ワイヤレスイヤホンメーカーのEarFunが2023年で5周年を向かえたことを記念して、1988年創業のShanling(本社:深圳)とのコラボイヤホンが登場。
それが、ワイヤレスイヤホンメーカーであるEarFunから登場した有線イヤホンの”EH100”です。
”EarFun EH100”はShanlingコラボ製品とはいえ、EarFunの培ってきた技術が惜しみなく投入されています。
今回は、メーカー様より”EarFun EH100”をご提供いただいたので、率直な感想をレビューしていきます♪
【実機】”EarFun EH100”を開封
まずは、”EarFun EH100”を開封していきましょう♪
こちらが”EarFun EH100”のパッケージ表面です。
こちらが”EarFun EH100”のパッケージ裏面です。
このパッケージをめくると”EarFun EH100”が出てきますよ♪
”EarFun EH100”のイヤホンが見えてきました♪
今までワイヤレスイヤホンを中心に見てきたので、イヤホンの筐体が銀色という時点で派手さを感じますが、他社のカラーリングを見ていると、この程度はオシャレの範疇なんだと感じます(笑)
先に”EarFun EH100”の付属品を見ておきましょう。
ガイドブックとイヤホンケースが同梱されていました。
”EarFun EH100”は有線イヤホンなので、収納ケースがあるのとないのとでは大違いです^^
めっちゃ助かります♪
”EarFun EH100”収納ケースの中にはコード類が格納されています♪
こちらは”EarFun EH100”に付属してきたイヤーピースです。
遮音性を高めて没入感を得るなら青い方のイヤーピースに交換しましょう^^
お待たせしました!
こちらが”EarFun EH100”のイヤホン部分です。
EarFunらしくワイヤレスイヤホンの技術が使われているのでしょうか^^
”EarFun EH100”を正面から撮影したのがこちら。
ノーマルなシルバーコーティングなので、一見派手な感じはしますが、室内で使う分には全然OKなデザイン。
というか、使っているうちに気に入ってしまい、デザインがオシャレだと感じるようになります^^
”EarFun EH100”イヤホンは反射して室内が写り込んでしまうので、撮影には苦労しました^^;
”EarFun EH100”イヤホンは2ピンです。
”EarFun EH100”イヤホンは有線らしく、しっかりジャックがついています。当たり前の話ですが^^;
”EarFun EH100”をレビュー♪
それでは、”EarFun EH100”イヤホンをレビューしていきます♪
”EarFun EH100”の音質
”EarFun EH100”の音質については、
・iPhone 12 Pro(コネクタ使用)
・ソニーウォークマン
・Androidスマホ(ハイレゾ対応)
この3台のデバイスで聴き比べをしてみましたが、正直、違いがあまり分かりませんでした。
所詮、その程度の耳の持ち主であるということを考慮の上、以下のレビューをご覧ください^^;
まず、iPhoneで聴いてみました。
今まではiPhoneで聴く際はBluetooth経由で聴いていたため、AACコーデックに慣れてしまいました。
これが有線イヤホンにした場合の伝送効率はやはりワイヤレスイヤホンと比べると格段に上がるのでしょう。
iPhoneで”EarFun EH100”を聴いた感じ、なんて素晴らしいイヤホン、音質なんだ!!
というのが率直な感想でした。
最近は時流に乗ってワイヤレスイヤホンばかりレビューしてきましたが、有線イヤホン、ありなんじゃないか?と思えてきます。
有線のハイレゾ対応というのがイメージ湧かないのですが、個人的には、上記したiPhone、ソニーウォークマン、ハイレゾ対応Android端末で聴き比べた結果、個人的には以下の感想を抱きました。
iPhoneとソニーウォークマンとの音質差はあまり感じられなかったものの、気持ちソニーウォークマンで聴いた方が、音のインパクト、張りが強く感じられました(微々たる差に感じたので気のせいという可能性も^^;)。
他方で、ハイレゾ対応Androidスマホのイヤホンジャックに直差しして、”EarFun EH100”を聴いてみたところ、他の2機種と比べて全体的に少し軽い音質に感じられたのが印象的でした。
ここからは、日本でのiPhoneユーザーが半数を占めることから、iPhoneで聴いた時の音質について語りたいと思います。
正直、1万円前後の有線イヤホンでそこまで音質が変わるのか?
という点については懐疑的な部分がありました(EarFunさん、すみません^^;)
ですが、実際に聴いてみて感じたのは、ワイヤレスイヤホンは所詮ワイヤレスイヤホンであり、有線には勝てないのかもしれないという、ある種、ワイヤレスイヤホン好きとしては絶望を突きつけられたような感覚です。
まず、”EarFun EH100”の音質特徴としては低音がバリバリに効いているという点が挙げられます。
中音域、高音域と比べても突出して低音域の出方が強かったんですね。
元々EarFunは低音が少し強めという印象のメーカーだったので、ある意味では意外でもなんでもありませんでした。
ですが、私が普段から聴いているイヤホンはフラットより、クリアな音質が特徴のイヤホンが多いんですね。
そこと比べると、「ここまで低音を前に出してくるか!!」と驚嘆させられるほどの強さ。
さらに驚かされたのが、”EarFun EH100”は低音を強調しているにもかかわらず、中音域・高音域の伸びやかさも素晴らしくて、聴き惚れてしまいました。
この点を、技術的な側面から観察すると、”EarFun EH100”には低音を鳴らすと言われるダイナミックドライバーが2つ搭載されています。
そのため、低音がより強く聴こえた可能性が高いです。
今回の”EarFun EH100”には、さらにバランスドアーマーチュア型、いわゆるBAドライバーが1つ搭載されています。
単価の話になって申し訳ないのですが、ダイナミックドライバーと比較してBAドライバーは高価と言われているんですね。
BAドライバーの特徴は高音域のクリアな音質を出すという特質があり、上記のダイナミックドライバーとの組み合わせでは、DD×2という構成上、低音が一歩前に出ている点が特徴的なイヤホンですが、そこを踏まえて、”EarFun EH100”は低音好きにはたまらない一機に仕上がっていると感じました。
音の粒だち、解像度という点でも驚嘆してしまいました。
というのも、”EarFun EH100”は3万円とかする、そこそこお高めの有線イヤホンではないんですよ。
1万円前後で買えてしまうほど、コスパに優れた有線イヤホンなんです。
”EarFun EH100”のこの価格帯を考えると、解像度はそこまで高くないかもしれないという予断を持って聴いてしまいました。
そうしたところ、見事に期待を裏切られましたね(笑
低音が強調されていることから、低音部分の聴こえ方ははっきりしているのですが、それだけでなく、高音域の分離感も含めてとても解像度の高いイヤホンなんです。
”EarFun EH100”をワイヤレスイヤホンと比較するのもナンセンスな気がしますが、ソニーのWF-1000XM5という、ソニーのフラグシップモデルでハイレゾ音楽を聴いた時のようなインパクトが、”EarFun EH100”という有線イヤホンなら1万円で買えてしまうという事実にゾッとしました。
ワイヤレスイヤホンは取り回しの良さから人気ば爆発しているジャンルであり、有線イヤホンは若干下火になってきている印象です。
ですが、”EarFun EH100”を聴いて、有線は音質を極めたい方にとっては切っても切り離せないほどの高音質を実現する必須アイテムなんだと感じました。
今回の”EarFun EH100”はいわゆるイヤモニというジャンルに分類されるかと思いますが、これは、今までワイヤレスイヤホンで慣れ切ってしまった耳を、ワイヤレスイヤホンの規格でいうところのハイレゾクラスに匹敵する音質を気軽に楽しめる驚異的なイヤホンです。
もし、室内専用のワイヤレスイヤホンを探している方がいらっしゃったら、あえて”EarFun EH100”を使ってみてほしいと感じています。
音の出方が、もちろん、構成されている音質がメーカーごとに違いますが、”EarFun EH100”については非常に解像度も高く、それでいて、低音ブースト気味でズンズンと鳴らしたいという方にうってつけの有線イヤホンでした♪
”EarFun EH100”の没入感
ノイキャンの強いヘッドホンやワイヤレスイヤホンを使っていると強烈な没入感を得られます。
それは周りの音を全てシャットアウトして、音楽に集中できるからです。
でも、没入感を高めるためにはもう一つ忘れてはならない要素があるんです。
それが、音質。
例えば、どんなにノイキャンが良く、外音が聴こえなくても、スカスカした音が聴こえてきたら音楽に没頭できません。
また、反対も当然あり得る話で、例えば、音質はめちゃくちゃ良くても外音がバンバン入ってきたら音楽に没入できませんよね(笑)
この点、”EarFun EH100、は前述の通り、音質はかなり良くて、流石有線!!と思わせてくれるイヤホンです。
さらに、耳へのフィット感が高いことから、”EarFun EH100”にはノイキャンといった機能はないものの外音をかなりの程度遮断してくれました。
おかげで音の一粒一粒を感じることができましたし、低音の重い響きにも集中することができました。
これは”EarFun EH100”がイヤモニだからこそでもあります。
久々に有線の音質の良さを感じると、やっぱ有線も捨てがたいなと感じることができますよ♪
”EarFun EH100”は有線だからバッテリーの心配不要
”EarFun EH100”は有線なので、当然バッテリー切れという概念がありません。
仮にバッテリーが切れるとしたらスマホかウォークマンといったデバイスの方ですね。
なので、”EarFun EH100”はバッテリー切れを心配せずに聴きっぱなしにできる点が魅力となります。
”EarFun EH100”の装着感・フィット感
”EarFun EH100”の装着感・フィット感はかなり高いです。
”EarFun EH100”のようなイヤモニと呼ばれるイヤホンはフィット感重視で作られていることが多いんです。
これはイヤモニの発展の歴史と関係があるそうですよ^^
で、イヤモニの多くが耳掛け式(シュア掛け)ともいって、通常は耳の真下にケーブルが落ちるところ、耳掛け式は耳の裏からかけるので落ち着きがとても良いのが特徴です。
イヤホンのケーブルもデフォルトで耳掛け式になっているため、最初こそ装着方法に戸惑うものの、慣れると有線でもここまで着け心地が良いのかと驚きますよ♪
こちらは”EarFun EH100”を実際に装着しているところです。
耳の穴から、耳の裏側を通ってコードが垂れているのが分かると思います。
単に”EarFun EH100”イヤホンのフィット感が高いだけでなく、耳掛け式を採用することでさらにフィット感・安定感を高めてくれているんです。
”EarFun EH100”のケーブルは交換可能
”EarFun EH100”イヤホンのような有線タイプで怖いのが断線です。
どんなに高い有線イヤホンを買っても、いつかは断線して使えなくなるのがオチでした。
ですが、最近ではケーブル交換が可能な有線式が出てきています。
その代表格がイヤモニといったところでしょうか。
”EarFun EH100”では業界で一般的な0.78mmでかつ2ピンが採用されています。
互換性能のあるケーブルであれば、仮に”EarFun EH100”に当初付属してきたケーブルが断線したり不具合が生じたりしても、市販の互換性ケーブルを買って交換することで、また”EarFun EH100”を聴くことができるというメリットがあるんですね。
これは”EarFun EH100”イヤホンの寿命を伸ばすだけではなくて、よりハイエンドなケーブルを買えば音質のアップグレードが可能であることも意味しています。
ちなみに、”EarFun EH100”イヤホンに付属してくるケーブルは32芯単結晶銅銀メッキ線というものを採用していて、品質が高く取り回しも良いのが魅力です。
交換に慣れていない方は、まずは”EarFun EH100”付属のケーブルのみでお楽しみください♪
”EarFun EH100”のオシャレなデザイン性
”EarFun EH100”はぱっと見は派手に感じますが、イヤモニの中ではかなり落ち着いている方です(笑)
もっとどぎついカラーのものが沢山あるので^^;
その点、ほぼシルバー一色(ケーブルはホワイトかもですが)で統一感を持たせている点に”EarFun EH100”のオシャレさが醸し出されています。
個人的には在宅専用のイヤホンとして使いたいと思っていますが、仮に外でつけても問題はありません。
イヤホンに慣れていない人が見れば「珍しいイヤホンを付けてる!」と思われる程度で、逆に音楽好きな人から見れば「イヤモニかな?かなりの音楽好きそうだ」と思われることでしょう。
私も駅などで有線イヤホンをつけている方を見かけると、つい「音楽好きな方なのかな」と思ってしまいます。
”EarFun EH100”とワイヤレスイヤホンはどっちが良い?
今回、”EarFun EH100”を聴いてみて、自宅にいる時はあえてワイヤレスイヤホンを聞く必要はないのではないかと思ってしまいました。
もちろん、”EarFun EH100”の音質が好みか否かというのが重要なのは分かっていますし、大前提として”EarFun EH100”の音質が好きな場合の悩みです。
手持ちとしては、AirPods Pro第二世代やWF-1000XM5といったハイエンドイヤホンも持っています。
AirPods Pro第二世代は音質のみでいくと、”EarFun EH100”やWF-1000XM5のハイレゾには勝てないので除外します。
では、あえてソニーのフラグシップワイヤレスイヤホンのWF-1000XM5を室内で使うメリットがあるのか…というと、用途次第だと思います。
純粋に音楽のみを楽しめる環境であれば”EarFun EH100”イヤホンでOKです。
コードは絡めて胸ポケットやズボンのポケットに仕舞っておけば良いのですから。
反対に、音楽も楽しみたいけど、例えばまだ0歳児がいるから音楽をバンバンかけるのは憚られるというのであれば、WF-1000XM5で音量を絞りながら外音取込機能をオンにして、周囲の音を聴きつつ音楽を楽しむ方が良いでしょう。
このような使い分けができれば、個人的にはどちらを使っても問題ないと思っています^^
”EarFun EH100”の口コミ・評判をレビュー♪
それでは、”EarFun EH100”の口コミ・評判を見ていきましょう。
今の主流はBluetoothですが、有線は有線で良い部分がもちろんあります。
Bluetoothだと稀に音飛びとかしますけど、有線ではめったにない現象だからです。なにより、この商品で聞く音は実にはっきりと主張してきて鮮明でした。
きちんと耳にハマる形をしているのも、評価高いです。そして有線においてのネックである断線も、ケーブル交換することによって防げるのも良いですね。
引用元:Amazon”EarFun EH100”レビューより
こちらのレビュアーさんの仰る通り、最近の主流はイヤホンにしろヘッドホンにしろワイヤレスが主流となっていました。
ですが、やはり有線イヤホンには有線のメリットがあるんですよね。
音質が良いというのは有線イヤホンの一側面でしかなく、他にも、”EarFun EH100”であれば断線してもケーブル交換が可能とか、そもそも音飛びや通信障害にあわないといったメリットがあります。
ただ、”EarFun EH100”は定価が12,980円でありながら、かなりの高音質を体験できるコスパの良さが際立っていました。
個人的にはEarFunには”EarFun EH100”のハイエンドモデルや”EarFun EH100”を元にしたミドル・ハイエンドワイヤレスイヤホンも作っていただきたいなと感じました。
ズバリ言って音はとても良い。
こちらEarFun EH100がエントリーモデルと位置づけされている事と価格帯が近い事でSHURE SE215と聞き比べてみました。
結論から言うと、SE215が公開処刑された様なお気の毒な状態に…
音の解像度、音場の広さ、定位感、全てにおいてEH100が圧勝でした。
EH100は繊細で様々な音を楽しめるが、SE215は音の分離が悪く輪郭が甘い。
EH100の方が低音は締まっていてキレが良いし、高音は明瞭であり突き抜け感に優れています。
SE215はシングルDDですが、EH100はデュアルDDとBAを備える多ドラですから、その差が顕著に見られたいう事でしょう。特筆すべきは、バランスフィルターとアンビエンスフィルターを備え、2種類の音を楽しめるところ。
フィルターの交換は簡単でした。
ノズルがフィルターになっているので、イヤピースを外してから、ネジ式で取り外し可能な仕様になっているノズル(フィルター)を指先で回して外してから、もう一方に付け替えるだけ。
フィルター交換により、音質は明確に変化しました。
デフォルトはバランスフィルターで、名の通り精密なフラットな音色。
アンビエンスフィルターに交換すると、低音域の厚みが増して元気なドンシャリ風な音色に変わる。
マニア以外の方はアンビエンスフィルターに変えた方が良い音と感じると思われる。ハウジングが金属製なので手の平に載せると少々重さを感じるのですが、耳に装着していると重いといった感覚は無くて装着感は良好です。
イヤピースは4種類付属しているのでピッタリなサイズは見つかると思う。
ハウジングの形状もしっかりと考えられており、耳のどこにも圧迫することはなく、長時間装着しても耳が痛くなることはなかった。総じて実売1万円以下で、このEarFun EH100に勝る有線イヤホンは無いでしょう。自信をもっておススメできます。
引用元:Amazon”EarFun EH100”レビューより
こちらのレビュアーさんはかなりこっているので、私の解説は不要そうです(笑)
端的に、SHUREのSE215よりも”EarFun EH100”の方が良いという結論で、私だけが”EarFun EH100”の音質を良いと感じているわけではなかったと一安心しました(笑)
【実機】”EarFun EH100”のレビューと評判♪”EarFun EH100”を使うとワイヤレスイヤホンに戻れなくなる!!まとめ
今回は、有線イヤホンの”EarFun EH100”を実機レビューしました。
”EarFun EH100”イヤホンは有線イヤホンですが、イヤモニの一種でケーブル交換も可能です。
”EarFun EH100”イヤホンの先端はカナル型が採用されており、サイズがあえばお好みのイヤーピースと交換できます。
”EarFun EH100”のドライバーには2DDとBAの計3つが搭載されているため、音の傾向は低音よりとなっていましたが、全体的にバランスのとれた音質に仕上がっていました。
個人的には下手に2・3万円のワイヤレスイヤホンを買うよりも、”EarFun EH100”を買ってこっちで聴いた方が満足感が高くなるなと感じています。