アマゾンでスティックPCというとSkynewというメーカーに辿り着きます。
スティックPCの評判が高く気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなSkynewのスティックPC『M1S』をご紹介します。
タイムセールで衝動買いするのは少々危険な代物です。
買う前に一読していただき、参考にしていただけると幸いです。
SkynewスティックPC『M1S』のレビュー・口コミから評価評判まで徹底検証♪
SkynewスティックPC『M1S』ですが、結論からいうと買ってはいけないスティックPCです。
メーカーの『Skynew』さんが悪いわけではありません。
私は『Skynew』さんの製品を推している一人なのですが、それでも、この『M1S』は買わないでください。
詳しくは後述しますが、CPUの性能が低すぎるんです^^;
どうしてもスティックPCが欲しいのであれば、同じ『Skynew』さんから出ているスティックPC『M1K』をおススメします。こちらなら普段使いもOKです。
『M1K』の詳細はこちらの記事でご紹介していますので参考になさってください。
https://kamatainfo.com/?p=2640
では、一応、『M1S』の評価を見ていきましょう。
アマゾンでの評価数は225件でした。
総評価は星3.9とあと一歩といったところ。
星の内訳は以下の通りです。
★★★★★・・・45%
★★★★・・・・31%
★★★・・・・・10%
★★・・・・・・2%
★・・・・・・・13%
星1レビューの中でも初期不良で使えないという理由の低評価とCPU性能が低すぎて使えないという理由に二極化していました。
たしかにCPU性能が低いので、普段使いと言えどもおススメはしません。
それでも、高評価を多くの方がつけていて、実際に使えてはいます。
問題はその処理速度を許容できるかどうかですね。
SkynewスティックPC『M1S』の良いレビュー・口コミ
こちらは評価の高かったレビューです♪
TVに接続して動画配信視聴用途で使用していた古いノートブック「ASPIRE1410」が頻繁にフリーズするようになったためこちらを購入。
量販店でChromecastを薦められ傾きかけるも、amazon primeが見られないとわかって却下。
じゃあFire TV(stick)か?とも思ったものの
「なんかPCとしての機能あったほうがうちの場合はいいんじゃあないかなあ」
という漠とした理由によりスティック型PCに。
HDMI延長ケーブルも最初からついているし、本体スペックと価格のバランス(コスパ)が一番良かったのでこちらを買いました。注文翌日到着。
USBのワイヤレスキーボードとマウスは電源投入時に認識してくれそのままセットアップ。
TVの後ろで宙ぶらりんな状態でも軽いのでまあ大丈夫かな。
使用して数日になりますが、以前のノートPCよりは快適に使えてます。
引用元:アマゾンSkynewスティックPC『M1S』レビュー
確かに、このスペックだと動画視聴用、ウェブ検索用くらいにしか用途がありません。
この点については、『M1S』の本来のコンセプト通りの使い方で理にかなっています。
ただ、人によっては映像を処理できないという理由で低評価を付けられている方がいます。
おそらく、液晶画面の大きさだったり解像度が高かったりといった様々な要因が絡んでいるのだと思います。
ですので、これらを総合的に考えると、値段は大して変わらないツーランクくらい上の『M1K(Celeron N4100)』を選ぶべきだと思うんです。
わざわざ20.000円近くだしてCeleron以下のスティック型PCが欲しいですか??
私は欲しくないですね・・・それならいっそ、動画専用と割りきって『FireスティックTV』を買います。
ネット検索はスマホで済ませれば良い話です。
もっとも、ウェブ検索するだけでは流石に物足りなり。
パソコンの高い操作性を使って検索したり動画を見たりSNSを見たりしたい。
という需要があるのも確かです。
その意味で値段の安いスティック型PCを買うのは良いことだと思います^^
問題はCPUの性能の低さです。
多分許容できない方が多いと思うので、Celeron N4100を搭載している『M1K』を選ぶことをおススメします。
SkynewスティックPC『M1S』の残念なレビュー・口コミ
こちらは、SkynewスティックPC『M1S』の残念な評価をつけたレビューです。
旅先でのブラウジング、動画視聴にと思い購入。総論としてはatomプロセッサではやはりレスポンス悪く使い勝手悪い。amazon primeビデオ、youtube視聴可能だが、4k解像度では処理落ちしっぱなしで視聴不可。DVDのisoファイル再生も処理落ちで視聴不可。mp4はFHD60fpsが限界ラインか。プロジェクター直差しでパワーポイントのプレゼンテーション試すも、ただのページ切り替えに時間要し実用に耐えない。結局はごみ箱行き決定。
引用元:アマゾンSkynewスティックPC『M1S』レビューより
さすがatomプロセッサーという低評価です。
私が危惧していた通りのレビューを書かれています。
実際にこのレビュアーさんがどんなテレビやモニターでどういう状況でどのように動画を見ようとしたのかまでは分かりません。
ですが、CPUとしてatomシリーズを積んでいるPCの性能はたかが知れています。
これがタブレットなら良いかもしれません。
使用するメモリ容量が全然違うので。
でも、PCとしてみると、かなり厳しい性能だなという印象しか浮かばないんですね。
私はCeleron N3450という、Celeronシリーズでも低クラスのCPUを搭載しているモバイルPCを使ってるんですね(サブPCですが)。
個人的な使用感として、普段使いレベルでもCeleron N3450あたりが我慢できる限界ではないかと思っています。
atomプロセッサーはCeleronよりワンランク下がるCPUと言われています。
ですので、私は普段使いですらおススメしないのです。
購入後、あまり使用していなかったのですが、久々に使ってみたら、最初は正常に動いていたのですが、時間が経過すると画面がブラックアウトしたり、急に再起動したりを繰り返し、その内全く立ち上がらなくなりました。
購入後、期間が経過しているので、まったくのゴミになってしまいました。
引用元:アマゾンSkynewスティックPC『M1S』レビューより
低評価レビューを拝見していると、ちょっとした振動で本体が抜けてしまって(抜けたと判断されてしまって)電源が落ちるというレビューもありました。
また、このこちらのレビュアー様のように、立ち上がらなかったりブラックアウトしたりというレビューも散見されます。
おそらく初期不良の一種で、交換・返品申請を早急にすべきパターンなのですが、こちらの方は買ってから時間が経ってしまっていたとのこと。
メーカー保証は1年間あります。
また、買って一度ついたから安心、お終い。とするのではなく、定期的に動作チェックをしてみて1年以内に不良が出たらすぐにメーカーさんに連絡を取ってみてください。
このSkynewさんというブランド(厳密には株式会社真善美さん)の対応が素晴らしいというレビューが多くあります。
また、『M1S』の初期不良割合が比較的多いという意味でも、『M1S』をおススメできない理由の一つです。
上位版の『M1K』では初期不良の報告がまだ上がっていないんですよ。
なので、性能面でも優れている『M1K』をおススメします。
https://kamatainfo.com/?p=2640
SkynewスティックPC『M1S』の性能と特徴
こちらがSkynewスティックPC『M1S』の性能です♪
型番:M1S
OS:Windows10 Home 64bit
プロセッサ:インテル Atom Z8350
グラフィックス:インテル HD Graphics 400
メモリ:4GB DDR3L-1066
ストレージ:64GB eMMC
映像出力:HDMI
無線Wi-FI:802.11 a/b/g/n/ac2.4G&5G(インテル AC3165)
Bluetooth:Bluetooth4.0
オーディオ:インテル SST Audio Device(WDM)
インターフェース:HDMI×1、USB2.0×1、USB3.0×1、Micro SD(SDXC対応、最大128GB対応)、Micro USB(電源専用)
ACアダプタ:入力:100V~240V 出力:5V/2A
本体サイズ:112×36×12mm
本体重量:約63g
消費電力:[最大]15W、[通常]約2.07W
捆包内容:パソコンM1S本体、HDMI延長ケーブル、ACアダプター、給電用ケーブル、日本語取扱説明書、リカバリー用USBメモリー
参照元:アマゾンSkynewスティックPC『M1S』より
CPUはatom X5-Z8350(4コア、4スレッド、)を搭載。クロック周波数は1.44GHz~最大1.92GHzです。
この数値だけ見れば使えそう、と思いますが実際に使用してみるとCeleronより劣ります。
Atomシリーズの中でも最底辺に位置するCPUで、シングルスレッド性能のベンチマークの結果としはCeleron N3350(個人的には実用に耐えうる最低限のCPUと考えてます)の方が1.5倍近くもスコアが高い結果になっています。
Atom X5-Z8350の多くがタブレットに搭載されているCPUであることを考えると、それをPCとして大画面で処理するとなると負荷がかかりすぎて使い物にならないのかもしれません。
値段が魅力的なだけに残念です。
特徴としてはなんといっても値段の安さです。
CPUの取得単価が20ドル台とする記事も見かけたので、安価に入手・製造ができるため採用されているものと思われます。
その分、価格に見合った性能という点が残念ではあります^^;
また、これはスティック型PC全般の特徴ですが、大きさが112×36×12mmと非常に小さいという点が挙げられます。
ちょっと細長い外付けSSDといったサイズですね。
このサイズ感なら確かに旅先へ持って行ったり、テレビ裏にマウントしたりしやすくて良いです。
SkynewスティックPC『M1S』と『M1K』の性能比較
こちらは上位機種の『M1K』と『M1S』との比較表です。
SkynewスティックPC『M1K』 | SkynewスティックPC『M1S』 | |
---|---|---|
CPU | インテル Celeron N4100 (4コア / 1.10GHz / 最大 2.4GHz / 4MB スマートキャッシュ ) | インテル Atom Z8350 |
メモリ | 4GB DDR4 | 4GB DDR3L-1066 |
ストレージ | 128GB EMMC | 64GB eMMC |
グラフィックス | インテル UHD 600(ビデオメモリ:メインメモリと共有) | インテル HD Graphics 400 |
映像出力 | HDMI 2.0 | HDMI |
無線WIFI | 802.11ac 2.4G&5G (インテル AC7265) | 802.11 a/b/g/n/ac2.4G&5G(インテル AC3165) |
インターフェース | HDMI×1、MicroSDカードスロット×1、USB3.0×2 | HDMI×1、USB2.0×1、USB3.0×1、Micro SD(SDXC対応、最大128GB対応)、Micro USB(電源専用) |
本体サイズ | 132×45×12㎜ | 112×36×12mm |
重量 | 約60g | 約63g |
OS | Windows 10 HOME 64ビット | Windows10 Home 64bit |
付属品 | ACアダプター、リカバリー用USBメモリー、日本語取扱説明書 | パソコンM1S本体、HDMI延長ケーブル、ACアダプター、給電用ケーブル、日本語取扱説明書、リカバリー用USBメモリー |
『M1K』は『M1S』と比べてCPU性能が上がるだけでなく、ストレージ容量も倍に拡充されている点も特徴で、『M1K』単体で使用することもできます。
他方で、『M1S』はCPUの非力さだけでなくストレージ容量の引くさも気になってきます。
ストレージ容量として64GBは本当に最低限レベルで、本体にデータを保存するよりかは外部ストレージかクラウドにデータを保管しておく方が良いくらいのサイズです。
へたにケチるより、数千円上積みして上位機種を選んだ方が後悔しない買い物になります。
https://kamatainfo.com/?p=2640
SkynewスティックPC『M1S』のレビュー・口コミから評価評判まで徹底検証♪ まとめ
SkynewスティックPC『M1S』レビューも辛口の物が多かったのですが、私自身も辛口になってしまいました。
SkynewスティックPCの利便性を考えると、今後のハイパフォーマンス化に期待を持てるのですがミドルエンドとして存在するより、エントリーモデルとしてスティック型PCの魅力は多くの方に知っていただきたいですね^^
上位版のSkynewスティックPC『M1K』についてはこちらの記事をご覧ください♪
https://kamatainfo.com/?p=2640
↓今回ご紹介したFireスティックTVはこちら↓
↓SkynewスティックPC『M1S』はこちら↓