BMAXからは低価格帯のミニPCがさまざま販売されており、なかでも人気の高いB1PlusとB2 Plusの選択に当たり、決め手が見つからず困っていませんか?
パソコン好きの私が、BMAX のB1PlusとB2 Plusについて製品、性能、用途、口コミを、気になる項目毎に対比して説明します。さらに、選択する際の指針についても述べますので、購入の際の参考にして下さい。
BMAXのB1 PlusとB2 Plusの性能の違いは?
まず、最初に注目したいのはプロセッサです。B1 Plusには第9世代のノートパソコン用のCeleron N3350が、B2 Plusには第9.5世代のモバイル用のCeleron J4115が使わりています。
下記のプロセッサの表に示す通り、後者の方が後で発売されたもので、前者の後継機として開発されたものです。
性能的にもかなりアップしています。
次に、各機種に搭載されているメモリやストレージ、無線Wifi、映像出力について見ていきましょう。
B1 PlusのメモリにはDDR4が、B2 PlusにはLPDDR4が使われています。
LPDDR4はDDR4を低消費電力化したもので、速度的な違いは余りないようです。
なお、B2 Plusにはメモリ速度重視のモデルとストレージの拡張性を重視した2つのモデルがあり、前者のメモリにはLPDDR4が使われ、後者には速度が半分のLPDDR3が使われていますので注意して下さい。
B1 Plusに比べB2 Plusの方がメモリ容量が大きいので、色々なソフトを同時に動かしてもストレスを感じることは少ないでしょう。とはいえ、Celeronなので限度がありますが。
ストレージにはeMMCとSSDが使われています。
読み書き速度の点でSSDが若干優れていますが、その他の点ではeMMCの方が若干優位にあります。何れにしても、HDDよりも立ち上がりが早いので、これを評価するユーザーは多いです。
では、インターネットとの接続についてみてみましょう。
無線LANで通信する場合、最大転送速度は、無線LAN機器の規格とミニPCのWifi規格の組み合わせで左右されます。
無線LAN機器にアンテナが2本あれば、その2本をまとめて使って高速通信が可能です。
ミニPC側にそれに対応できる機能(802.11ac)があれば高速通信ができ、対応機能がなければアンテナ1本だけを使った通信になり高速通信はできません。
最後に、映像出力について見ていきましょう。B1 Plusには高精細なHDMI2.0と精度の低いVGAの2つの端子があり、ディスプレイをつないで2画面のそれぞれに違う映像を映すことができます。
一方、B2 Plusには高精細なHDMI2.0端子が2つありますから、同様に2画面に違う映像を映すことができます。
2つの画面を連ねれば、ワイドに拡張した1つの画面としても楽しめます。
BMAXのB1 PlusとB2 Plusで使える用途に違いはある?
前章で掲げたプロセッサの表の中に「プロセッサが特に強化している機能」という項目がありました。
いづれの機種も「動画や静止画の圧縮、符号化/復号処理」に強いプロセッサを搭載していますが、ミニPCとしての汎用性や性能、機能に差があるようです。
では、それらに適した用途について見ていきましょう。
B1 Plusの用途・使い道
Web検索、Word程度の軽いものなら利用できます。また、動画のリアルタイム処理に強いプロセッサを搭載していますので、デジタル監視に向いているほか、テレビにつないでYouTubeやNetflixなどの動画サービスみて楽しむことにも使えます。
また、それ以外の用途では、小さく省スペースな利点をいかして店舗に設置することも考えられますね。
小さなお店だとデスクトップPC本体を置くスペースに困ってしまうため、BMAXのような小型PCはうってつけです。
また、VESAマウントが付いているのでモニターの裏側にくっつけることで、モニター一体型PCのような使い方もできますよ。
B2 Plusの用途・使い道
メールやWeb検索、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Officeが使えるのでオフィス業務用として利用できます。また、動画や静止画の符号化/復号処理を強化したプロセッサを搭載していますのでYouTubeやNetflixなどを視聴するのにも最適です。
HDMIポートを2つ使うことで2ディスプレイで作業をすることもできます。
片方でWeb画面を見ながら、もう片方のディスプレイでWordを作ったり、2つの画面をつなげて1つのワイド画面にしてダイナミックで迫力のある映像を楽しんだりと、様々な使い道が考えれます。
また、LACE機能も持ちますから、プロジェクターや大画面テレビ、モニターなどに接続して、店頭や展示会で展示会で物販商品の宣伝を流す、明るい会議室や展示場で資料を映したりできますが、展示会のような信用性に関わる場所での使用のの際には、事前に使えることを確かめてから使いましょう。
B2Plusの用途はB1Plusの用途を包含するか?
両プロセッサとも画像や映像の処理が特に強化されています。
B2PlusにはB1Plusの後継プロセッサが使われていますから、B2Plusのプロセッサの用途はB1Plusの用途を包含すると考えて良いでしょう。
BMAXのB1 PlusとB2 Plusのレビュー・口コミの違いを比較
(注)B2 Plusの売れ筋ランキング:メモリ速度重視モデル(36位)、ストレージ拡張性重視モデル(6位)
BMAXのB1 PlusとB2 Plusどっちがおススメ?
まず、用途だけを考えれば、B2 Plusの方が用途が広いのでお勧めです。なぜなら、先に説明しましたが、B2Plusの用途はB1Plusの用途を包含すると考えられるからです。
次に、製品に不具合があった場合のダメージです。
不具合が発生してトラブルに巻き込まれないことが理想ですが、製品レビューにありますように、稀に不具合は発生しています。
そこで、製品に不具合があった場合の対応を考えるべきです。B2PlusとB1Plusには1年間のメーカー保証があります。
さらに、Amazonで購入しBMAX-JP storeが販売元の場合には、購入後30日以内なら返金に応じてくれます。
この点で両者に差はありません。
最後に考えるのは価格です。
B1 PlusとB2 Plusのメモリ速度重視モデルとの間には価格で約2倍の開きがあり、B2 Plusのストレージ拡張性重視モデルはその中間の価格帯にあります。
従って、ミニPCを必要とする理由によって以下の機種をお勧めします。
・用途を制限してでも安価なもの・・・B1Plus
・用途を制限することなく安価なもの・・・B2Plusのストレージ拡張重視モデル
・用途を制限することなく高性能なもの・・・B2Plusのメモリ速度重視モデル
BMAXのB1 PlusとB2 Plusの違いは何?性能比較や口コミから評価・評判まで徹底比較解説まとめ
BMAX B1 PlusとB2 PlusにはWindows 10 Pro が搭載されています。
B2 PlusにはB1Plusの後継プロセッサが使われており、機能や性能面で優れています。
B1 Plusはネットサーフィンや動画視聴などに使い道が制限されますが、B2 Plusはそれらの用途以外に、Microsoft Officeなども使えるようになります。
これらの機種はユーザーからも高く評価され、いずれも1年間のメーカー保証が付きますので、安心して購入できます。
B1 Plusの約1.5倍の予算で、B2 Plusを購入できます。
なお、B2 Plusには高性能モデルもありますので、必要とする機能と性能をよく考えて機種を選択してください。
AmazonのミニPC部門で、B1 PlusとB2 Plusはそれぞれ2位と6位を占めていることも参考にして下さい。
(本記事執筆時点)
B1 Plusの記事はこちら
⇒BMAX B1 Plusのメーカーはどこの国?B1 PlusミニPCの性能や口コミから評価・評判まで解説
B2 Plusの記事はこちら
⇒BMAX B2 Plusのメーカーはどこの国?B2 PlusミニPCの性能や口コミから評価・評判まで解説