イヤホンの名機といえば、
・ゼンハイザー
・Apple(AirPods Pro)
・ソニー
・BOSE
こんなところですよね。
中でもソニー”WF-1000XM4”は人気が高く、現在、多少の値崩れを起こしてはいますがかなり買いやすくなっています。
今回はそんな”WF-1000XM4”を実機レビューします。
特に、ノイキャン性能は”AirPods Pro(第一世代)”越え。
”WF-1000XM4”の音質は神レベルでした。”WF-1000XM5”出たら絶対買います(笑
※WF-1000XM5は2023年9月1日に発売することが決定しました!
既に予約を開始しているショップもありますよ♪
”WF-1000XM4”の開封とレビュー
まずは”WF-1000XM4”の開封から見ていきましょう。
今回も”AirPods Pro”の時と同じくモノカリさんから”WF-1000XM4”をお借りしました(提供ではなく自腹です^^;)
なので、梱包がちょっと違いますが実機に変わりないので、率直な感想を書いていきますね♪
こちらが”WF-1000XM4”の大元のケースです。
”WF-1000XM4”の同梱物は下図の通り。
こちらが”WF-1000XM4”のケースです。
ちょっと大きめ、でもシンプルな形状です。
”WF-1000XM4”ケース裏面も特に印字されておらずシンプルです。
”WF-1000XM4”の充電ポートはUSBタイプCですね。
こちらケース裏面です。
こちらが”WF-1000XM4”のケースを開けたところなんですが、”WF-1000XM4”イヤホンの存在感たるや凄まじい!
”WF-1000XM4”はゴロっとした大きめのイヤホンなのが特徴です。
イヤホンが丸みを帯びているのはバッヅ系統のイヤホンと似ていますね。
この手前の丸い部分は集音マイクなのでしょうか。
でも、こちらにもマイクがありますしね^^;
どっちがどっちなんだろう^^;
恐らく、どちらかが外音取込用で、どちらかがノイキャンや集音用マイクなのでしょうね^^;
こちらが”WF-1000XM4”のイヤーピースで、通常のシリコンタイプではなくウレタンタイプが採用されています。
ウレタンなので伸縮性があり、耳にギュッと詰められるため密閉度が高くなる傾向にあります。
”WF-1000XM4”のケースとイヤホン全体の重さが54.4gとイヤホンの中では重めな方ですね。
こちらは”WF-1000XM4”のケースのみの重さ。実測値で40.2gありますね。
こちらは”WF-1000XM4”のイヤホン単体の実測値です。
7.3gあるので、軽めのイヤホンの倍の重さがあります。
”WF-1000XM4”イヤホンを二つ合わせると14.5gありました。
少なくとも”WF-1000XM4”は軽い部類に入るイヤホンではないので、耳への負担を考えている方は一度試用した方が良いですよ。
私は全然気になりませんでした^^;
”WF-1000XM4”の音質をチェック
それでは、肝心の”WF-1000XM4”の音質をチェックしてみましょう。
今回は、iPhoneで通常再生した場合、DSEEをオンにしてiPhoneで聞いてみた場合、そしてソニーのウォークマンでハイレゾ音源を聞いた場合に分けて記載します。
”WF-1000XM4”を通常音質でiPhoneで聞いてみた
まずは、通常音質がどんなものか、AACコーデックの限界がどんなものか見てみたくてiPhoneで聞いてみました。
これが超びっくり。
普通に聞いてるのに「ん?ハイレゾ?」と勘違いしてしまうほど、解像度や音のダイナミズムがあるんです。
イヤホンの性能でここまで音質が変わるのかというのは、
・10,000円台
・30,000円台
このラインを聞き比べていくと如実に違います。
現在では格安優良メーカーも出てきたので3,000円台の無名中華メーカーから6,000円台~8,000円台の有名中華メーカーに変えただけでも音質の劇的な向上が分かります。
で、過去に色々なイヤホンや高級なヘッドホンを聞いてきましたが、
・iPhone
この条件で聴くと、大体「このくらいの音質になるよね」と思って生きてきました。
イコライザーを使えば低音も強くできるし、人によってはドンシャリ系にしてズンチャ♪と楽しめる音質になります。
がしかし、”WF-1000XM4”は次元が違いました。
イコライザーもかけず、デフォルトの音質のまま聞いただけでライブ会場にいるかのような臨場感を味わえます。
その場で聞いているかのような複数のボーカルの声の重なりが聞き取れます(普通のイヤホンだと聞き分けが非常に難しいんです)。
”WF-1000XM4”なら、「え、こんな楽器が使われてたんだ…」という新たな発見ができます。
正直いって驚愕です。
ハイレゾでこのクラスのイヤホンなら数多くあるのですが…標準でハイレゾ並みの音質にしてしまうソニーの技術力には脱帽です。
それゆえ、後述の通り、私にはハイレゾも何もいらないと思えるようになってしまいました。
”WF-1000XM4”をDSEEをオンにしてiPhoneで聞いてみた
次に、”WF-1000XM4”をDSEEをオンにしてiPhoneで聞いてみました。
理論的には音質が向上するはず…なんですが、音はそこまで変わったような感じがしませんでした。
まぁ私の耳の限界かと(笑
多少音質の解像度が上がったのかなという印象を受けなくもないのですが、わざわざDSEEをオンにして聴く必要性がないほど、元の”WF-1000XM4”の音質が良すぎます。
これはこれで罪ですよね。
自社の独自テクノロジーを殺してしまう程の高音質。
私はデフォルトで聞いているのが好きです。
どれくらい”WF-1000XM4”の通常音質が良いかは前述の通りなので割愛します。
”WF-1000XM4”をハイレゾ音源で聞いてみた
今度は満を持して、ソニーのウォークマンに繋ぎ直してハイレゾ音源を聞いてみました。
きっと想像を絶する体験が待っているのだろうとワクワクしながら聞いたのですが・・・あれ?
「思ったより気持ちが盛り上がらないぞ」
こんな風に思ってしまったんですね。
音色は確かに綺麗になっているし、解像度も上がってる。
音のインパクト、臨場感もハイレゾのそれだし何が感覚を麻痺させてるんだろう?
そんな風に思ったんです。
しばらく考えてみてその理由が一つ分かった気がします。
通常のハイレゾ対応イヤホンだと、元の音質がそれなりなのに対して、ハイレゾで聴いたときに一気にクリアで綺麗な音質にグレードアップするから感動するんですよね。
それに対して、”WF-1000XM4”の場合、もとの音質が綺麗すぎて、ハイレゾにアップグレードされた同じ楽曲を聞いても感動が薄いんだと気付きました。
それとハイレゾに合う合わない楽曲というのもあると思います。
yoasobiの『祝福』は”WF-1000XM4”のデフォルトでiPhone経由で聴いたときとハイレゾで聴いたときの違いというか、感動の違いはあまりありませんでした(もち、”WF-1000XM4”の音質が素晴らしいという前提です)。
次に、米津玄師の”KICK BACK”をハイレゾで聞いてみたんですが、これは低音の強さと曲のインパクトがあるのでハイレゾで聴くとゾクッとしました。
あくまで個人の感想ですが^^;
で、”WF-1000XM4”はデフォルトの音源が綺麗すぎるので、iPhoneなどAACコーデックが限界の端末に対して使ってあげると最高の音楽を楽しめるイヤホンなのではないかと感じています。
ハイレゾは別の機種でも十分な臨場感やインパクト、音場を感じられるので、あえて”WF-1000XM4”で聴く必要性はないかな。
また、今回はあえてイコライザーを一切調整していないので、ここで低音を強めにしたらもっと違った体験ができたのかもしれませんが、”WF-1000XM4”のデフォルトの音質をチェックしたかったので、あえて調整はしませんでした。
でも、”WF-1000XM4”一つでAACからLDAC(ハイレゾ)までダイナミズムを感じつつ楽しめる、やはり名機・神機といって良いでしょう。
ハイレゾに関しては選曲を間違えないことですね^^;
個人的には、ハイレゾを聞けない環境にある方にこそ”WF-1000XM4”を使ってみて頂きたいと感じています。
”WF-1000XM4”のノイキャン(ANC)効果は強い?
”WF-1000XM4”には統合プロセッサーV1というのが搭載されています。
これのおかげで強力なノイキャン(ANC)がかかります。
どのくらい強力かというと、ANCオンで音楽をかけているとテレビの音は一切聞こえません。
そのまま洗い物をガチャガチャとやってみましたが、かすかに食器が擦れる音や流水ですすぐ音が聞こえるだけで、ほとんどの雑音をシャットアウトしてくれました。
このノイキャン効果は”AirPods Pro(第一世代)”でも得られなかったんですよ。
個人的には”AirPods Pro(第一世代)”がノイキャン最強かと思っていましたが、現状最強はソニーの”WF-1000XM4”です。
とすると、個人的に”AirPods Pro(第一世代)”に求めるものがなくなってしまったのが悲しいところです。
というのも、”AirPods Pro(第一世代)”はiPhoneとの接続性も良く、ノイキャンも強いから音質は妥協しても良いだろうと思っていたんです。
この点、不満はありません。
ですが、”WF-1000XM4”の最強音質に出会ってしまうと…他のイヤホン使えないじゃん^^;
そのくらい、”WF-1000XM4”の音質、クリアさ、解像度の高さには目を見張るものがあります。
”WF-1000XM5”が出たらどんな最強イヤホンになってくるんでしょうね♪
ところで、外で使ったら”WF-1000XM4”のノイキャンはどこまで効果を発揮するのだろうか?
このような視点から散歩をしてみました(電車に乗る機会がなかったので車内の音については言及を避けますが、恐らく走行音以外はほぼシャットアウトしてくれます)。
一番うるさそうな国道沿いを歩いてみたんですね。
通常のノイキャン付きワイヤレスイヤホンでこの国道を歩くと、車の走行音が結構入ってきます。
この点は、ノイキャンと言えども仕方がないと割りきっていました。
ですが、”WF-1000XM4”のノイキャンをオンにして同じ国道を歩いてみましたが、”WF-1000XM4”のノイキャンの強さにビビりました。
というのも、車の往来の音が、遠くで聞こえるさざ波程度にしか聞こえてこないんです。
しかも、音楽が途切れる瞬間にこの強度です。
つまり、”WF-1000XM4”のノイキャンをオンにした状態で音楽をかけると車の走行音がほぼ消えます。
道路を歩きながらノイキャンを使うことについては賛否があると思います。
怖いと思う方もいらっしゃるでしょうし、逆に外だからこそノイキャンをオンにしたいという方もいらっしゃるでしょう。
私は外でも気にせずノイキャンをオンにして、必ず道では目視チェックをしながら歩くので、この強力なノイキャンは大歓迎です。
勉強に集中したい学生さんにも、音楽を抜きにしておススメしたくなる程のノイキャン効果です。
もちろん、”WF-1000XM4”はノイキャンをオンにしたからと言って音楽に干渉してくることもありませんでした。
”WF-1000XM4”はノイキャン目的で買うのもありな一機です。
”WF-1000XM4”のスピーク・トゥ・チャット機能がユニーク
”WF-1000XM4”にはスピーク・トゥ・チャットという機能が搭載されています。
この機能は、”WF-1000XM4”を装着している人が喋り出すと自動で音楽を停止し、外音取込モードにしてくれる機能です。
従来は、イヤホンをつけながら会話をするためには、一度イヤホンを外すか、ボリュームを下げるか、外音取込機能のある”WF-1000XM4”のようなイヤホンなら外音取込モードをオンにすることで会話ができました。
ですが、そのためにはタッチ操作かスマホのアプリ操作をする必要があって正直面倒だったんですよね。
その点、スピーク・トゥ・チャット機能は、”WF-1000XM4”を装着している人の声の振動を検知することで自動的にモードを切り替えてくれるというユニークかつ実用的な機能です。
ただ、自分から喋らないことには機能が発動しないので、ノイキャンをつけてガンガン聞いている状態で話しかけられても気付けないことに代わりはありません^^;
”WF-1000XM4”のデザイン性
”WF-1000XM4”イヤホンのデザインはとても特徴的な形状をしています。
一応バッヅタイプに分類できると思いますが、”WF-1000XM4”のイヤホンの本体部分が大きいのが特徴です。
よく目にするバッヅタイプがこういう形状かと思います。
上図のはNOKIAのワイヤレスイヤホンなのですが、ちょっと本体は小さめ。
こちらがEar Funのバッヅタイプのイヤホンで一番スタンダードな形状をしています。
このデザインをカッコ良いと思うかダサいと思うかで、買うか買わないか判断が分かれてくる方もいらっしゃると思うんですよね。
私はこの無骨な形状をカッコイイと感じるタイプなので買い判断をします^^;
こちらは、主だった形状のイヤホンと”WF-1000XM4”とを比較している写真です。
”WF-1000XM4”とステムがついているタイプとの比較。
”WF-1000XM4”とアマゾンのEcho Buds (エコーバッズ) 第2世代との比較。
Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代の詳細なレビューはこちらをご覧ください。
⇒【実機】Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代のレビューと評判♪セールなら絶対買いの無難なイヤホン
”WF-1000XM4”とfinalとを比較。
写真のはfinalのZE3000というモデルで、こちらも角ばっている独特な形状をしています。
最後は”WF-1000XM4”とNOKIAのイヤホンとの比較写真です。
各社、様々なデザインで個性を出そうしているのが伝わってきます。
イヤホンのデザイン一つとってもユニークさや実用性の観点から作られた形状があるので、お好きなデザインを選ぶのも手。
何なら、音楽鑑賞用のイヤホンとして”WF-1000XM4”を使い、外ではファッション用として服装に合った4・5,000円クラスのイヤホンを使い分けるという方法もありだと思います^^
”WF-1000XM4”の取り出しやすさ
”WF-1000XM4”は本体ケースも少し大きく、イヤホン自体も大きいのですが、”WF-1000XM4”本体ケースからの取り出しやすさはよろしくありません。
というか、”WF-1000XM4”イヤホン自体が大きく、本体ケースとイヤホンとの隙間が少なく取り出しづらいんですね。
また、”WF-1000XM4”ケースとイヤホン本体は磁石で吸着しているのですが、この磁力もまあまあ強くて、指が滑る冬なんかは、少し持ち上げて「スルッ」と滑って磁石で戻るの繰り返し。
取り出しやすさに限って言えば、もう少し配慮して欲しいと思ってしまうレベルでした。
”WF-1000XM5”で改善されていることを願います。
”WF-1000XM4”の通話性能をテストしてみた
”WF-1000XM4”を使ってスカイプの音声テストサービスにて性能を確かめてみました。
スマホとのペアリングではなくパソコンとのペアリングになります。
結果としてマイクの集音性は抜群で、周りのノイズ(テレビの音、流しで洗い物をしている音など)までしっかり拾ってくれます。
もちろん、音に遠近感が生まれるので、近くで発した声はより大きく集音されていました。
結果として、音声通話をするのに過不足はなく、むしろ余り大きな声を出さない方が良いくらいの集音声です。
ただ、うちのパソコンはデスクトップなんですが、USBタイプのBluetooth子機を接続して使っています。
そのため、相性が悪かったのか自分の声の再生は少しくぐもっていました。
この点はスマホでの通話用にチューニングされているのかもしれません。
”WF-1000XM4”のフィット感は最高
”WF-1000XM4”は人によっては不安定に感じたり、落としそうと思ってしまう方もいらっしゃるようです。
個人的には、フィット感だけでいえば、”AirPods Pro(第一世代)”が最強です。
ですが、あくまでも私個人の感想としては、”WF-1000XM4”のフィット感は悪くありませんでした。
歩いていて落ちそうと感じたことはありませんでした。
これはイヤーチップがシリコン製ではなくウレタン素材を使っているため、耳の穴に詰めた後、少し拡張することからくるフィット感だと思います。
代わりに、長時間の装着は耳が痛くなる可能性がある点には注意が必要です。
”WF-1000XM4”のバッテリーもちも良い
”WF-1000XM4”のバッテリー持続時間はイヤホン単体で最大12時間、ANCオンにした場合で8時間です。
”WF-1000XM4”本体ケースと合わせて合計24時間です。
大手競合他社と比較してもロングバッテリーですし、この点は”WF-1000XM4”の良いポイントと言えます。
多くの方の通勤時間が片道1・2時間と考えると、8時間でも持ちすぎなくらいですが、1日聴き続けようと思うと若干物足りなさを覚えるバッテリーもちといったところでしょうか。
音楽をヘビーに聴き続ける方は”WF-1000XM4”の二台持ちか、”WF-1000XM4”を充電している1・2時間程度の間に使うサブ機を用意しておきましょう。
”WF-1000XM4”はクイック充電・ワイヤレス充電に対応
”WF-1000XM4”はクイック充電・ワイヤレス充電に対応しています。
”WF-1000XM4”のクイック充電機能は5分の充電で大体60分充電される仕様になっています。
また、ワイヤレス規格はQi規格なので、一般的なワイヤレス充電器であれば置くだけ充電が可能です。
この点は、最近の流行をしっかり採り入れられていて良いですね^^
”WF-1000XM4”はIPX4防水に対応
”WF-1000XM4”はIPX4防水に対応していますが、個人的に防水規格は6・7は欲しいかなというところ。
特に、”WF-1000XM4”は高額なイヤホンなので水没事故で壊したくないという思いもあります。
また、運動に使ったあと洗いたいという需要もあると思います。
IPX4で流水洗いが可能なのか心配です。
IPX4はあらゆる方向からの飛沫を受けても大丈夫という規格です。
飛沫というのは「しぶき」のことで、流水までをフォローしているわけではなさそうなんですよね。
この点、最近の3,000円台の中華製イヤホンはIPX7といった高気密性のものが多く出回っているので、スポーツ用にはいつ壊れも良いイヤホンを。
普段使いには”WF-1000XM4”を使うといった使い分けをするのが一番安全です。
”WF-1000XM4”のペアリングのしやすさ
今回、”WF-1000XM4”とiPhoneをペアリングさせましたが、Bluetoothで”WF-1000XM4”を検知してからペアリングまであっという間でした。
さすがに”AirPods Pro”のように専用の接続画面が出るわけではなく、通常のBluetooth接続を行うことになります。
ですが、接続をタップしてから実際に接続されるまで、調子の悪い・相性の悪いイヤホンだと数秒待たされたりするのですが、それはありませんでした。
したがって、”WF-1000XM4”との接続性は良いと感じました。
また、通信状態については一回ブツっと切れたような気がしましたが概ね良好でストレスのたまる切れ方や異常な切れ方はありませんでした。
”WF-1000XM4”の360Reality Audioはどう?
”WF-1000XM4”は360Reality Audioに対応していて、専用アプリから360Reality Audioを体感することができます。
今回はデモを聴くにとどめたのですが、頭の周りを音が取り囲んでいるような錯覚に陥りました。
それこそ、ステレオが360度に設置されていて、全方位から音がなっている状態ですね。
男性の声が吹き込まれていたのですが、映画館の音響に近い響き方をしていました。
それでいて、変な合成音っぽさもなく自然なテクノミュージックだったので、これで音楽を聴くのは面白いですし、きっと良い意味で脳がゾワゾワする新感覚を味わうことができますよ♪
”WF-1000XM4”と”AirPods Pro(第一世代)”と音質・ノイキャンを比較
既に”AirPods Pro(第二世代)”が出ていますが、長らく”WF-1000XM4”と”AirPods Pro(第一世代)”はどっちが良いのかという疑問があったと思います。
両機種とも値段が高いので両方は買えないという方や、Apple派・ソニー派と綺麗に分かれていて、ちゃんと比較してくれている方が少ないという印象でした。
今回、”WF-1000XM4”と”AirPods Pro(第一世代)”とを聴き比べることができたので、音質とノイキャン、フィット感について言及しておきます。
まず、音質については比べるまでもなくソニー”WF-1000XM4”の勝ちです。
残念ながら”AirPods Pro(第一世代)”では手も足も出ないクオリティでした。
”AirPods Pro(第二世代)”がどこまで音質を向上させたかは分かりませんが、”WF-1000XM4”の牙城はそう簡単には崩せないでしょう。
というか、”WF-1000XM4”のバランスの良い音質はずっと聴いていたくなる音です。
次にフィット感については”AirPods Pro(第一世代)”に軍配が上がります。
”AirPods Pro(第一世代)”の何がそんなにフィット感を高めてくれているのかが分からないんですが、”AirPods Pro(第一世代)”は装着していて「落ちる」という不安感が一切ないんです。
同じカナル型イヤホンなのにここまで装着性に差が出るのかと驚愕するほど。
そして”WF-1000XM4”と”AirPods Pro(第一世代)”のノイキャンについては、意外なことに”WF-1000XM4”の方が強いと感じました。
室内だと小さく鳴らしているテレビの音が消えますし、キーボードを叩く音も消えます。
“AirPods Pro(第一世代)”だとテレビの音がかすかに入ってきてしまいますし、キーボードを叩く音は明確に分かります。
また、”WF-1000XM4”のノイキャンレベルはかなり高く、国道を走る車やトレーラーの音が、さざ波程度にしか聞こえません。
音楽のボリュームをちょっとあげたら一切の外音を遮断できてしまうのではないかと思えるほどです。
それゆえ、後ろからくる車や自転車、バイクの音は聞こえませんし、角を曲がる際の気配も一切分からないので、この点には要注意です。
私自身、日ごろからノイキャンを効かせてイヤホンを使うタイプなのですが、曲がり角などでは必ず目視チェックをしてから曲がります。
交差点も目視チェックしてから渡るので、どちらかというと慎重派なのかもしれません^^;
ですが、”WF-1000XM4”のノイキャンを効かせながら外を歩くのであれば、このくらいしないとマジで危険です。
他方で、音楽に没入できるという観点からは素晴らしいノイキャンレベルなんですよ。
ノイキャンが強すぎて音質が変わってしまうという珍事が起こってしまうイヤホンもあるのですが、それすらないので、綺麗に相殺してくれているんでしょうね。
なので、ノイキャンと音質で選ぶならソニー”WF-1000XM4”一択です。
”WF-1000XM4”の評判・口コミをレビュー♪
ここからは”WF-1000XM4”の評判・口コミを見ていきましょう♪
”WF-1000XM4”の残念な評判
こちらは”WF-1000XM4”に低評価をつけた方のレビューです。
発売から二年近くたち、今でも通用するのがノイキャンぐらいで
音質、装着感などは、低価格帯(一万台)にも負け始めています。
iPhoneで繋いだ場合は最大音量が小さく、androidをお持ちの方は最大音量調整が必要です。
正直、今買うメリットはほぼありません。
イヤーピースも耐久性に乏しく、コストが掛かります。
引用元:アマゾン”WF-1000XM4”レビューより
かなり辛口のレビューですよね。
いくつもイヤホンを聞き比べてきましたが、控えめにいってもソニー”WF-1000XM4”の音質は最高レベルです。
残念ながらゼンハイザーなどは聞いていませんが、ゼンハイザーも”WF-1000XM4”に負けず劣らずとは聞きます。
予算を低く抑えるという意味ではゼンハイザーの”MOMENTUM True Wireless 3”ではなく”WF-1000XM4”を選ぶと良いです。
本記事執筆時点で、”WF-1000XM4”の新品価格が3万円を割っているんですね。
この価格帯でこの音質なら買って損はありません。
”WF-1000XM4”の良い評判
”WF-1000XM4”に高評価をつけた方のレビューです。
ノイズキャンセル機能は凄いです!大袈裟かもしれんけど、周りの時が止まる。古い曲を聴いても、音質を調整すれば、ギターやベースの音が一つ一つ聞こえる、高音質!だが、バッテリーの劣化は避けられず、購入から1年ちょっとでダメになって2台目購入。でも、お勧めできる!
引用元:アマゾン”WF-1000XM4”レビューより
このレビュアーさんの仰るノイキャンは大袈裟とは思えないクオリティですよ。
ノイキャンといえば”AirPods Pro(第一世代)”や”AirPods Pro(第二世代)”ですが、少なくと”AirPods Pro(第一世代)”よりは強力です。
使っているイヤーピースがウレタンだからというのもあるかもしれませんが、このノイキャンは外音を完全に遮断したければ絶対使った方が良いです。
また音質も前述の通り最高。
低音もただ響かせるだけでなくクリアさがあるのでズシズシくるインパクトと歯切れの良さ。
高音も澄んでいて軽くなく、デフォルトで聞いてもバランスがとても良いんです。
本当、”WF-1000XM4”最高(笑
1000XM3から使っていますが、XM4はノイズをほとんど取り込まず、音質もいいです。
もちろん大きな騒音は聞こえます。音も立体的で、ワイヤレスイヤホンとしてはかなり満足しています!
ただ、外音の取り込み機能が、わざわざ外側のマイクで音を拾ってイヤホン内に伝わる感じなので、少し雑音みたいになります。
私は外音を取り込まず、普通に使っているので影響はないです。アプリで音質や詳細設定すればさらに使いやすくなります。
引用元:アマゾン”WF-1000XM4”レビューより
音質面とノイキャンに関してはワイヤレスイヤホンとしての完成度に惚れ込んでしまう程です。
もし他社のハイエンドモデルを持っているなら”WF-1000XM4”と聞き比べて欲しいです。
絶対、”WF-1000XM4”の音質が良いと思いますよ。
今後、”WF-1000XM4”に並ぶ、または”WF-1000XM4”以上の音質のイヤホンに出会えることを楽しみにしています。
【実機】”WF-1000XM4”神機レビュー♪”WF-1000XM4”の評判・口コミもレビュー♪まとめ
今回は、”WF-1000XM4”ワイヤレスイヤホンを実機レビューしました。
控えめにいって最高。
普通に言ったら神機と言える音質、ノイキャンレベルでこの価格帯。
最高のコスパです。
防水性能がちょっと低いところと、形状からフィット性に疑問符が浮かんでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、イヤーピースは小さいサイズも入っているので、耳が小さいという方はイヤーピースを交換することを前提に使いましょう。
防水性能は目をつぶるしかないので、雨が降っていない時にガンガン使っていきましょう♪
音質はわざわざハイレゾにする必要がないくらい綺麗なので、”WF-1000XM4”の高音質を堪能して欲しいです。
イヤホンの次元が変わりますよ♪
※WF-1000XM5は2023年9月1日に発売することが決定しました!
既に予約を開始しているショップもありますよ♪