2022年、Beats ElectronicsのブランドBeats by Dr.Dreから新型イヤホンBeats Fit Proがついに日本でも発売されました。
ただこのブランド、あまり聞いたことがない人も多いのではないのでしょうか?
一体、この”Beats”というブランドはどこの国の会社なのか?
”Beats Fit Pro”を例に評判をレビューしていきます♪
”Beats”はどこの国の会社?
“Beats Electronics”はアメリカの会社です。
2014年にはAppleが”Beats”を買収しているので、Appleの子会社ということになります。
結構有名になってきているメーカーの一つです。
”Beats”の公式HPはある?
”Beats”の日本公式HPはこちらです。
https://www.beatsbydre.com/jp
”Beats”の会社概要はある?
”Beats”の会社概要はないものの、企業理念のようなものがあったのでリンクを貼っておきます。
https://www.beatsbydre.com/jp/company/aboutus
Beats by Dr.Dreワイヤレスイヤホンの特徴
Beats by Dr.Dreは、ヒップホップ界で名を馳せた音楽プロデューサー、Dr.Dreと起業家のJimmy Iovineの2名によって「音に込められたすべてを伝えるために」をコンセプトに2006年に設立されたオーディオブランドです。
音楽プロデューサーが手がけたブランドなだけあり、洗練されたデザインや業界のプロに認められた音質が多くの愛用者を生み出しています。
特に、世界のスポーツ選手や著名人などを起用したマーケティング戦略が功を奏して有名になったという経緯があります。
その技術力は凄まじく、2014年にはAppleに約3,000億で買収されたことで、より知名度が高まりました。
世界のAppleにも認められた技術力ということですね。
『Beats Fit Pro』の特徴と魅力をご紹介
ここからは、『Beats Fit Pro』の特徴と魅力をご紹介します♪
Beats Fit Proはノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
発売元は米Appleで日本でも購入可能です。
一番の特徴はなんと言ってもApple製品に対応したイヤホンであることでしょう。
これまでのイヤホンでももちろんiPhoneで使用することは可能でした。
しかし、いちいち再接続したりSiriの機能が使えなかったりと痒いところに手が届かない微妙なラインにありました。
しかし本機はApple製品に完全対応しておりAirpodsのような感覚での使用が可能になっております。
また、バッテリーに関してはAirpodsよりも長く、カナル型を採用しているためAirpodsよりも強いフィット感を得ることができます。
そんな本気の魅力を詳しく説明していきましょう。
独特な形状とフィット感
Beats Fit Proはぴったりフィットするウィングチップを採用しており、一日中快適で安定した着け心地を実現しています。
このウイングチップは耳の溝に引っ掛けることで、振動しても落ちづらくなっています。
ウイングチップはスポーツ選手によるテストから生まれたデザインなんです。
これをつけていれば仕事中も運動中も外れる心配をせずに安心して使うことができますね。
ただ、Beats Fit ProはIPX4等級とやや低めなのが惜しい。
ですが、どの角度からの汗や水の飛沫に対しても耐汗耐水性能があります。
ただし、ケースに耐汗耐水性能はありませんので、この点は注意が必要です。
イヤーチップで最適なフィット感と音質を
先ほどのウイングチップは本体のデザインですが、Beats Fit Proには初めから3つの大きさの違うシリコン性のイヤーチップが付属しています。
自分の耳にあったチップを選ぶことで高い密着性を得ることができ、高い密閉感により音を楽しむことができます。
ちなみに、当たり前の話ですが、イヤーチップの密閉度により外音のシャットアウトの感覚も変わってきます。
密閉度が低ければ音漏れや、外音が聞こえやすくなります。
反対に、密閉度が高ければ耳栓効果(PNC(パッシブノイズキャンセリング)ともいうらしいです)により、ANCほどではありませんが、外音を遮断する効果が高くなるんです。
イヤホンのフィット感で音質まで変わってしまう点にも留意してください。
空間オーディオに対応したワイヤレスイヤホン
Beats Fit Proはダイナミックヘッドトラッキングによる空間オーディオをサポートしています。
これは、本体に内蔵したジャイロスコープとカスクドセンサーが頭の動きを感知。
頭の動きに合わせて音の鳴り方を調整することで、Beats Fit Proを特別な操作をしなくてもサウンドが全体を包んでいるような体験を味わうことができます。
これは、ゲームや音楽、映画など媒体を選ぶことがありません。
音が自分に合わせてついてくるような体験は好みは分かれるかもしれませんが、是非一度体験してもらいたいです。
また、Apple Musicを使用すれば、Apple Music標準搭載の空間オーディオコンテンツを自動再生してくれます。
ただ、空間オーディオに関してはドルビーアトモス対応となっている必要があるので注意が必要です。
こちらの機能も、例えばスポーツや何かで頭がとても動く時に、音が動くのが嫌な場合は専用アプリで固定させて動かなくすることが可能です。
人気のANC搭載モデル
今の完全ワイヤレスイヤホンには必須のアクティブノイズキャンセル機能ですが、当然Beats Fit Proにも搭載されています。
この機能を使えば、周囲はほぼ無音な状態に。
音を楽しむだけでなく勉強に集中したい時や睡眠時の耳栓にするのも最近の使われ方です。
ただ、外を歩くとき自動車の音も一切聞こえなくなり、いきなり顔の横から車が出てきて恐怖を覚える、なんてこともあります(体験済み)。
なので、そういう時はANCを切ってしまうか、次の外音取込機能を使うのも一つの手です。
人気の外音取込みモードも完備♪
アクティブノイズキャンセルは素晴らしい機能ですが、買い物の時に人の声が消えてしまったり、危険な車の音が聞こえなくなるのは少々不安ですよね。
Beats Fit Proには外音取り込みモードも搭載されており、必要時には周囲の音を逆に拾ってくれるようにするモードが搭載されています。
また、外音取り込みモードと違いますが、本機は左右独立使用が可能になっています。
ですので、片方だけ耳につけて使用することも可能です。
そして、地味に嬉しいのが片方使用にすると、装着している側のイヤホンは勝手に外音取り込みモードになります。
そうすることで片耳が塞がっている違和感が薄くなるようにしているんですね。
もちろん、この設定は専用アプリで変更することができます。
ただ、Airpodsと比べると走った時の風切り音が少し気になる人は気になるかもしれません。
パワフルかつ、バランスの取れた音質が特徴
Beats Fit Proはもちろん音にも妥協していません。
2枚の振動板を採用した独自のドライバーを本体のハウジング内に搭載したことでクリアで力強いサウンドを実現しています。
音質も、Airpodsはどちらかというと籠った音質なのに比べ、Beats Fit Proは高音と低音がはっきり出る、いわゆるドンシャリ型のサウンドが特徴です。
元々、創設者がHIPHOP界で有名な方なのでそのようなこだわりが現れているのだと思います。
ですのでHIPHOPやクラブミュージックが好きな人には特に向いている音質だと思います。
android端末とも簡単にペアリングできる
Beats Fit Proはandroid端末と簡単にペアリングができます。
それだけでなく、本機専用のアプリをダウンロードすることでワンタッチペアリング、コントロールのカスタマイズを行うだけでなく、今のイヤホンがきちんと装着できているかがわかる装着状態テストを行うことができます。
もちろん、アプリでバッテリー状況の確認をすることも可能です。
『apple H1』チップ搭載モデル
2022年現在、日本人のiphoeの所有台数は約6割となっています。
ですので、ワイヤレスイヤホンがいくらアンドロイドに強くても、iphoneユーザーは購入する理由にならないんですね。
ですが、Beats Fit Proはiphoneにもきちんと対応しています。
appleのH1チップを搭載しているのでiphoneでもスムーズに動作することが可能で、もちろんSiriをハンズフリーで使用することも可能です。
ペアリングもAirpodsと同じように蓋を開けて本体に近づけるだけでOKです。
使用感としてはAirpodsとほぼ同じような感覚で使用することができると思います。
イヤホン上で簡単操作も可能
Beats Fit Proはオンイヤーコントロールを使用してスマホを操作しないでも再生や通話の機能を使用することが可能です。
オンイヤーコントロールとは本体をタッチして操作をすることです。
アプリケーションを使用して長押しの機能をカスタマイズすることで自分がよく使う機能を割り振ることも可能となっています。
特にAirpodsにはできない音量の操作をすることが可能です。
本体ケースも洗練されていてGood
本体ケースの丸みを帯びたデザインは躯体があり高級感のあるデザインです。
また、凹凸がないためポケットへのスムーズな出し入れが可能となっています。
ケースの色は本体と同色となっています。
ストーンパープルは色味も良くて、他のメーカーにはあまりない色味なのでとてもおしゃれですよ。
最長6時間・24時間再生可能なバッテリーを搭載
本体は長時間再生可能なバッテリーを備えています。
アクティブノイズキャンセルを使用した状態でなんと最長6時間の再生が可能です。
アクティブノイズキャンセルを搭載したイヤホンで有名なのはもちろんAirpodsですが、Airpodsのバッテリーは3~4時間程度ですから約1.5倍はもつ計算ですね。
もちろんケース充電にも対応しています。
ケース充電を併用すれば最長24時間の使用が可能です。
”Beats Fit Pro”の評判・口コミをレビュー♪
最後に、”Beats Fit Pro”の評判・口コミを見ておきましょう。
”Beats Fit Pro”の残念な評判
こちらは”Beats Fit Pro”に低評価を入れた方のレビューです。
あくまでもながら聴き用かな。という印象。通勤、通学途中でちょっと聴くだとか、ジョギングやジムで体を動かしながら聴くという人にはいいかも知れない。あとはカラーバリエーションも他に比べると豊富なのでファッション感覚でイヤホンを選ぶ人向けです。じっくり音楽を聴くという人には物足りないです。特に低音がアプリ等で低音重視の設定にしても軽い印象。高音はまずまずだが全体的な音の深みや厚みが全くない印象。後はタッチセンサーがかなり敏感、というか過敏でちょっとフィット感直そうと思ってさわっただけで反応してしまう。まあ最初にきっちりフィットさせた状態にしとけば途中でずれてくることもないぐらいフィット感は抜群ですけど。価格からすると音質はもう少し頑張って欲しいな、という感じ。低音をあまり必要としないジャンルの音楽を聴く人はまた別の見方だと思いますが。
引用元:アマゾン”Beats Fit Pro”レビューより
こちらのレビュアーさんは星3だったんですが、かなりの辛口レビューでした。
本記事中にも記載していますが、”Beats Fit Pro”はドンシャリ傾向の強いイヤホンです。
それでも低音が弱いと感じるようなので、よっぽど耳が肥えているのかもしれません。
イヤホンの難しいところは、9割の人が「良い!」と評価をしても1割の人が「悪い」と酷評される可能性がある、かなり主観的な機器なんです。
また、聴く音楽のジャンルによっても、そのイヤホンの良し悪しが変わってきます。
”Beats Fit Pro”は、普段、音楽を聴くために買うなら、私は十分な性能を持っていると思いますよ^^
”Beats Fit Pro”の良い評判
こちらは”Beats Fit Pro”に良い評判をつけた方のレビューです。
Air podsと比較します。音質はBeats特有の低音が響く高性能。操作性も Air podsとは違い押し込み式ボタンで誤操作が無い。
ただ、ケースがいまいち。片手では開けづらい。Air podsはどのケースのバリエーションもなく少し寂しい。
私はAir podsがどうしても耳から落ちるのでイヤーウィングのおかげで安定するので愛用してます。
引用元:アマゾン”Beats Fit Pro”レビューより
こちらの方は低音が響くと仰っていて、先ほどの方とは正反対のレビューになっています。
聴く音楽のジャンルによって評価が分かれているのかもしれませんし、単に音の感じ方が違うというだけなのかもしれません。
だからというわけではありませんが、イヤホンの奥は深いですね^^;
音が素晴らしいのは勿論ですが、iPhoneやApple watchとの簡単な接続、わかりやすい操作、全くストレスを感じません。
前は某有名メーカーのワイヤレスイヤホンを使用していましたが、アップル製品と凄まじいばかりの相性の悪さに辟易していました。
音が良くても操作性が悪ければどうしようもない、というのをいやという程思い知らされましたので今回これにしましたが、全くもって最高!です。
引用元:アマゾン”Beats Fit Pro”レビューより
具体的な書き方はされていませんが、音質は良いという前提でのレビューです。
やはり、H1チップ搭載、Appleほぼ純正ということで、iPhoneを含めたApple製品との相性がとても良いというのが分かります。
Apple信者であっても、Appleが買収した企業なら、もうApple製品といって良いのではと思ってしまいます^^;
”Beats”はどこの国の会社?”Beats Fit Pro”の評判・口コミをレビュー♪まとめ
Beats Fit Proの魅力が伝わっていると嬉しいです^^
Beats Fit Pro はapple製品との親和性が高いため(というかほぼ純正扱い)のため一番の比較対象はairpodsであり、比較してどちらが買いなのか?という部分に着目して欲しいです。
・ANC性能がちょっと劣る
・充電ケースが大きい
・ワイヤレス充電に非対応
・少し風切り音がする
・音質は圧倒的に良い
・本体が耳から外れにくい
・バッテリーが長持ち
・音量操作が可能
機能・性能ではAirPods Proを上回る部分が多いです。
価格の面でも、1ランク下のAirPods 第3世代よりも安く買うことができます。
ですので、『Apple製じゃなきゃダメ』というApple信者や『カナル型イヤホンの装着感が苦手』という“AirPods 派”の方でないならBeatsFit Proを候補に入れた方が良いでしょう。
性能面だけ考えればBeatsFit Proの方が満足感を得られます。
お金に余裕があるのであれば、用途別に“2台持ち”という手も有りです。