNDPEATS RunFree Lite2は約4,000円でありながら、低遅延モードもあればマルチポイント機能もあります。
サウンドピーツの良いところで、低価格でも妥協せずに盛り込める機能や性能をとことんつけてくれるところがあります。
低遅延モードに関してはイヤホンタイプより少し緩やかではあるものの、ないよりは全然マシですよね。
また、マルチポイント機能は私があまり使わないことから、あまり重視をしていませんが、人によってはこの機能を最大限活用している方もいるようなので、この4,000円前後の価格帯でマルチポイントに対応してくれているのは素晴らしいの一言です。
SOUNDPEATS RunFree Lite2の口コミ・評判をレビュー♪
ここからは、SOUNDPEATS RunFree Lite2の口コミや評判を見ていきましょう。
主にランニングに使用。
音質は、意外と低音が効いて良かった。
物理ボタンは、慣れが必要ですね。
耐久性は、これからでですね。希望は2年は持って欲しいな。今まで、某国製の無名メーカのランニング用イヤホンは、半年くらいしか持たず、1年保証なのに保証もしてくれなかったので、今回期待しています。
引用元:Amazon”SOUNDPEATS RunFree Lite2”レビューより
音の好き好きはありますが、SOUNDPEATS RunFree Lite2は確かに低音は効いている方だと感じました。
全体のバランスも悪くありませんが、オープンイヤータイプに慣れていない人からすると、若干の物足りなさを感じてしまう可能性はあります。
こればかりは慣れですね。
サウンドピーツの製品はかなりしっかりしているので、2年もつかは分かりませんが、私の手元にあるイヤホンたちは1年以上、普通に動いてくれています。
耳に入れないイヤホンは初めてですが、圧迫感がなく音質も低音が予想以上です。使用しない時は首にかけてもちあるけるのも便利です。ランニングとウォーキングが主要用途ですが、自宅でも使用。寝転んであお向けての使用は不可ですが。総じて大変気に入っています。
引用元:Amazon”SOUNDPEATS RunFree Lite2”レビューより
こちらのレビュアーさんの用途がSOUNDPEATS RunFree Lite2にとってはちょうど良いですね。
特にウォーキングとの相性は抜群だと思います。
SOUNDPEATS RunFree Lite2は装着感が良いので走ってもそこまでブレを感じることがありません。
SOUNDPEATS RunFree Lite2とRunFree の主な違い
SOUNDPEATS RunFree Lite2とRunFree の主な違いとしては、Lite2では、RunFree にあったラムダ構造という音を増幅する空間がなくなっています。
この辺の構造でどのように音が変化するのはメーカーの人間ではないので分かりませんが、個人的にはRunFree の方がクリアな音質で、低音は大人し目です。
他方、Lite2の方が低音が強く出ているものの、モヤッと感が少し出てしまっている印象でした。
この点に関してはイコライザーで調整可能なのでそこまで気にしなくて良いです。
また、SOUNDPEATS RunFree Lite2とRunFree ではバッテリーもちが大きく異なってきています。
RunFreeでは14時間ほどしかもたなかったものの、SOUNDPEATS RunFree Lite2は15時間と若干ですが再生時間が伸びています。
Lite2とスペックダウンしているかと思いきや、実は同等か使う人によってはLite2の方が良いという感じです。
個人的にはコスパの良いSOUNDPEATS RunFree Lite2で必要十分かなと感じてしまいました。
【実機】SOUNDPEATS RunFree Lite2レビューと評判♪コスパ重視のオンイヤータイプならLite2でOKまとめ
今回はSOUNDPEATS RunFree Lite2を実機レビューしました。
相変わらずのサウンドピーツクオリティには脱帽ですが、何よりもこのクオリティであの価格というのが未だに信じられません。
ちょっとメーカーさんを心配してしまう価格帯なんですよね。
とはいえ、利益が出ると踏んでいるからこその価格帯。
そして、シェアを奪いに来ているのをヒシヒシと感じる強気な機能性。
初めてのオープンイヤータイプイヤホンとしてSOUNDPEATS RunFree Lite2はおススメです。